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日本で、通俗道徳が蔓延して日本人を殺しまくる一因。


上記文抜粋
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現世利益というセイフティネット

 この世は苦しみに満ちているので、どんな人にも悩み苦しみがあります。卑近な例だと、お金の問題でいえば、あり過ぎても、なさ過ぎても苦悩となります。そんな苦悩を除くのは信仰ですが、現実的な意味での一定の満足が無いとやっていけないのが人間。信仰に現世利益的なものが加味されるのは、そうした人現実態を踏まえれば自然な事だと思います。

 日本の神佛習合的な大乗佛教は、現世利益を苦界を生き抜くためのセーフティネットとして提供しています。一方、日本的大乗佛教の一部では信仰のみで現世でのお金の苦しみや病気の苦しみをクリアすべきとします。そうできるほどに信心徹底できれば良いですが、なかなか上手くはいきません。

 理想としては禅でも浄土でも一つの御教えに打ち込むべく衆生を導くのが眞の道の在り様とは思いますが、現実を見れば一般大衆にそれを押し付けることが困難な事は理解できます。最終的な衆生救済の實をとるためには、中途の方便としての現世利益は必要性があるのです。合掌

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抜粋終わり

一方、日本的大乗佛教の一部では信仰のみで現世でのお金の苦しみや病気の苦しみをクリアすべきとします。そうできるほどに信心徹底できれば良いですが、なかなか上手くはいきません。

理想としては禅でも浄土でも一つの御教えに打ち込むべく衆生を導くのが眞の道の在り様とは思いますが、現実を見れば一般大衆にそれを押し付けることが困難な事は理解できます。

現世利益が「呪いで、非合理的」っていう風潮が強くなれば、なるほど、ある種の「自己責任論」「通俗道徳」が、強くなってどんどん非人道的までに、締め上げるようになっていく。
それを「スピリチュアル」とかで、なんとか誤魔化そうとしても、スピも結局は「自己責任論・通俗道徳」が、その思想の根幹にあるので、破綻・破滅を呼ぶと思います。
新興宗教ってのが、人間をあまり幸福にしないのが、それからかもしれません。


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