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2024年J1第13節鹿島アントラーズvs東京ヴェルディ@県立カシマサッカースタジアム

5月12日は第13節東京ヴェルディ戦が県立カシマサッカースタジアムで行われました。

結果は3−3の引き分けです。

今季からヴェルディは2008年シーズン以来16年ぶりにJ1に復帰しています。

かつて名勝負を繰り広げたオリジナル10の両チームによる対戦は痛み分けとなりました。

まずはヴェルディ戦を振り返りたいと思います。

スターティングメンバーは以下の11人でした。

GK1 早川 友基
DF32 濃野 公人
DF55 植田 直通
DF5  関川 郁万
DF2  安西 幸輝
MF13 知念 慶
MF25 佐野 海舟
MF30 名古 新太郎
MF33 仲間 隼斗
FW36 師岡 柊生
FW40 鈴木 優磨

前節の柏レイソル戦と同じスタメンを起用してきます。

交代
後半0分
仲間 隼斗→アレクサンダル チャヴリッチ
仲間は得点差が付き消極的なプレーが目立ったのか前半で代えられてしまいます。
チャヴリッチは前進するパワーを見せてくれます。
ただ決定的な仕事はできませんでした。

後半18分
濃野 公人→須貝 英大
濃野は前半は相変わらず攻撃に顔を出します。
しかし後半は守備に回り苦戦します。
連戦の疲れもあり須貝と早めの交代です。
その須貝はゲームを締めたかったですが失点を食い止められませんでした。

後半18分
師岡 柊生→藤井 智也
師岡は中でも外でも顔を出します。
絶妙なスルーパスでアシストもありました。
ポポヴィッチ監督の信頼も高くなっているのが頷けます。
藤井は攻守に中途半端なプレーとなってしまいました。

後半21分
名古 新太郎→樋口 雄太
名古は全得点に絡む大活躍です。
これまでトップ下で起用された試合は全勝でしたが連勝は止まってしまいました。
勝っていればMVPだったでしょう。
樋口は途中出場もあり全力で走り続けていました。

後半29分
知念 慶→土居 聖真
この試合でも知念は球際の強さを発揮しました。
しかし疲れからか失点に絡んでしまいます。
土居は2試合連続でストロングポイントを発揮できませんでした。

ハイライトは以下の通りです。

前半3分
右CKを名古がアウトスイングで低いボールを入れます。
これをクリアしようとした木村勇大の右腕に当たりますがプレーは流れます。
しかしVARの介入を経てPKとなりました。

前半5分(1-0)
PKキッカーは優磨です。
GKマテウスと駆け引きをし冷静なキックで左下に沈めます。
優磨は今季PKで3得点目です。

前半8分(2-0)
右サイドの師岡から名古へスルーパスが出ます。
そして名古がDFと入れ替わりGKと1対1になりました。
名古はペナルティエリア内右から左足コントロールシュートでゴールネットを揺らします。
これが名古にとってホーム初ゴールになりました。

後半5分(3-0)
右CKを名古がアウトスイングで精度の高いボールを入れます。
中で植田が相手DFのマークを外しフリーになりました。
そしてGKの手を弾く豪快なヘディングシュートを決め追加点です。

後半24分(3-1)
ゴール前で知念のトラップがやや大きくなったところを森田晃樹に奪われます。
森田はすぐに齋藤功佑に横パスを出しました。
齋藤はフェイントでコースを作ると左足でミドルシュートを放ちます。
低弾道のボールが右下のネットを揺らしました。

後半36分(3-2)
鹿島が攻撃時にボールを奪われカウンターを食らいます。
そして左サイドを駆け上がった翁長聖にボールが渡りました。
翁長はゴール前にグランダーのクロスを送り込みます。
これに対し山見大登がニアで空振りをしたことでボールがファーサイドに流れると最後は木村に押し込まれます。

後半46分
土居が縦パスからチャンスを演出です。
右サイドをドリブルした優磨がうまく体を入れて相手DFと入れ替わります。
そしてペナルティエリア内に進入しました。
角度がない中で左足でゴールを狙います。
しかしGKにセーブされてしまいました。

後半48分(3-3)
ゴール前からのFKを翁長がふわりとしたボールを蹴ります。
谷口栄斗がゴール前に頭で落とすと木村が詰めて最後は見木友哉が触りゴールに吸い込まれました。

後半早々に3-0とリードをしながらドローに終わります。

勝ち点2を失った試合です。

前半は切り替えが早くボールをすぐに2、3人で奪い取ります。

内容は良かっただけに信じがたい結果に終わりました。

鹿島が3点差を追いつかれたのは初のことでした。

過密日程を考慮し選手交代を早めにしたことが裏目に出ます。

最後の最後で4連勝を逃すことになってしまいました。

ルヴァン杯1stラウンド2回戦のヴァンラーレ八戸戦から公式戦6試合連続失点をしています。

守備陣を筆頭にメンバーの固定化が目立ち疲労の蓄積が心配です。

ここから更なる連戦が待っており今より苦しい台所事情が予想されます。

今まであまり試合に絡んでいない選手たちからの戦力の底上げに期待したいです。

2024年ゴール、アシストランキング
<ゴール>
鈴木 優磨 6点
アレクサンダル チャヴリッチ 4点
仲間 隼斗 3点
濃野 公人 3点
名古 新太郎 2点
植田 直通 2点

<アシスト>
アレクサンダル チャヴリッチ 3点
名古 新太郎 3点
植田 直通 2点
鈴木 優磨 2点
安西 幸輝 1点
関川 郁万 1点
知念 慶 1点
佐野 海舟 1点
師岡 柊生 1点

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