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世界のへりにて人間の野生を取り戻す

やがて来るかもしれない危機に対して、家畜化の進んだ僕は生き延びることができるのでしょうか。野生の力を呼び起こすことができれば、あるいは結果は変わっていくかもしれません。

今回は、そのことについて調べてみます。


この前お会いしたSuzukiさんの2年以上前の記事。ここに半分以上、記されていました。

家畜として育った若い豚は豚舎から脱走できても、それより外に逃げられない。ふだんから自分で思考しない。考えて行動しない。そうしなくても生きていける環境だったから。野生の動物の発達させ鋭くしている「嗅覚」、「触覚」、「視覚」、「味覚」、「聴覚」は鈍くなったまま。

ここからsnow peakの話になります(その後の人間の家畜化については割愛)。


僕も1冊読了していたので、共有します。

都市で、あらゆることを効率的にしてくれるテクノロジーの進化のなかで暮らしていると、どうしても自然とは遠く離れた時間を過ごさざるを得なくなり、それが積み重なると人間らしさが損なわれていく。・・・
 かつて自然の一部だった人間は、旧石器時代までは「バンド」という小さなグループでキャンプ生活をしながら季節ごとに移動し、野生の動植物を狩猟採集して暮らしていた。・・・それが約1万年前に定住革命が起こり、動物を家畜化し、植物を栽培種化し、人間は自然から切り離され、野生を失っていった。・・・
 便利さの対極にあり、現代に暮らす我々が無駄とみなしがちな日々の営みの時間に、人間らしさは宿るのではないだろうか。・・・無駄とも思える経験は、何か問題に直面した時に自分で考え、臨機応変に対応する能力につながっていく。

『野生と共生』 山井梨沙

自然のなかに身を置き、包まれ、無駄とも思える時を過ごし、野生の感覚を再び呼び起こし人間らしさを取り戻そう、と書かれています。


上記したのが、野生を取り戻す唯一の方法というわけではないでしょう。ただ、このことを参考にして、野生化というテーマを一つ、僕のなかに置いておきたいと思いました。


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