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養育費も面会交流も,子の利益のために?自分を大切にすること,との関係

多治見の弁護士木下貴子(@多治見市,多治見ききょう法律事務所)です♪
読んで下さってありがとうございます🥰感謝しています💖

子どもがいるケースでの離婚では,離婚後の子どものケアとして,経済面でのサポートとして重要な養育費,精神面でのサポートとして重要な面会交流,どちらも大切なものだと私は思っています。

離婚を選んだとしても,親として,まずは「子の利益」を考えるべき…確かに,法律の条文上,養育費も面会交流も,「子の利益」を「最も優先」して決めることになっています。

でも…,だからと言って,親だって一人の大切な命。人生。だから,子と一緒に住む同居親も,離れて住む別居親も自分自身の生活,幸せも大切にして欲しい,と私は思っています。

なぜなら,その「親」だって,誰かの「子」なのだから。
命の重さに差はない。
私は,自分の子どもたちが,もし,結婚して子どもを授かり,親になったとしても,その子(私から見たら孫)のために,自分自身の人生,幸せ,平穏で安心できる生活,夢など全て犠牲にして子(孫)のために尽くしてほしい,とは思わない。だって…私にとったら,孫も大切だけど,自分の子どもたちの人生,幸せだって大事だから…

なので!親として,確かに理性的に「子の利益」を考えていくことは大切だけれど,自分自身も誰かの子であって大切な命。人生。

だから,自分だけが犠牲になる,って思わなくていいと思っています。それを,これからも伝え続けていきたいと思っています。
それぞれの幸せ,利益が対立してしまうこともあるけれど,あなた自身も本当に大切な命。
難しいけれど…子の利益を「最優先」に考えつつも,出来る限り,みんなの利益,幸せが実現できるように調整出来たらいいな,と思っています。

「子の利益」が最も優先とされるし,子のことはもちろん責任をもって考えなければいけないけれど,でも,あなたも大事な命。
そう思って,目の前のご相談者,依頼者の方が同居親の立場の方であっても,別居親の立場の方であっても,男性でも,女性でも,「子の利益」の視点はもちろん不可欠だけれど,自分自身のことも大切にして欲しい,ということは伝え続けていきたいな,そういう視点でサポートしたいな,と思っています。

それぞれの立場の人が,適切な法的なサポートを受け,十分な主張をすることで,異なる立場の方の様々な利益を調整して,裁判所が考える「公平」「正義」に従って,判断してもらえる,それが裁判所の手続きです。

ここで,それぞれの立場の利益が十分に伝わらないと,上手く話せる方,上手く伝えられる方,に有利に判断が偏ってしまう可能性があります。
その場合,上手く伝えられなかった方の権利が侵害される可能性があるので,それぞれの立場の人が自分の利益を十分に伝えられるための知識,スキル,話し方を身に着けることが重要だと思っています。

そして,それぞれの方が,十分に裁判所に伝えられるよう,それぞれの立場で徹底的に支援するのが弁護士,という仕事です。

面会交流の方ばかりが,「子の利益」のために実施されるべき…と強硬に言われることが,最近とても気になっています。
そして,どちらかと言えば,子ども自身が言っているというよりも,別居親が強く主張しているという点も気になるところ。
実際,子が○○という方法で会いたい,と思っても,仕事の予定などを全て調整してその要望に別居親が全て応えることは難しいところですから,別居親の休日,予定を前提に面会交流も調整しているのが当然のようになっていて,それも,それぞれの生活,権利を調整するうえで仕方ない部分もあると思っています。

しかし,「子の利益」が最優先と言いつつ,本人である子ども自身の意向は重視されていないとは感じるので,本当の意味で子ども自身がどう思っているのか,が反映される手続きになるのが望ましい,と私は思っています。

一部の方にはなりますが,別居親として,当然子も会いたがっている,会うのが子どもにとって良い,という前提で,およそ面会交流を制限するのはあり得ない,と攻撃してくる方がいらっしゃいますが・・

実際には,別居親と子は別の人格だから,別居親が思っている「幸せ」「会いたい方法」と子が思う「幸せ」「会いたいかどうか,会うとしたら,どういう方法で会いたいか」が一致することが完全に一致する,わけはない。

大人になってからでも,親との関係が良くない,というお話は,弁護士としてよく聞く内容ですから,未成年の子ども時代であっても,親との関係が良くない,離れたい,会いたくない,と感じている子がいるのも,当然のはず。

そして,養育費も「子の利益」を最優先に考えるべきとされる,大切なものです。
こちらも,手続き上,子の気持ちは反映されているとは言えないところですが…進学費用のことなど,子の意見も言えてもいいのでは,と思ったりします。

養育費の方も,離れて住む別居親の生活,人生もありますから,無制限に子のために支払われているわけではなく,「子の利益」を最優先に考えつつも,同居親,別居親の人生や,幸せ,権利と調整していかざるを得ないかなと思うところです。

子どもにとっては,沢山養育費を支払ってもらえた方がいいけれど,これだって,当然別居親の意思と一致するわけではない。

「子の利益」のために,諦めずに養育費の支払いを求め続けた方がいいのだろうけれど‥
それを頑張ることで,同居親が負担を感じて辛いなら,子との生活が何とかなるなら,絶対に頑張らないといけないわけでもない,と私は思う。

自分自身の裁判関係は,私のこういう思いが伝わらなかったせいなのか…別居親の立場となる方からの違法行為,犯罪行為がなされてしまったので,
刑事告訴をして,処罰をしていただき,民事は,今も,著作権侵害による損害賠償請求裁判が続いています(自分自身の事件として民事裁判をやってみて,本当に時間がかかるのを改めて実感しています)。

このブログを書いた当時は,刑事手続きの方も,捜索差押も進めて下さって,安心できたことを思い出します。警察官のみなさんにも感謝しています。心からありがとうございます。

自分自身のことではあるけれど,私自身が直接断罪,処罰するのではないから,依頼している弁護士とともに出来ることを精いっぱいして,あとは,裁判所の判断にゆだねたいと思っています。

なんで,こんなしんどいことばかり続くの…?と思うこともあると思いますが(私自身もです!(笑)),
最近になって,本当に日常のこと,家族のこと,周りで助けて下さる方に心から感謝できるようにもなったので,やっぱり,必ずこういうことも,もっと良くなるために生じる出来事だなあ,と無理せずに思えるようになってきました。

ただもちろん,渦中にいるときは,本当につらいだろうな…と今私自身の経験を通じて,心底実感していますので,

私のブログやメルマガを読んで下さる方,ご相談などで関わってくださる方が,少しでも心穏やかに安心して過ごせる時間,明るくなれる時間があれば・・と思っています。応援しています♪

引き続き観て下さる方がいてくれるYouTube。
面会交流で同居親側として攻撃されてしまうことがあったり,別居親側として,大事な子に会えなくて本当につらい思いをしたり…
子のために大切な養育費を合意したのに支払ってもらえず,どうしたらいいのか迷い,関わりたくないのに,と,しんどい思いをしたり…

周りの人に話すことも出来ず,誰も味方がいないように思われて,孤独に戦っている人もいる…

つらいとき…真っ暗闇に思えるようなときも,ホッとするような光,心が穏やかになるものがあるといいなと思っています。

今回は,まさに,共に「子の利益」を最優先に考えるとされる養育費と面会交流に関するテーマ。
養育費を支払ってもらえない場合に,以前は勤務先が分からないと無理…と言われていましたが,そうではなく,希望も持てるようになった法的に出来る新しい回収方法。
また,面会交流を考える根本である,そもそも「面会交流とは何か?子どものため,と言われているけれど‥実際の手続きでは,子どもが会いたいと言ったら会えるのか?」などについてのテーマが,当時人気となっていました。

当時,トップ3に入っている動画をご紹介します♪

https://tajimikikyo.com/?p=4044

↑このブログの末尾に「自分を愛する」「自分を大切にする」ことって,本当に大事だな・・と思ったので,お伝えしました。これを知ってから,私の人生は本当に大きく変わり始めて,物すごく幸せを感じやすくなったと思いますし,周りの人が本当に優しい,素敵な人ばかりになった,と思っているので,是非,読んでいただけたら嬉しいです♪

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