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学校以外の選択肢

学校以外の選択肢について、前回、フリースクールのことをお話ししましたが、もう少し深堀りしたいと思います。

①適応指導教室

教育支援センターとも呼ばれているでしょうか。
不登校になって、まず最初に学校から紹介されるのがこの場所だと思います。

「教育支援センター(適応指導教室)整備指針(試案)」によると、『センターは,不登校児童生徒の集団生活への適応,情緒の安定,基礎学力の補充,基本的生活習慣の改善等のための相談・適応指導(学習指導を含む)を行うことにより,その学校復帰を支援し,もって不登校児童生徒の社会的自立に資することを基本とする。』

そうです。学校復帰が目的なので、復帰したい思いが強い子であればマッチしますが、復帰することがつらい子どもたちにとっては針のむしろです。

②フリースクール

だいぶ世の中に浸透してきている場所ですね。
ただ、どこかの市長が「フリースクール支援は国家の根幹を崩す」とか発言されていましたが。

正直、どの自治体にもあるわけではないですし、便利な場所にあるわけではない、どんな活動/内容をしているかも統一的ではないので、子どものニーズに完全にマッチするかは正直、行ってみないとわかりません。

ちなみに私の子は体験もしましたが、通うことにはなりませんでした。

一つ言えるのは、少なくとも学校よりも息苦しい空間ではなく、特色もいろいろあって、マッチすれば最高の場所となり得ます。

③海外留学

実はこの方法がおすすめではありますが、引っ越し、費用の問題もありますし、そもそも子どもの精神状態が回復しない限り検討することは難しいです。

④通信制(オンライン)学習

勉強したいという気持ちがある場合、自分のペースで、かつ、相手とも話ができる環境で勉強ができるため、子どもにとっても親にとっても安心できる場所です。
勉強だけでなく、オンラインでイベントがあったりしますし、自宅から自宅外の人(全国)とつながって新しい発見もあると思います。

⑤家で過ごす

④と被りますが、勉強に限らずとにかく一番安心できる場所として家で過ごすという選択肢です。
正直、結果的に自宅という場所を選択する(せざるを得ない)ことが多いと思います。
ただ、こうなると親の負担(昼ごはん/勉強のサポート、仕事ができないなど)が甚大です。
親と子で社会から見放されたような気になり、絶望することもあります。こうなると、どうにかして少なくとも親は外に出て気分転換することも必要です。

⑥サードプレイス

②とも被りますが、やはり、精神衛生面を保つためにも、学校、自宅以外の場所を作ることが必要かと思います。
フリースクールのように集団生活という面では学校に近い場所ではなく、ゆるくつながれるような場所は世の中で増えていっています。

どれがよいかは子どもと親の状況にもよると思います。
何より金銭面の問題も大きくのしかかることから、自由に選択できるわけもないです。

ただ、いろんな場所自体は存在はしているため、インターネットでまずは調べることが重要になってきます。


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