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子供のころに読んでたバンドデシネ紹介

皆さんこんにちは!お久しぶりです。

最近は私が持っているバンドデシネを並べ替えて「そうだ、紹介してみようかな」と考えました。このバンドデシネはほとんどギャグ系で、日本語に訳される可能性がとても低いだと思いますが フランスとベルギーでは、バンドデシネと言えば子供向けバンドデシネがとても人気なので子供向けバンドデシネのことをもっと伝えたいと思います。

また変な日本語すみません。最近仏語訳やってましたが日本語の練習が少なくなりました笑

1. L'Élève Ducobu (絵Godi/作Zidrou), Le Lombard社 1992年

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1992年に初めて連載されていたギャグバンドデシネです(今も連載中)
劣等生のDucobuくんは学校が嫌いで、成績がものすごく悪くて 教師のM. Latoucheをいじめたり、となりに座っている優等生のLeonie Gratinのテスト用紙や宿題に写したりする。だがDucobuは劣等生でありながら、頭がそんなに悪くない。学校が嫌いだけだ(笑) でも驚くべき雄弁さがいくらあっても、必ず罰せられることになる。

現在はどうなっているか分かりませんが、私は子供だったころDucobuくんというキャラは小学生の間でとても人気でした。2020年に25巻が発売されたようです。実写化も二つあったけれど、どうやらとても悪くて観るつもりは全くないです(笑)

2. Mélusine (絵 Clarke/作 Gilson) Dupuis社  1995年

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元1ページギャグシリーズでしたが、Gilsonがやめた時からシリーズの感じがちょっと変わりました。

Mélusineとは、若い(119歳だけど)魔女の話。魔法の学校で勉強している間に、お化け屋敷で雑用をやっている。魔女やお化けの日常....的なストーリーで、ギャグはとても面白かったと思います。27巻は2019年に発売されましたが、それ以上の続きがあるのか、よくわかりません。

映画化が全くないがテーマ曲CDが存在しています。フランスでこういうのはとっても珍しいから驚きましたね!

3. Le Petit Spirou(作 Tome/絵 Janry) Dupuis社 1990年~2019年

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有名なバンドデシネ「Spirou et Fantasio」のSpirouに似ている男の子についてのギャグバンドデシネシリーズ。本当にSpirouの幼いころを語るかはっきりしていないけど「懐かしい」感じを設定するために、ページはキャラ以外、ほとんどセピアトーンに着色されています。

そのSpirouはいたずらっ子で、大人たちを怒らせたり、友達と一緒に混乱をしたりする。子供向けだけじゃなくて大人も読めるバンドデシネになっているので、ちょっと性的なジョークも入ってます(笑)。バランスが良くて大人として再読しても面白い!

Tome(作)が2019年に亡くなってシリーズはあれから中止されています。実写化もありましたが、Ducobuみたいに大失敗だったようです。

4. Le Roi Catastrophe (作 Lewis Trondheim/絵 Fabrice Parme) Delcourt社 2001~2009年

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Adalbertというちっちゃいな王様の話。気まぐれなお子様をパロディーするために作られたシリーズで、Adalbertは王様として、気まぐれで無茶な命令を出して、大人たちを混乱させる。
もし国は実際に子供が支配されたら、どうなるのかな??笑

私は2巻だけ持ってますが、ギャグも絵も可愛くて、いつか全シリーズが読みたいです。

5. Kid Paddle (作・絵 Midam) Dupuis社 1993年

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Kid Paddleとは、ゲーム、映画やコミックにハマっている男の子。アクションやホラー映画やモンスターズなどが大好きで、トイ・ストーリーのCidみたいに、妹のCaroleのおもちゃを利用して実験をする時もあります(笑)。

自分もゲームをやって育てられた子なので「Kid Paddle」にとてもハマっていました。2003年のアニメシリーズも良くてテレビで見ていた覚えがあります。
クリエーターのMidamは本シリーズの絵をやめましたが、ギャグを書き続けているそうです。グッズのデザインも担当しています。商業的成功です!



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