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水曜どうでしょうが示す『変わり続ける強さ』と、ゴリパラ見聞録が示す『変わらない強さ』

ゴリパラキッズになって約10年、北海道で家、建てますをきっかけに水曜どうでしょう藩士になって3年半になる。 ゴリパラ見聞録は長崎・浦上天主堂を激写する旅後半に衝撃を受けたのがきっかけだった。 水曜どうでしょうは、本編を初めて見たのがどうでしょうハウスからではあるものの、さぬき映画祭のコラボ企画が藤やん&うれしーとのファーストコンタクトだった。 もっと厳密に言うと、大学生の頃、20年前に別のゼミ(メディア論系)で水曜どうでしょうを卒論のテーマにしている同級生がいるというのを知

    • 致命傷への特効薬

      2月、大阪での大木先生のサイン会以降、仕事が原因でかなりメンタルが沈んでいる。 まぁ、これまでも定期的に訪れるバイオリズムの一つではあるのだが、本当に家でひたすら悶々とする日々。 こういう時に必ずと言っていいほど思い出すことがある。 『(辛いことがあっても)時間がお薬だから』 ゴリパラ見聞録のハードキッズならお分かりだろうが、かなり昔の旅の一献で訪れた女将さんに斎藤さんが言われた言葉。 時間が経てば、それなりに気持ちも持ち直してくるもんで、落ち込んだ時はよくこの言葉が

      • 阿蘇ロックフェスティバルFIRE2023

        阿蘇ロックフェスティバルFIRE2023、2日間いつもの阿蘇のアスペクタで開催された。 僕は東日本のフェス事情はほぼ全く知らない。ロッキンに10年くらい前まで数回行ってたくらいだし、フジロック、ライジングとかの日本を代表するフェスにも行ったこともない。 でも敢えて言おう。 阿蘇ロックは最高であると! 2日間丸々体験した阿蘇ロックにロックフェスとしての1つの『完成形』を見た気がした。 ロケーション ホスピタリティ アーティスト フェス飯 これらを全て兼ね備えていた。 ア

        • 九州のフェスに思うこと

          夏の風物詩となったロックフェス。 自分も十分におじさんと言える(言われる)歳になってしまったので、一夏の間に昔ほど行くほうではなくなった。20代の頃はお金なかったし結構弾丸に近い方法でロッキンにはたまに行ったりしていたけど、30代以降、長崎に転勤もあったりしたので、特に遠征は行かずに近場の九州内で行ける(=楽しめる)フェスに重点を置くようになった。 コロナ禍を挟まずに数年単位だと基本的に スカイジャンボリー 阿蘇ロックフェスティバル BLAZE UP NAGASAKI が

        水曜どうでしょうが示す『変わり続ける強さ』と、ゴリパラ見聞録が示す『変わらない強さ』

          人生最高の対バン記録(UVERworld)

          BiSHが圧倒的なライブを披露したのも束の間、メインアクトのUVERworld開始。 珍しくTHE ONEのSEからのDon't Think Feel! やっぱUVERはエグい。一瞬で、たった一音で横アリを掌握してしまう。 年末のマリンメッセのライブに10年間行ってるので、ほぼ福岡以外のライブは見たことがない。レア曲祭りの福岡ではなく、何度も伝説を作った横アリでのUVERは次元が違った。 「誰一人置いてかねぇぞ!crewも、清掃員も!」 TAKUYA∞はライブの端々にBi

          人生最高の対バン記録(UVERworld)

          人生最高の対バン記録(BiSH)

          TAKUYA∞も同じことを言ってたけど、最初で最後の対バン。 UVERworld vs BiSH この異色の対バンで会場がどうなるか、正直不安もないわけではなかった。UVERのcrewとBiSHの清掃員が入り乱れて入場していく入口もなんだか不思議な感覚。ただ、結果として全くもって杞憂でしかないライブになった。 先攻のBiSH。 アイナは怪我の回復から活動再開して間もないということを心配してたけど、本人が言っていた通り、歌うことの喜びに満ちていたように思う。 相手がUVERだ

          人生最高の対バン記録(BiSH)

          BiSH特典会に行ってきた

          朝9時から受付のため、仕事に行く時と変わらない時間に起きようとするも、BiSHに会える興奮からかアラームより1時間前に目が覚めた。 9時前にマリンメッセに着くと想像以上に人が多い。 特典会はB館だけどA館では、すとぷりというライブが行われるらしい。全く知らない世界…。思いっきり客層が違う。ただのカオス…。2年前BiSHが初めてマリンメッセでライブをした日も別館では世界の矢沢のライブだったのを思い出した。BiSHがマリンメッセで何かやると客層が異種格闘技の世界線になるんだろう。

          BiSH特典会に行ってきた

          SAIという証明

          5年ぶりのSAIが終わった。 結成25周年、メジャーデビュー20周年を記念した夢のロックフェス。 これまでのACIDMANの活動の結晶がさいたまスーパーアリーナで2日間、世界で一番輝いていた。 花火のように綺麗で、興奮して、一瞬で儚く終わってしまったけれど、最初から最後までACIDMANらしさしか無かった。 旅は準備している時が一番楽しかったりする。確かに旅の最中も心弾む瞬間しかないのだけれど、SAIの開催発表、出演者、グッズなどの詳細が発表される度に心躍らせこの2日間を想

          SAIという証明

          5ヶ月間の戦い

          今年の4月に異動になり、3月下旬に辞令を伝えられた瞬間から通関士資格を取らないといけないということだけは分かっていた。もろ必要な部署だったので。 4月はまず仕事自体に慣れることから始まった。そしてその月末、つまりGWが始まる頃からチャレンジが始まった。 まず考えたのは どこで勉強しよう? 40年生きてれば自分がどんな人間かはだいたい分かる。 基本的に家では勉強しないのだ。 手を伸ばせばテレビのリモコン、スマホがある。ライブが無ければ基本的に引きこもっているような自堕落な

          5ヶ月間の戦い

          震災の現実

          ACIDMAN、LIVE IN FUKUSHIMAの翌日3月12日、早朝からいわきを出て富岡町に向かった。 富岡のICを降りたら、強い違和感に襲われた。 お店(飲食店)がない。 コンビニもない。 ガソリンスタンドもない。 あった!とお店の看板を見つけても、実際は営業どころか廃墟になったまま。 コンビニの跡地にも黒い塊(廃炉関係の廃棄物?)が山盛りにされている。 双葉町に近づくほど、人の気配がない。 双葉町もそうだった。双葉町を過ぎて浪江町に入ってからようやく営業して

          震災の現実

          水曜どうでしょうにハマって思うこと

          水曜どうでしょうの存在自体はずっと前から知っていた。YouTubeでも関連動画が上がっていたし、とりあえずおもろいおじさん達が旅をしているという認識はあった。水曜どうでしょうの中の大泉洋は渡辺篤史さんのモノマネがうまくて、どこかでウィリーをした人というイメージだけしかなかった。 水どうより前からハマっていたゴリパラ見聞録とのコラボで藤やんの恐ろしさ(?)だけはよく分かったのだけど、それでも水どう自体にハマるまでにはいかなかった。 そんな中、地上波で始まった(当時では)最新作の

          水曜どうでしょうにハマって思うこと

          サラバかな ーBiSH解散に寄せてー

          BiSHが2023年の解散を発表した。 前日に各マスコミのリークが始まっていたけれど、どうせBiSHだし、WACKだし、ジュンジュンだし、意外にしょーもない、もしくは武道館とかの発表じゃないの?と思ってたのが7割、本当に解散かもな、が3割な気持ちだった。解散の可能性をちょっと本当に考えていたのも、マリンメッセでBiSHのワンマンを2daysとも見た後にツイッターには書かなかったけど、ガチで後付けじゃ無く『BiSHのパフォーマンスはそんなに長くは見れないだろうなぁ。長くてあと5

          サラバかな ーBiSH解散に寄せてー

          チャットモンチー

          チャットモンチーを聴いている。 何だか心が安らぐから。 シャングリラとかのキャッチーな曲もいいけどやっぱり 世界が終わる夜に 橙 真夜中遊園地 Last love letter 辺りがものすごくグッとくる。 わたしが神様だったら こんな世界は作らなかった 愛という名の御守りは 結局空っぽだったんだ わたしが悪魔だったら こんな世界は作らなかった 命の砂時計は 結局空っぽだったんだ (世界が終わる夜) サビの歌詞は多分一生忘れることができないと思う。こんなに度直球の皮

          チャットモンチー

          堂々巡り

          しばらくお得意の自問自答の日々を過ごしてみていろいろ考えてみた。 一言で言えば、我慢の日々を過ごさないといけない閉塞感が限界にきていたんだろうなぁと思う。 昔、(時々今でもだけど)地元の友達は物書きの仕事の方が向いてると言ってくれた。確かに物書きの職業に就きたいと10代の時は思っていた。ただ、それを生業にするにはセンスどころか知識すらあまりにも圧倒的に足りないし、インプットする努力も足りない現実もよく分かっていた。 大好きになったロックミュージックでも知れば知るほどその世界の

          堂々巡り