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ヨーロッパツアー マイナー都市編 1』

11月に引き続きヨーロッパツアーにいく。

今回はチェコ、ベルギー、オーストリア、フランスのアンゴレメ、ポルトガル、スイス、ポーランドなど。

前回と違いマイナーな都市を回る。

DAY 1
チェコにいく。

修学旅行シーズンなのかなんなのか中学生ぽい集団がやたら多い。

飛行機に乗ると隣がその中学生達だった。

僕は子供が嫌いなので鬱陶しいなと思っていたが関わらないように静かにしていた。

ヒョロっとした色白のそいつは、ヘッドホンをして隣りの友達と話しながらウネウネと常に動いていた。

チラッとみるとケンドリックラマーを聴きながらパラパラを踊ってた。

中学生の新しすぎる感性に嫌悪感を覚えながらも寝ようしているとノイズキャンセリングを突き抜けて何か聞こえてくる。

『うっ、、うっ、、』

横目でチラッと見るとパンフレットをガジガジかじりながら口に手を当てている。

マジか、まさかこいつ吐くのか。

新世代には『ありがとう』と『ごめんなさい』の概念がないのか、何か必要な時はじっとこちらを至近距離で見てくる。

『トイレに行きたいのか』

というと無言でコチラを見ているので席を立ってあげると立ち上がりトイレに向かった。

これを3回ほどくり返し、乗務員さんを呼ぶボタンも2、3回押し、ジンジャエールや炭酸水、吐く用の袋やナプキンなどを頼んでいた。

トイレから帰るたびに、なぜかそのトイレに行った靴で僕のシートに登り、席に戻る。機内は暗かったのだが、出ていく時は必ず僕の席のスクリーンに手が触れて画面が光り、死ぬほど眩しい。

夜中のフライトで疲れていたがこいつのせいで全く寝れないし、こんな配慮のかけらもないやつが吐いたら100パー僕の荷物や服にかかるだろう。子供は人への迷惑という概念がない。

この一挙一動がいちいちムカつく無言の国のプリンスにシビレを切らし、

『気分が悪いならトイレの近くの椅子に座れ。いっぱい席空いてるから』

と言うと、そいつはそこはなぜか律儀に乗務員をまた呼び

『吐きそうだから席を移動してもいいですか』

と尋ねた。

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ニューヨークでプロピアニストとして活動する泉川貴広のステージの裏側、日々の試行錯誤や新しいアイディア、海外のトレンド、音楽ビジネスの動きな…

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