不登校高学年の過ごし方
小学校高学年になれば、家で一人でいることができます。
(学童保育もたいていは3年生までですし)
4年生くらいだと、計画を立てて一日を過ごすことは難しいかもしれませんが、「これと、これと、これをする」くらいでだいたい子どもと一緒に決めておくことができれば、一人で過ごすことはできるかもしれません。
ただ、気を付けておかなければならないのは、一人で過ごすことは「孤独」に感じる子もいる場合があります。
特に、学校に行き続けて精神がやられており、爆発した結果、行かなくなった場合は、自己肯定感も極端に低く、一人で過ごすことも完全に安心できることにはつながらないことがあります。
もちろん、学校に行くよりマシですが、「学校に行けない自分」みたいな感情ともろにぶつかり合うため、正直、誰かと過ごしていた方がよいです。
誰が一緒にいるのか、、、たいていは母親です。
ただ、母親が学校に行ってほしいという精神状態であれば、家に二人でいることはお互い苦痛でしかありません。
そういう場合は、やはり、「親の会」に行くことは効果的だと思います。
「親の会」は探せば意外にもそれほど遠くない距離にあります。
正直、学校や教育支援センターが紹介してくれたらよいのですが、ほとんどのところは民間という理由で紹介してくれません(というか、そもそも知らない、知ろうともしない教師が多いです。ちなみに公共的な親の会もありますよ)。
「親の会」のほとんどは元不登校、または、元不登校の親の方が作っていますので、安心して過ごすことができます。
1~2時間だけでもよいので、少々子どもと離れて親の会で話すことで気分転換になったり、「自分(自分の家族)だけではない」という安心感につながり、初期的対応としては、必要な場所だと思っています(親の会をされている皆さんには本当に感謝しかないですね)。
親の会に参加することが、自分自身の不登校に関する考えを変えるきっかけになることもあります。
この時に、「学校って少々おかしい」と違和感に気づく親も多いです。
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