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ヨーロッパツアー マイナー都市編 3

Day 5 
アンゴーラメ フランス

6時出発
電車でパリにいき、そこから飛行機に乗る。

パリとはうって変わって田舎だ。空気がとてもきれい。
ご飯もおいしそうな雰囲気が漂う。

ついたら真っ直ぐサウンドチェック。ホテルに寄れないのは結構体力的に厳しい。

そのままサウンドチェックをしてそのまま演奏。

早く終わったが、なぜかご飯まで2時間半あり、
会場で待たされ全員ふらふらになっていた。

ホテルは遠く、ウーバーもないのでイベンターのスケジュールに従うしかなく、かなり身も心ももやられた。

やっとでてきたご飯はビッフェスタイルだがおいしかった。
レストランにいくと、パンが直接テーブルクロスに置いてあった。
それをみんなでちぎって食べる。

テーブルクロスに直接食べ物をおく文化はヨーロッパではたまに見かける。鬼のようにテーブルクロスを洗っておいてほしい。

アンゴーラメはコニャックの生産地で、ちょっと味見したがよかった。やはり現地で飲むお酒はやはり特別な体験があるように感じる。

ようやくついたホテルが、ホテルではなくモーテルだった。カーテンもなく、ただ雨風を凌げる場所だったが、次の日も朝イチだったし死んだように寝たのであまり気にならなかった。

今日のルーベン
車の中で、アイマスクに首枕で完全装備。目隠ししたまま足をふわふわ浮かして動かしていた。

空を歩いてる夢でも見てるのかなと思っていたら、

寝てる時に背中から滑り落ちた枕が床にあると仮定して足で探していたようだ。

アイマスクを取って手探したほうが100倍早いとおもうが。

会場についた時、みんなが大荷物で階段を気合いで登っている横にエレベーターを発見し、ピッと押したあと一番後ろにいた僕のほうをみてドヤ顔でニヤっと笑い、そのままエレベーターが閉まった。

必死で階段を登るメンバーと涼しげな顔のルーベンの対比でなんかイラッとした。

演奏後にルーベンとイギリスの木でできた対戦ボードゲームを2人でやりボロ負けした。

Day 6 
ビエナにいく
クラシックの街。

ウィーン合唱団の街だそうだ。綺麗でおしゃれで、白のレンガ調のザ、ヨーロッパという感じ。

古くこじんまりとしているがとても綺麗な街並みはクラシックを感じさせる。

行きの飛行機でリュックのチャックが壊れる。両腕でかかえて荷物を落とさないようにしながらホテルまで頑張る。

広くて綺麗なホテルだったが、明日は朝イチでチャックを直して、たまった洗濯もしなくては。。

いいホテルなのにやることが多くて残念だ。

とりあえずその日の夜は遅かったし演奏もなかったのでご飯を食べて明日に備える。

オーストリア料理といえば、とりあえずリブ。美味しかったが、物価はとにかく高い。

今日のルーベン
空港で、どっかに消えたと思ったら空港のスマートホンの宣伝ブースで写真を撮ってその場でプリントアウトしていたらしく写真を見せてくれた。

『おい、タカ、あそこのブースで写真プリントアウトしてくれるぞ!』

興奮して見せてくれたが、写真はビックリするくらい画像が荒くてスキンヘッドのルーベンがシャガールのような滲んだタッチで哀愁を出していた。

DAY 7 
快適なホテルで、天気も良く、白を基調とした街が美しい。まさにヨーロッパというレンガスタイルで、小綺麗な街にゆったりとした人が落ち着く。

洗濯が必要だったのでランドリーにいくと下着のみの小さい袋一つで49ユーロ(8000円)と言われる。

あまりにも法外な値段だったのでグラム売りの飴のように、汚れた下着を少しずつ取り出して15ユーロまで減らす。

カバンが壊れたので直してくれそうなところにいく。生地が厚すぎてミシンが対応していないので直せないと言われて仕方なく新しく購入。

時間がないのでサッサと買わなくてはいけないがいかんせん物価が高い街のど真ん中だ。

勝手もわからず、調べたが全然出てこないので手探りで探す。

見つかるのは800ユーロ、1000ユーロのものばかり。しかもなんかショボい。

僕が愛用している、いしたにまさきのバッグは、、あるはずないか。

スポーツ用品店で200ユーロのものをギリギリ見つけたので購入。サウンドチェックに向かう。

200ユーロ出すならいしたにまさきのニューモデル、かわるビジネスリュックミニが欲しかった。

ツアー時の機材の運び方やリュック選びのポイントはまたまとめたいと思う。

大量の機材やパソコンを壊し続けてきた経験をシェアして他の人が同じ間違いをしないようにしたい。

今日のルーベン

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