儒家の言う内外のバランスの重要性・・・



より

上記文抜粋
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こういうもんさ、人間ってのは



ははあ、うまいね


私は声を上げなかった、まだ学生なので。
私は声を上げなかった、キャリアを始めたばかりなので。
私は声を上げなかった、住宅ローンと家族があるので。
私は声を上げなかった、今の地位にたどり着くまでに懸命に働きすぎたので。

真実を直視しなさい、あなたが声を上げなかったのは、臆病者だからだ。



こういうもんさ、人間ってのは。昔も今も。


ナチによる大量虐殺に加担したのは熱狂者でもサディストでも殺人狂でもない。自分の私生活の安全こそが何よりも大切な、ごく普通の家庭の父親達だ。彼らは年金や妻子の生活保障を確保するためには、人間の尊厳を犠牲にしてもちっとも構わなかったのだ。(ハンナ・アーレント『悪の凡庸さ』摘要、1963年)



もっとも、学園紛争を契機にしたエディプス的父の失墜後は、悪の凡庸さがもっとヒドクなっているというのがラカン派だが。

父の蒸発 [évaporation du père] (ラカン「父についての覚書 Note sur le Père」1968年)

エディプスの失墜[déclin de l'Œdipe](Lacan, S18, 16 Juin 1971)

レイシズム勃興の予言[prophétiser la montée du racisme](Lacan, AE534, 1973)

この文脈での「恥なき時代」である。

もはやどんな恥もない[ Il n'y a plus de honte] …下品であればあるほど巧くいくよ[ plus vous serez ignoble mieux ça ira] (Lacan, S17, 17 Juin 1970)

文化は恥の設置に結びついている[la civilisation a partie liée avec l'instauration de la honte.]〔・・・〕ラカンが『精神分析の裏面』(1970年)の最後の講義で述べた「もはや恥はない」という診断。これは次のように翻案できる。私たちは、恥を運ぶものとしての大他者の眼差しの消失の時代にあると[au diagnostic de Lacan qui figure dans cette dernière leçon du Séminaire de L'envers : «Il n'y a plus de honte». Cela se traduit par ceci : nous sommes à l'époque d'une éclipse du regard de l'Autre comme porteur de la honte.](J.-A. MILLER, Note sur la honte, 2003年)

大他者の眼差しとはもちろんエディプス的父の眼差し、あるいは父の名の眼差しのこと。ーー《フロイトのエディプスの形式化から抽出した「父の名」[Le Nom-du-Père que Lacan avait extrait de sa formalisation de l'Œdipe freudien]》(ジャン=ルイ・ゴー Jean-Louis Gault, Hommes et femmes selon Lacan, 2019)

このエディプス的父の眼差しの消失の効果としての「下品であればあるほど巧くいく」21世紀である。

今日、私たちは家父長制の終焉を体験している。ラカンは、それが良い方向には向かわないと予言した[Aujourd'hui, nous vivons véritablement la sor tie de cet ordre patriarcal. Lacan prédisait que ce ne serait pas pour le meilleur. ]。〔・・・〕
私たちは最悪の時代に突入したように見える。もちろん、父の時代(家父長制の時代)は輝かしいものではなかった〔・・・〕。しかしこの秩序がなければ、私たちはまったき方向感覚喪失の時代に入らないという保証はない[Il me semble que (…) nous sommes entrés dans l'époque du pire - pire que le père. Cer tes, l'époque du père (patriarcat) n'est pas glorieuse, (…) Mais rien ne garantit que sans cet ordre, nous n'entrions pas dans une période de désorientation totale](ジャック=アラン・ミレール J.-A. Miller, “Conversation d'actualité avec l'École espagnole du Champ freudien, 2 mai 2021)

最近ではヒドク下品に振る舞っていても、自分ではそれが下品だとはまったく気づいていない人間が跳梁跋扈してるからな、モハヤドウシヨウモナイヨ

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抜粋終わり

そういえば、、儒家とかでは「家の事ばかり考えても、自分の事ばかり考えても、ダメ。逆も然り・・」

でもその塩梅は、いろいろ変わってくるのだろうけど。

そういうのが、西側社会って無いのだろうよね・・・天皇が国売って、西側に洗脳された日本も、壊れてますは・・

声を上げるにも、いろいろな方法がある・・・。

それを考えず黙っていると、みんな壊されるよ・・・

天皇の無い 蒼い空を取り戻す

慈悲と憐みの富む社会になりますように。

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