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水曜に考えた「ネタ作りという視点」でどうでしょう

実は僕は、見事な、立派な天然パーマです!
くるくるの、ぼさぼさの、ちゅるんちゅるんです。
思春期の頃は大いに悩まされましたし、今では笑いのネタにして人と距離を近づけるためのツールです。

そして僕ら天然パーマ界の今をときめくタレントで、僕が勝手に兄貴的な人として敬愛する人、それは...

北海道の星、大泉洋先輩です!

洋先輩の出世作といえばなんといっても、北海道の有名なローカル番組「水曜どうでしょう」でしょう。
洋先輩のキャラクターやミスターとの掛け合い、スタッフとの関係性がほっこり面白い伝説的なローカル番組です。

よくよく考えてみたらあの番組って凄くないですか?
例えばある回では、ただバイクで走っている映像をひたすら1,800km追っかけながら、会話をマイクで聞いている映像だったりします。
あぁゆう若干無計画なドキュメンタリーって、何も起こらないこともあり得ると思うんです。

僕の知り合いが、友人の誕生日のサプライズとして、友人の職場や卒業した学校、実家などを訪ね、撮影する映像をまとめるということにチャレンジしたことがありました。
もうね…素人がそんな映像を撮っても何も面白い作品にならないのですよ。
サプライズされた本人からしたら「懐かしいなぁ」だったり「あの人元気しているんだ」とか「わざわざ自分のためにこんなことしてくれてありがとう」なんて思うかもしれません。
ただ作品としては撮れ高ゼロでお蔵入り企画になったそうです。
そうなんです、何も起こらない時は起こらなく、ただただ日常の景色が過ぎていくだけ。


それって、旅も似ていると思うんです。
旅に出れば、心躍る出来事が、ハラハラする冒険が、素敵な出会いが自ずとやって来るわけではありません。

なにも自分から刺激ある出来事を起こす行動をしてみよう、とだけが言いたいわけではありません。
いかに目の前に当たり前に起こっている事象に面白さを見出すか!
それが大事なことなのだと思います。

僕がアメリカを旅をしているとき、とあるチャイナタウンに行きました。
貧乏旅行でしかも英語がままならない僕は、メニューにあった一番安いプレーンチャーハンというものを頼みました。
そして出てきたのは具も味付けもないただ炒めたごはん。
"PLANE"とは「ありのまま・あっさりした・味のついていない」なんて意味があることを知らなかったのです。
かなりがっかりしましたが、注文した時の店員の怪訝そうな表情とセットでもはやネタです。

当たり前の出来事じゃないかもしれませんが、一見不幸なことでも、
例えばベトナムで詐欺にあったことも、香港で南京虫にやられ病院に行ったことも、ラオスでバイクを走らせぬかるみで転んだことも、全部良いネタです。


この"ネタ作り"という視点は日々生きる日常でも活きると思うのです。
何事も楽しめる人は強い、笑い飛ばせる人は強い、そんな風に思うのです。



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