見出し画像

世界遺産・高野山めぐり『奥の院と壇上伽藍』参詣録/壇上伽藍編【和歌山県・高野山】

紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産にも認定された高野山は、100以上もの寺院が建ち並ぶ 日本仏教を代表する聖地です。特に 2大聖地と言われている「壇上伽藍」と「奥の院」は、日本屈指のパワースポットとも言われています。今回、弘法大使ご生誕1250年を迎えた高野山をめぐるツアーがあったので行ってきました。その体験記(壇上伽藍編)です。🫶😊
※本記事の前編となる「奥の院編」も是非併せてご覧下さい。😌



世界遺産の高野山

2023年は、高野山に極めてゆかりのある弘法大師が誕生してから1250年にあたる年です。「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産にも認定されている高野山は、弘法大師・空海によって開かれた1200年以上の歴史がある霊場です。117もの寺院が密集しており、自然や建造物、パワースポット等、各地に見どころが満載です。特に、2大聖地と言われている「壇上伽藍」と「奥の院」は、日本屈指の最強のパワースポットと言われています。😮

壇上伽藍
弘法大師が高野山を開山した際に一番初めに造られたとされ、曼荼羅(まんだら)の世界観を描いたとされています。
奥の院

今も弘法大師空海の霊を祭ったお堂(御廟)がある高野山信仰の中心です。

「奥の院と壇上伽藍の位置」


壇上伽藍

壇上伽藍奥の院とともに高野山の二大聖地の一つです。弘法大師・空海高野山で最初に開いたとされており、密教思想に基づき 自ら塔やお堂の建立に尽力されました。壇上伽藍は、曼荼羅(まんだら)の世界を表していると言われ、境内には 空海が真言密教の根本道場におけるシンボルとして建立された根本大塔や、平安時代から、高野山全体の総本堂の位置付けである金堂など。他にも 19もの建造物があり、見どころが満載です。🤓


「壇上伽藍」での参詣先建造物

大伽藍とある門から「蛇腹路」を通って、だいたい反時計回りの順番に「壇上伽藍」の建造物を参詣しました。現地滞在時間1時間の制約の中、全ての建造物までは見切れていませんが、主にお堂、塔を中心に参詣しました。🤔


「蛇腹路」から「根本大塔」へ

先ずは駐車場から「蛇腹路」を通って、高野山のシンボル「根本大塔」を目指します。🫡

「蛇腹路の入口(柱に大伽藍と書かれています)」
蛇腹路(じゃばらみち)/高野山の風景を龍に喩えると腹にあたる場所にある道」
東塔(とうとう)/白河上皇、不動明王、御三世明王を祀る塔」
大会堂(だいえどう)/法会執行の際の集会所的役割のお堂」
愛染堂(あいぜんどう)/学び舎的役割だったお堂」

さて、いよいよメインの根本大塔に到着。中は土足厳禁なので履物を袋に入れて入塔(塔内は撮影禁止)。拝観料は500円で 入口すぐの料金箱に投入します。見ると(見上げると)金色で巨大な大日如来像が鎮座しているお姿が目に飛び込んで来ました。(で、デカい・・)そしてその大日如来をこれまた金色の四仏が取り囲んでいます。そして、何やら菩薩様が描かれている多数の柱(16本あるそうです)。煌(きら)びやかでスケールも大きく、ただただ圧倒されてしまいます。「これが、胎動曼陀羅の具現化か!?」空海聖人の伝えたかった密教の世界観を、一瞬目を通して感じられたような気がしました。🤨

根本大塔(こんぽんだいとう)/1937年再建し1996年外壁塗り替え完了・高さ48.5m」
「内部中央に大日如来、四方に四仏、周囲16本の柱に16大菩薩を配し立体曼荼羅を顕しています。(拝観料は500円)/内部撮影禁止」
金堂(こんどう)/平安時代半ばから高野山の総本堂として重要な役割を果たしてきたお堂。現在の建物は7度目の再建(拝観料は500円)/内部撮影禁止」
三鈷の松(さんこのまつ)/空海が法具の三鈷を投げるとこの松の木に掛かっていたとの言い伝えがある松」


「御影堂」から「御社」へ

根本大塔」のお隣りには「御影堂」があり、並んで「准胝堂」「孔雀堂」「西塔」が建っています。🫡

御影堂(みえいどう)/大師の御影を安置する堂」
准胝堂(じゅんていどう)/大師得度剃髪時に自本尊として准胝観音を祀ったお堂」
孔雀堂(くじゃくどう)/雨降祈祷の本尊孔雀明王をお祀りしている」
西塔(さいとう)/空海の死後、空海の残した御図記を基に真然が建立した塔」
御社(みやしろ)/高野山を開く際、地主の明神を迎え入れるために建てたお社」
山王院(さんのういん)/地主の明神を山王として礼拝する場所」


「六角経堂」から「清瀧権現社」へ

壇上伽藍」を外側から眺め「金堂」の正面手前にある「中門」、その左側にある「六角経堂」、右側にある蓮池阿字池周辺にある建造物です。

六角経蔵(ろっかくきょうぞう)/とっ手を持って一回りすると経文を一通り音読した功徳を得ると言われる経蔵😮」
中門(ちゅうもん)/1843年に焼失し2014年に四方に四天王像が睨みを利かす現在の姿に再建」
四天王像/左から「多聞天」「持国天」「増長天」「広目天」」
蓮池(はすいけ)/蓮(はす)で有名になった池」
善女龍王社(ぜんにょりゅうおうやしろ)/昔干ばつが起きた時に善女龍王像と仏舎利が寄贈されたお時に建てたほこら」
「写真左・不動堂(ふどうどう)/不動明王を本尊とするお堂」
清瀧権現(せいりゅうごんげん)/清瀧権現と善女龍王は同じ女神(by空海)を祀った社」
阿字池(あじいけ)/清瀧権現社の正面にある池(梵字の阿に似ているらしい)」


まとめ

高野山の聖地の一つ「壇上伽藍」の諸堂を かけ足で参詣してきました。現地滞在時間が短く(1時間程度)全てのお堂・塔をじっくり参詣することはできませんでしたが、機会があれば リベンジ参拝したいと思います。👊🙂

「壇上伽藍の参詣ルート」

と言うわけで、「壇上伽藍編」はここまで。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。😌


おまけ1

奥の院」、「壇上伽藍」を参詣した日の昼食は、両聖地の真ん中付近に位置する「一の橋観光センター」でお食事をとりました。今回のお料理は、「松茸10品フルコース」です。🤤

「一の橋観光センター」

さて、その10品のお品書きは以下の通り;
松茸の鴨ロース巻き2本、松茸の俵揚げ、松茸添えだし巻き卵、松茸と湯葉オクラのお浸し、松茸かまぼこ、松茸と蓮根のきんぴら、松茸と鶏肉の杉板焼き、松茸入り鴨だしつけ麺、松茸・高野豆腐・昆布巻き・ふき、松茸ご飯

「松茸の鴨ロース巻き他、松茸6品」
「松茸・高野豆腐・昆布巻き・ふき」と「松茸と鶏肉の杉板焼き」
「松茸入り鴨だしつけ麺」
「松茸ご飯」

実は10月二度目の松茸フルコースです。今回は場所が高野山だけに、高野豆腐と松茸の組合せがあったり、松茸の鴨ロース巻きや松茸入り鴨だしつけ麺など鴨肉を活かした料理があったりで、これはこれで美味しくいただきました。「ごちそうさま」😋


おまけ2


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?