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メルカリを退職して、Tailorに入社しました

はじめに

こんにちは、@shuzoです。新卒で入社して4年半働いたメルカリを退職して、2022年8月1日付でTailorに入社しました。「Tailorってどんな会社?「実際社内はどんな感じ?」などの質問を多くいただくので、自分が入社した経緯と合わせて、より多くの人がTailorに興味を持ち、一緒に働きたいと思ってくれるように、この入社エントリーを書きました。

少し前職のことについて話すとメルカリでは、新卒で入社して以来、US ProductのPaymentやShipping周りのプロダクトリードをしてました。日本発のプロダクトで世界と勝負することにワクワクを覚え入社したのが4年半前で、これまでチャレンジングな環境で関わらせていただけたことに感謝しており、とても楽しかったです。

Tailorとの出会いから入社まで

まずお伝えしたいのは、メルカリはめちゃめちゃ働きやすい会社であり、優秀な同僚に囲まれ、特段マイナスなことがあったから辞めたというわけではありません。ただ個人的に、4年半同じプロダクトと向き合った今、何か新たな挑戦を求めたということだけでした。そんな時、出会ったのが謎の組織Tailorでした。

「謎の組織」Tailorとの馴れ初め

出会いのきっかけは、知り合いから面白いスタートアップがあると言われたことです。転職活動を熱心にしていたわけではなかったのですが、まずはFounderの柴田さん・みさとさんと会うことなりました。当時のTailorはYコン採択前で目立ったPRなどもしてなかったので、、謎の組織でした。そして言わずもがなですが、みさとさんはex-mercariなんですが、実は一度もお会いしたことも話したこともなく、僕は結構緊張してました。

会う前は取っ付きづらく怖い印象だったんですが、実際に会ってみると普通に優しく、真摯にエンタープライズが抱える課題に向き合う方だなと。特に印象に残ったのは、二人ともプロダクトについて永遠と議論できるんじゃないかというくらい情熱と知識を持ち合わせていたこと。ほんとにプロダクトが好きなんだなと思いました。

そんなこんなで、CtoCからBtoBという未知の領域で少し不安はありつつも、二人に会った時のワクワク感から、最初は業務委託としてJoinしました。

Game Changingなことをしたかった

転職や働く動機って人それぞれだと思うんですが、個人的には、その会社がチャレンジングな課題に向き合って、社会に大きな影響を与えるようなプロダクトをつくろうとしているかどうかが大切で。例えば、メルカリは人々の購買に対する価値観を変えたプロダクトですが、社会にある当たり前をひっくり返すような力を持っているプロダクトに興味があります。

Tailorの場合、それが “Empower every company to deploy any ideas”(誰もがデプロイできる社会を創る)ということだったんですよね。このMissionに対するプロダクトとの掛け合わせで、スッと腑に落ちたというか、スイッチが入って、自分もこのプロダクトに関わりたいなとー思いました。
”Headless ERP Generator”構想にワクワクが止まらずjoinを決意しました。

TailorのValueの礎には、Game Changingなことをするがあるんですが、実際にTailorのプロダクト構想から日々の議論の一つ取ってもこの価値観が一貫していると感じることが多いです。実際に業務委託で一緒に働き始めてみると、本当にTailorなら既存のルールをひっくり返して、何か新しいパラダイム創れるのではないかと思うようになって、2週間足らずで正式に入社したいとの意思を伝えました。

Yコン採択の「謎の組織」Tailorで実際に働いてみて

車輪の再発明ではなく本質に向き合う組織

一緒に働く前は「謎の組織」だと思っていたTailorですが、いざ中に入ってみると、情報の透明性やコトに向き合う姿勢があり、すごく働きやすい文化でした。代表的な例が、Valueの決定でよく表れているなと思うので軽く紹介します。

TailorのValueは、僕の前職でもあったメルカリのそれと同じです。詳細はこちらのNoteをみてもらうとして、まとめると、Tailorには”車輪の再発明”はやめて本質に向き合いましょうという文化が強くあります。良いものは良い、ワークするものはワークする、ということを素直に受け止めるという組織のスタンスなので、働く上での心理的安全性にも繋がっていると感じます。

Yコンのプログラムでの話など、社内向けに学びとして共有されてもいて、Yコンに採択されたという外向けのメッセージだけでなく、社内に対しても役に立つ情報として共有して活用するといったオープンな文化です。

VendorではなくPlatformerとしての一貫性

BtoBやERPといった言葉を聞くと、結局それってVendor開発じゃんっていうような印象をお持ちの方もいると思います。実際Tailorに入ってみると、一貫してPlatformerとしてどのようにサービスを構築していくか専念できていることに驚きました。

正直、Platformのコア機能が完成して、簡単にApplicationが構築できるようになるまでは色々きついことが多いと思います。もっと多くのお客様に役立つものをバンバン開発して提供していった方が、数値的にも、そしてチームが何かを作っているという実感もしやすいかもしれません。でもPlatformとしての実態がないままとりあえず動くものを作れば良いという世界観ではなく、全員が共通して、PlatformとしてのBig Pictureからブレークダウンして日々の業務に取り組めていることが良いところだと思ってます。

何をやるのか

プロダクトマネージャーとして、プロダクトに関わることならなんでもします。Tailor Platformのコア機能開発・Platform POCに関するプロダクトマネジメントから、開発体制の整備までやることはたくさんありますが、基本的には、Headless ERP Generatorを提供するPlatformサービスの開発推進をしていきます。またTailorの一人目のPMということもあり、今までCEOの柴田さんがハンズオンでみてきたプロダクトサイドのことを巻き取りつつ、チームとして開発する型の構築もしていきたいなと思ってます。

現在はTailor Platformのコアサービスの仕様を色々議論しているんですが、正直に難易度がすごく高いです。とはいえCTOのみさとさんを中心に、Headless ERPを提供するPlatformとしての姿を今の段階で深いところまで議論して、ある程度に落とし込みできているのに驚いています。実際にPOCしていかないとわからないところと、APIを自動に生成するエンジンを作るために必要なコアものを区別しつつ、バランスよく進めていくことが重要かなと思ってます。

メルカリに入社したときはすでに動くサービスがある程度あったり、組織体制など整備されていたりしたので、Tailorの環境は新しいことばかりで刺激的なことが多いです。

Headless ERP GeneratorはGame Changerになりうる

Tailorは、プロダクトコンセプトとしてHeadless ERP Generatorを掲げています。シンプルにいうと、バックエンドのローコード化です。近年フロントエンドサイドのノーコード・ローコードは着々とプロダクトとしても存在感も出てきてますが、まだバックエンドのそれで大きなプロダクトってないと思ってて、大きな機会があるなと思っています。フロントエンドがより自由に誰でも使いこなせるようになってくると、バックエンドがボトルネックにもなってくるのも時間の問題で、市場での課題感覚がバックエンド側に移ってくると思うんですよね。

いよいよバックエンドのローコード化までできると、TailorのMissionでもある、誰もがあらゆるアイディアをデプロイできる世界に近づくと思ってます。そうなると、あらゆる分野において革新が起きるスピードが早くなって、結果的には社会がより良いものを早く実現できるようになってくれればいいなと。となると、Tailorが掲げるHeadless ERP GeneratorってすごくGame Changingことしようとしてて、生産性から働き方までに大きな変革をもたらす可能性のある、とても大きな・面白いチャンスだと思ってます。

おわりに

Tailorでは、プロダクトマネージャー・エンジニア・デザイナー・QAその他の職種で、絶賛・積極的に採用中です。組織も小さく(プロダクトは正社員5人)スタートアップフェーズですが、Yコンから採択された通り、ポテンシャルはピカイチで、これからその価値を示していける面白いフェーズだと思ってます。
自分がそうでしたが、toC領域にいたので、toB領域はお堅く近寄り難いイメージでしたが、あまり領域による壁は意識しなく、まずはカジュアルに話させてください!(もちろんtoB領域の経験者も歓迎)

きちんと課題の背景やプロダクトの狙い(参考記事)、そしてTailorが実現したい世界を共有させていただくと、とっつきにくさがなくなると言ってくださる人がほとんどなので、興味が少しでもある人は気軽に話しましょう、Twitter DMなどでのご相談もお待ちしてます!

■ 技術スタック
言語、ライブラリー:TypeScript, React, apollojs, Go, gqlgen, ent,Gorm, GraphQL, gRPC
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データベース:PostgreSQL(Cloud SQL/RDS), Cloud Spanner
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CI:GitHub Actions
コード管理:GitHub
ミドルウェア:Cloud Pub/Sub, NGINX, Cloud Functions, Cloud Tasks, AWS Lambda, Google Identity Platform
監視:Sentry, PagerDuty
環境構築関連:Docker, Docker Compose, Terraform

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