武宮直樹

ライター|本名で中小企業診断士|元)メーカー海外営業|1972年生まれ|息子ひとりのお…

武宮直樹

ライター|本名で中小企業診断士|元)メーカー海外営業|1972年生まれ|息子ひとりのお父さん|ゴルフ|サッカー(もっぱら観戦)|囲碁|黒霧島大好き|蕎麦大好き|時間と場所を選ばない働き方を模索中

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  • 中小企業診断士 合格体験記 <7つのセンターピンを狙う>

    中小企業診断士に一発合格した体験談です。

  • プロポ/随想集

    気ままに書いたものです。

最近の記事

【時事抄】 日中韓3ヶ国首脳会談、米国抜きの隣国トップ会談の重要さ

メディアに引っ張りだこのエミン・ユルマズさんは、地政学リスクとは何かと問われ「ご近所トラブル」と説明していました。言い得て妙です。地理的に近い隣国のトップが顔を合わせて話し合う場があること自体が大切で、ロシアとウクライナのように隣人同士が戦争にまで発展しては最悪です。 3ヶ国会談の先んじて行われた岸田首相と中国 李強首相との日中首脳会談の模様を、日本経済新聞の記事から見てみます。 <要約> 日中韓の首脳がソウルに集まり首脳会談を行っている。27日には4年半ぶりとなる日中韓

    • 【ユル話】 この名曲はトレーダーを歌っていたのかも、という話

      山下達郎、大貫妙子、竹下まりや、といった「シティーポップ」が世界的に流行しているそうですが、筆者が多感な10代を過ごした80年代、数え上げればキリがないほど、邦楽・洋楽、新版・旧版、いろいろ聴いていました。 いま若い世代はご存知でしょうか? 小室哲哉も在籍していた「TM Network」を。 こちらも当時の愛聴アーティストでした。 視聴主である私の年齢と趣味をよくご存知のGoogle先生は、最近「全曲24bit非圧縮PCM」なる高音質TMネットワーク・ヒット集をYouTu

      • 【時事抄】 AI特化型の新型PC発表、今の主役もMicrosoft

        米Microsoftが開発した生成AIの動作に最適化したパソコンは、端末上でAI演算を動かす「エッジAI」技術を進化させて、パソコン業界を長らく支配し続けた米Intelを過去の巨人へ追いやろうとしています。(サーバーから見れば端末は末端だから”エッジAI”) これまでネット上のサーバーで運用していた生成AI技術を、ネット接続せずともパソコン等の端末側で動作させることができるという、画期的な技術です。サーバー駆動に比べれば演算処理性能は劣るとはいえ、パソコンで文章やイラストを

        • 【時事抄】 中小企業の倒産、とある一事例

          中小企業の倒産件数が急増しています。せっかくコロナ禍を凌いだのに、当時の緊急融資の返済が始まり、事業継続が難しくなるところが出てきています。倒産が倒産を呼ぶ「連鎖倒産」の頻発が懸念されます。 物価高や円安による各種原材料費の高騰に加えて、人件費を上げないとヒトが集められないという事情が重なり、中小企業の置かれた経営環境は一段と厳しくなっているからです。 ある印刷業者の破綻を報じた、日本経済新聞の記事を見てみます。 <要約> 東京・東池袋の東京スガキ印刷が、東京地裁へ自己

        【時事抄】 日中韓3ヶ国首脳会談、米国抜きの隣国トップ会談の重要さ

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        • 中小企業診断士 合格体験記 <7つのセンターピンを狙う>
          3本
        • プロポ/随想集
          2本

        記事

          3回目)1次・2次共通:場外ホームランは要らない 【中小企業診断士試験】

          進学に向けた試験にせよ、資格取得に向けた試験にせよ、受験勉強は時間との勝負でもある。大学受験にせよ、資格試験にせよ、時間無制限で合格するまで何度だって挑戦できる。でも、仕事や家庭といった生活の条件は年ごとに変わるから、何年も受験を続けられる恵まれた人はごく一部だ。

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          3回目)1次・2次共通:場外ホームランは要らない 【中…

          【時事抄】 歴史は繰り返さないが、韻を踏む

          ロシアのウクライナ侵攻は2年が経過し、今はロシア軍の優勢が伝えられています。侵攻開始直後の2022年、米国をはじめとする西側諸国は「前例のない」大規模且つ厳しい経済・金融制裁をロシアに課してきました。 ・半導体などの戦略物資のロシアへの輸出停止 ・ロシア産資源の輸入停止 ・ロシアの個人・企業・銀行の資産凍結 ・ロシア一部銀行の国際決済網からの排除 資源高に支えられているとはいえ、これほど大規模な経済制裁を課されたロシア経済は、しかし破綻する様子もなく、期待された効果が出て

          【時事抄】 歴史は繰り返さないが、韻を踏む

          【時事抄】 共同親権の導入決定、選択肢は多い方がいいか

          親権とは親が子供を世話し、教育を受けさせ、財産を管理したりする義務と権利をいいます。 少子高齢化、晩婚化・未婚化がいわれるなか、婚姻数と離婚数のデータを示しておきます。ここで注意しておきたいのは、ある年に結婚した夫婦が同年に離婚するわけではないので、例えば2022年のデータを切り取って「結婚する3組に1組が離婚する」といった結論にはなりません。 日本社会に大きなインパクトを与えそうな今回の改正、詳細を日本経済新聞の記事から見てみます。 <要約> 共同親権を導入する改正民

          【時事抄】 共同親権の導入決定、選択肢は多い方がいいか

          【時事抄】 就職氷河期世代の三重苦

          人手不足といわれるなかで、大企業によるリストラの記事を目にします。昨日も東芝がグループ全体で4千人の人員削減を発表しました。狙い撃ちされているのは40代、50代の社員たちで、就職氷河期世代、と呼ばれた人々です。 とはいえ、大手企業の正規社員であれば待遇としては恵まれた方で、非正規雇用者として長年を過ごし、経済的理由で結婚や出産を諦め、マイホームもないまま将来不安を抱える人が多数います。 最近見た日本経済新聞のコラムを取り上げてみました。 <要約> 97年の就活で100社

          【時事抄】 就職氷河期世代の三重苦

          【時事抄】 シャープ TV用液晶製造から撤退

          ついにシャープがテレビ向け液晶パネル製造からの撤退を決めました。シャープにとって液晶事業は、70年代前半に電卓用として白黒液晶の実用化に成功して以来続いた、会社にとって祖業に近いものだったと思います。 70年代まで職場の女性は算盤(そろばん)を使って事務計算をしていたそうです。70年前半まで商社勤めをしていた母親は家の中でも算盤を使って家計簿をつけてましたし、私の小学校時代には学校に算盤の授業がありました。電卓の普及によって世界が一変したのです。 計算機しかり、テレビしか

          【時事抄】 シャープ TV用液晶製造から撤退

          【追悼】 デビッド・サンボーン逝く、歌うサックス

          サックスの巨匠、デビッド・サンボーン(David Sanborn)の訃報をネットニュースで知った。78歳、前立腺がんによる合併症と報じられていた。もう今後は過去に残した録音だけで楽しむしかないと思うと、やはり寂しい。 聴けばすぐにサンボーンとわかる独特の音色。「サンボーン・スタイル」と呼ばれた、歌い上げるようなフレージングが「泣きのサックス」「泣きのサンボーン」と親しまれ、唯一無二の演奏スタイルを貫いた。 ★★★ サンボーンとの出会いは強烈だった。ジャズの帝王マイルス・

          【追悼】 デビッド・サンボーン逝く、歌うサックス

          【時事抄】 東南アジア諸国から見た米ドル高

          昨今、円安に対する関心が高まっています。海外旅行がすでに高嶺の花となっていますが、実は東南アジア諸国も通貨安に悩まされており、渡航先を賢く選べば、円安の影響を多少緩和できる地域もありそうです。 歴史的な転換点が近づきつつある米国の経済状況は、これまで以上に注目していますが、東南アジア諸国の通貨価値を通じて、影響の裾野を眺めるに良い材料になると思い、取り上げることにしました。 GW期間中に報じられた日本経済新聞の記事です。 <要約> 日本だけでなく、アジア諸国がドル高によ

          【時事抄】 東南アジア諸国から見た米ドル高

          【時事抄】 中国の過剰な生産力が止まらない

          世界の工場、人口14億人を擁した巨大市場をもつ中国が変調をきたし、世界経済のあちこちに影響が出ています。最近では米Apple社が、売上高の約半分を占めるiPhone部門の売り上げ2桁減を発表し、中国販売の失速を印象付けました。 中国は、落ち込む国内需要を尻目に自国生産の過剰供給を止めず、米国や欧州への輸出を増やして摩擦を起こしています。欧米各国は関税の引き上げで対抗するとみられ、経済のブロック化がさらに進行していく気配が濃厚、これらは物価高・インフレの加速を意味します。

          【時事抄】 中国の過剰な生産力が止まらない

          【時事抄】 やり過ぎな人たち、過敏反応社会

          花粉症の時期、公用で都内某所を訪れた日の朝のこと。その日は特に症状がひどく、朝の早いうちにポケットティッシュを切らしてしまいました。某所駅前にキャバクラらしき店が偶然あり、開店前の店頭にポケットティッシュが置いてあったので、2袋ほどいただいて急場を凌いだことがあります。 開店前の店頭にあった販促品を手にしたことで、その後職を失った女性の話を読み、今年春先の自身の出来事を思い出しました。少し冷や汗💦 今朝の日本経済新聞に掲載された記事のことです。 <要約> 銀行で副店長を

          【時事抄】 やり過ぎな人たち、過敏反応社会

          【時事抄】 上司も部下も外国人

          数ヶ月前のこと、自宅近くの古びた民家の解体工事が行われていました。重機を操作する人、廃材を運送車両に積み上げる人、いずれも外国人の方でした。東南アジア系とアラブっぽい顔立ちの、多様な国籍と思われる4〜5人の男性でしたが、目に止まったのが現場監督とみられる指示役で、恰幅の良い中年女性!でしたが、こちらも東南アジア系でした。 都内の閑静な住宅地で行われた解体作業に従事する作業員が全て外国人という風景。彼ら彼女らは何語で会話しているのだろう?という疑問とともに、これが日本の現実と

          【時事抄】 上司も部下も外国人

          【時事抄】 仮想通貨の闇取引、投機というたしなみ

          ビットコインが息を吹き返しており、底を売ったとみられる2022年末から、今年になって約5倍に急上昇しました。新NISA導入を機に、特に若者の間に投資熱が広がっていますが、再び盛り上がる仮想通貨の闇売買に手を出し、知らぬ間に犯罪に巻き込まれているといったケースもあるようです。 日本経済新聞に掲載された記事を見てみます。 <要約> 暗号資産(仮想通貨)の違法売買が横行している。個人がSNS上で電子マネーとの交換を持ちかけるケースが多く、警視庁が3月に摘発した男子高校生は手数料

          【時事抄】 仮想通貨の闇取引、投機というたしなみ

          【時事抄】 あと半年で米大統領選挙

          今年11月5日に控える米大統領選挙まで残り6ヶ月となりました。コロナ対応に失敗して世論の支持を失い退場を迫られたトランプ氏が、コロナ禍が終息した今再び、超大国を率いるリーダーに復権するのか。老齢のバイデン氏がさらに4年の任期を耐えるのか。2024年は時代の節目となるでしょう。 贔屓にする秋田浩之氏の手による、米大統領選に関する記事が日本経済新聞に掲載されてましたので見てみます。 <要約> 米大統領選挙は、米世論調査だけ見ればトランプ前大統領が明らかに優勢だ。だが、現職バイ

          【時事抄】 あと半年で米大統領選挙