高田航成|ライター

Takada Kousei|ライター(物語)|複業で稼ぎ本業は「好きを究めたい」と考え…

高田航成|ライター

Takada Kousei|ライター(物語)|複業で稼ぎ本業は「好きを究めたい」と考える40代フリーランス|クスット笑える、チョコッとタメになる物語を展開中|etc。

マガジン

  • 【物語】会社で理不尽な目に遭い独立を志した男の紆余曲折

    全29巻のビジネス系物語(ライトノベル)です。1巻~15巻まで公開(試し読み)してます。気楽に読めるようベタな作りにしました。是非読んでね!

  • 旧twitter(X)物語の置き場

    旧twitter(X)で展開中の【短い物語】の置き場です。1~2ヶ月遅れくらいでコチラにUP。

  • ダメな俺が起業して、チョイ軌道に乗る迄の物語

    全50話(無料)くらいの物語です。ダメな主人公が周囲の支援を受けながら、人生を再起動する、って内容です。とにかくベタな展開を心掛けました。

最近の記事

26掃き溜めから肥溜めへ!【有料】

◆104(X3年11月~X5年12月)  高山先輩の事務所の近くにあるカフェに来ていた。  カフェというより純喫茶風の内装で、先輩の会社の後輩が開業支援に関わった喫茶店だそうだ。  高山先輩の後輩が支援したクライアントさんは、昨今のレトロブームに乗る形で純喫茶風にしたそうだが、昭和生まれの私からすると、喫茶店なのに禁煙で店内に昭和歌謡曲が流れている辺りに、どこか違和感を覚える。

    • 25リニューアルオープンと厄介な人【有料】

      ◆100 (X3年10月)  10月。内示段階ではあるが昇格が決まった。  企画室ウェルネス事業部準備チーム・事業開発第1班サブリーダーという長ったらしい肩書きになり、名刺が入った透明の箱が大井町整体院に届けられた。  この長ったらしい名前の部署のリーダーは貝本さんという、統括本部長がどこからか引っ張ってきた人物で、以前は統括本部という片岡メディカルでは一応は花形と呼ばれる部署に所属していたのだが、わずか1年でこちらの部署に移ってきたという人だ。  これが、とんでもな

      • 24私には感謝の気持ちが足りなかったのだ【有料】

        ◆97 麻子と智美。(X3年8月)  今日は2人で大好きなミュージシャンのライブに行く日。  夕方、智美が車で迎えに来た。「一緒に行きたい!」とねだる雄大の気を逸らして実家に預けると、そのまま智美の運転でライブ会場のあるお台場へと向かった。帰りは雄輔が雄大を実家に迎えに行く事になっている為、帰り時間を気にせずに今日は遊ぶ事が出来る。ライブ後は2人でカラオケに寄り、ライブで流れた曲を一から2人で歌い、2度楽しむ予定となっている。  車内では智美が、雄大のお迎えを快く引き受

        • 23対決。(有料)

          ◆94 (X3年7月)  笹沼は翌日から来なくなった。連絡しても出ない。その次の日、企画室の伊地知さん(どうやら最近大井町整体院の担当者になったらしい)から連絡があり笹沼は退職したとの連絡があった。  今野も翌週から来なくなる。間もなく、伊地知さんから今野も辞めたと連絡来る。

        26掃き溜めから肥溜めへ!【有料】

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        • 【物語】会社で理不尽な目に遭い独立を志した男の紆余曲折
          26本
          ¥1,000
        • 旧twitter(X)物語の置き場
          20本
        • ダメな俺が起業して、チョイ軌道に乗る迄の物語
          50本

        記事

          22問題児との対決と実力行使【有料】

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          先輩の嫌がらせが止まらない

          後輩から慕われているA先輩。 すごく優しくて面倒見が良い。 私がミスした時も、 「Kさん気にしなくていいよ」と言っては 手取足取り教えてくれる。 違う先輩はもっといい加減だけど、 A先輩は丁寧に教えてくれる。 だから困っている。 A先輩の事が好きなBさん(先輩)からの嫌がらせが止まらない。 私、わざとミスしてる訳じゃない。 本当にパソコンが苦手なだけ。 でも、Bさんにはそうは映らない。 私がAさんの気を引く為にやってる風に見えるみたい。 A先輩に「やめてもらえます

          先輩の嫌がらせが止まらない

          21ややこしい問題に巻き込まれたみたいだ【有料】

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          20天才の正体と、掃き溜めの放任【有料】

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          【後悔】自分だけ置いてけぼり

          学生時代の同期達と飲み会があった。 皆、頑張っていた。 皆、成長していた。 皆、新しい挑戦をしていた。 すごく居心地が悪かった。 どこか置いてけぼりにされた感じがした。 でも自業自得だから仕方無い。 ◆ Aは、昨年出世した。 最速で課長になった。 土日も休まず人脈作りに励んだ甲斐があって圧倒的な営業成績を上げた。 従業員1万人以上の上場企業で、このスピード出世は珍しいそうだ。 昔は、どこか自信なさげな顔をしている奴だったが、今は自信に満ちている。 ◆ Bは、3年

          【後悔】自分だけ置いてけぼり

          19どうやら工作部隊に任命された?【有料】

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          ボーダー服を着ただけなのに……。

          「えっ、捕まったの?」 一体、何度言われたか。 「何それ、囚人服?」 これも、何度言われたか? 大学生の頃、普通に黒と白のボーダーを 3日連続で着ていっただけなのに、 それ以来、ボーダーを着ただけで 「囚人ルック」 「収監中」 「アルカトラズ」 などと呼ばれていた。 途中から、何だか楽しくなって、 皆の期待に応えるように、 時々、ボーダーを着るようにしていた。 友達と買い物に出掛けた時に、 わざわざボーダー柄の物を選んで、 イジられ待ちしてた事もあった。 ◆ あ

          ボーダー服を着ただけなのに……。

          18どうやら目が醒めたみたいだ【有料】

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          行きつけの本屋さんが撤退するらしい。

          自宅の最寄り駅に丁度良いサイズの本屋さんがある。 週に2度は必ず寄る本屋さんなのだが、今年いっぱいで撤退するそうだ。 個人的には愛着があるのだが、至って普通の本屋に過ぎない。何か特定のジャンルに強い訳でもない。内装に凝っているとか、カフェが併設しているとか、陳列がオシャレとか、そういう訳でもない。 でも、私の生活にとって欠かせない場所だった。 ◆ この本屋さんとの最初の出逢いは、社会人1年目の時だった。 たまたま引っ越して来たマンションのスグ近くにあって、引越2日

          行きつけの本屋さんが撤退するらしい。

          17ボコボコにされてから立ち上がるまで【有料】

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          赤と青と緑のサンタ。

          フリーライターの私は雑誌社の依頼を受け、ホテルのクリスマスイベントの取材に訪れていた。そのホテルの中庭では青いサンタのタレント達が仕切るカップル対象のパーティーが行われていた。 もちろん主役はカップルの参加者だ。皆、赤を基調としたサンタっぽいコスチュームで身を固めている。イベントは開始直後から青いサンタのタレント達の努力もあって大いに盛り上がった。 その盛り上がりの隅に緑のサンタが、緑色の袋を担いでうろついていた。見ると、どうやらイベント中に出るゴミを緑の袋に集めているみ

          赤と青と緑のサンタ。

          16しどろもどろ。【有料】

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