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今の仕事はいつかなくなる、という想像

ニッチな業界を渡り歩いてきたせいか、業績を年々拡大し続けられるような有望な会社に勤められたことがない。

学生時分に勉学に勤しんできた方々は、業界研究して将来性も考えて就職活動をしていたのだろうが、「普通」の道を踏み外していた私は、皆と同じように生きてこなかったので、自分のやりたいことベースで仕事を探してきた。

とはいえ、世の中そんなに甘くはなく、自分なりに努力はしたつもりだが、一番やりたかったこと(夢)は仕事にできなかった。それだけをやって食べていくことはできない。人並みの生活や結婚・家庭を持つことなど、すべて諦める覚悟で取り組んで、それでも実現するかわからない。

色々と天秤にかけた結果、私はその夢を諦めた。そして、その次にやりたいことはなんだろうと考えた。

たまたま運よく、職探しをしていたタイミングで、やりたいことができる会社に拾っていただけた。

それで今の自分があるのだが、業界としては斜陽であるし、風が吹けば飛ぶような中小企業である。10年後まで今の仕事ができるか(食べていけるのか)がわからない、と10年前から薄々感じている。この頃はますます仕事量が減ってきている。

現在55歳くらい以上の世代は、何もしなくても逃げ切れるだろう。だが、それよりもひと回り以上若い世代は、今までと同じことをしていたら、やることがどんどん減っていって、次第に息ができなくなるだろう。

私が定年になるまではあと15年以上あるし、定年後も働き続けないと生きていけないだろうから、自己研磨し続けないとなぁ…と老後のことなど考えて、10年以上ぶりに「勉強」を始めてみた。

仕事では専門技術や管理業務のほか、処世術であったりコミュニケーションなどを上司・同僚・部下・お客様からも学ばせてもらっているが、座学はほとほと縁遠くなっていた。

危険物取扱者乙4は、今の仕事とはまったく関係がない国家資格だが、勉強の勘を取り戻すにはちょうど良さそうな難易度なので選んだ。

在宅勤務で浮いた通勤時間や休日の午前中など、頭がフレッシュな朝を中心にコツコツと続けていく予定である。

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