白秋から玄冬へ将又朱夏か 青き春の詠
人二者にして、芽生ゆるもの、其が[仁]であるという。
曰く「自己を愛せぬ者は他者をも愛せぬ也」と。
何故にして、人自身を愛せぬや。
或る者は説きて「自らを偽る故」と。
自ずから素直・率直にして、己に誠を以ちて対する人は他者にも偽る事も無かるべし。
眞の心即ち誠らし。
言成りて〈眞心〉
人為すを[偽り]と
而して、〈誠〉は[人の為す]事に非るや。
考うるに、人為すは即ち作為にて、誠即ち眞心なるは在り方なる。
装いと自ずからなる自然の有様の違い也。
希くは、[活かし