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「葵祭」観て来ました【京都市・上京区】

葵祭あおいまつり平安時代から続く国家的お祭で、祇園祭時代祭に並ぶ「京都三大祭り」の一つです。正式には「賀茂祭」と呼ばれ、祭のハイライト路頭の儀ろとうのぎが毎年五月十五日に行われます。約1500年前五穀豊穣を願って始まった神迎えの行事が起源と言われ、平安時代の衣装を身にまとった総勢500人超の人々が、牛車とともに京都御所から下鴨神社を経て上賀茂神社までの8kmの道のりを練り歩く一大ページェントです。行列参列者やその携帯品、牛・馬の全てを葵(正式名:フタバアオイ)の葉で飾ることから葵祭と呼ばれるようになりました・・・と言うことで、今回は2024年葵祭路頭の儀)参戦レポです。🙂👍



葵祭の行列

総勢約510名、馬36頭、牛4頭、全長約1000mにも及ぶ、葵祭(路頭の儀)の行列は、勅使がメインの(四列から成る)本列と、斎王代がメインとなる斎王代列(女人列)で構成されています。🤔

■本列
第一列
:警護列/検非違使けびいし山城使やましろづかい
第二列:弊物列/御幣櫃ごへいびつ内蔵寮史生くらりようのししょう御馬おうま(走馬)、牛車ぎっしゃ(御所車)他
第三列:勅使列/舞人まいびと勅使ちょくし(近衛使)、牽馬ひきうま、寮使他
第四列:祭司列/陪従べいじゅう内蔵使くらづかい

■斎王列(女人列)命婦みょうぶ斎王代さいおうだい騎女むなのりおんな女嬬にょじゅ采女うねめ、牛車(女房車)他


京都御所へのアクセス

地下鉄京都駅から京都市営地下鉄烏丸線・国際会館行きに乗車。丸太町で下車(所要時間は8分/260円)。1番出口から出て2~3分です。次の今出川駅からでも歩いて5分の距離です。🙂👉

丸太町駅からのルート図


行列巡行マップ

行列巡行ルートのマップは、以下のURLから参照できます。
葵祭2024 | 特集 | 京都観光情報 KYOTOdesign (kyoto-design.jp)

行列巡行マップ


丸太町駅~京都御所まで

地下鉄丸太町駅の1番出入口から地上へ出て下さい。🙂👉

地下鉄丸太町出入口1
急いで!後30分だよ!😮
路頭の儀(行列)観覧席配置図🤔
ここの通りを行列が進みます。両サイドはモ~人で一杯!😮」
有料観客席はほぼ満席?😮」


本列/第一列

午前10時30分、葵祭(路頭の儀)が始まりました。乗尻のりじりが行列を先導します。検非違使けびいし山城使やましろづかいが続きます。🫡

「行の先頭:乗尻のりじり(行列を先導する騎馬)の登場です。」
乗尻/左右3騎ずつです。」
「上賀茂の競べ馬の騎手が務めています(左右の騎が競争するため装束の色が違います😮)」
検非違使志けびいしのさかん/ 平安時代の警察の役人。下役を率い 行列警備が任務です🙂」
検非違使尉けびいしのじょう/ 検非違使志の上役。行列の警備の最高責任者です😮」
山城使やましろつかい/平安京外の山城国を管轄する役人😐」
山城使の従者が所用品を携えています😐」


本列/第二列

宮中から賀茂両社の神前に供える御幣物を納めた櫃(御幣櫃ごへいびつ)を担いだ従者(白丁)、内蔵寮史生くらりようのししょう牛車ぎっしゃも続きます。😐

御幣櫃ごへいびつ
内蔵寮史生くらりょうのししょう/御幣物の管理者です🙂」
「あれ?黒人さんじゃない?🤔」
御馬おうま走馬そうま/両神社の神前で走らせる馬です。頭と尾に葵、桂、紙垂れを付けています🤔」
馬寮使めりょうづかい/走馬の担当者。武官の装束で弓を携えています😮」
牛車ぎっしゃ/勅使が乗る御所車。藤の花で軒を飾っています😀」
替え牛/牛車を牽く牛の交代要員です😮」


本列/第三列

本列のメインとなる勅使ちょくし近衛使このえづかいに 舞人まいびとがお供しています。🙂

舞人まいびと勅使に先行して舞人の登場です🙂」
舞人/神事用の歌舞を舞う武官で、歌舞に優れた6人の武官が務めます🙂」
「いよいよ祭の主役勅使の登場です😮」
勅使/天皇の使いで行列中の最高位者(近衛使代/実は現在では勅使は路頭の儀には参加せず、近衛使の代行者が騎乗されています🤫)」
牽馬ひきうま勅使用の替え馬。帰路はこの馬に乗り換えます😏」
風流傘ふりゅうがさ・下鴨神社/牡丹や社若かきつばたなどの花(造花)を飾り付けた大傘です🫡」


本列/第四列

第三列と同じように祭を担う人の列です。陪従べいじゅう(楽器を奉納する人)と内蔵使くらづかい(楽器を持つ人)がこの列の主要な構成員です。🤔

陪従べいじゅう/賀茂両社で歌い楽器を奏する役目の武官。7騎います🙂」
陪従べいじゅう/それぞれの楽器を携え、雑色ぞうしき舎人とねり白丁はくちょうらが従います」
「引き続いて内蔵使くらづかいの登場です」
内蔵使くらづかい/勅使が神前で奏上する御祭文を奉持します」
風流傘・京都御苑本列の最後を行く大傘です🫡」


斎王列(女人列)

斎王代を中心にした列で構成されています。騎女むなのりおんな女官采女うねめなど全員が舞台化粧をしており、華やかな行列が続きます。🫶😍

命婦みょうぶ/女官の通称名。花傘をさしてもらっています」
「いよいよ斎王代の登場です(あれ顔が良く見えないなぁ・・・🤔)」
「あ、見えた!口元も凛々しい斎王代です😍」
騎女むなのりおんな/斎王のお付きの巫女みかんこで6騎います😮」
女嬬にょうじゅ/食事を司る女官」
采女うねめ/天皇・皇后のそばで食事など日常の世話係の女官😮」
蔵人所陪従くろうどどころべいじゅうA/雅楽を演奏する文官で各自の楽器を持っています」
蔵人所陪従くろうどどころべいじゅうB/雅楽を演奏する文官で各自の楽器を持っています」
「本日二台目の牛車登場😮」
牛車/斎王の牛車で女房車とも呼ばれます。飾り付けに桜なども使われています😀」
「これで行列はおしまいです🫡」


番外編

京都御所から出た行列を下鴨神社まで追いかけてみました。

牛童が牛を引き連れ車道を通る🙂」
わぁちかっ!行列を間近で観覧できます!😀
熱中症対策のため水分補給をしましょう!😊
河原町通をどんどん北上して行きます🫡」
「園児たちも道端で行列の鑑賞会・・・😊」
「やっと今出川まで来たぞ!🫡」
下鴨神社までもうすぐだよ!🙂👉」
なんとか下鴨神社に到着しました😅」
みなさん、こっちこっち!
この先で休憩できますよ!
わぁ-馬も来た😮」
牛車もこんな狭い所で辻回し!😮」
「だけど・・・女性陣はこっちまで来てくれないみたいです😭」
「まぁ~とにかく下鴨神社は大混雑状態でした・・・😑」

・・・葵祭観覧レポはここまで。


感想

京都三大祭りの一つ葵祭。昨年に比べて5千人減って約3万5千人の人出だったそうです(5/16付京都新聞)。それでも、京都御所、下鴨神社の人出の数の多さには久々に面食らいました😮さすが「京都祭の人気」は今更ながら安定した強さを感じますね。先ずは行列出発の様子を観覧しようと京都御所を目指し 到着したのが午前10時を回っていました。10時半から行列巡行スタートだったので 出発まで30分を切っていたのですが、立ち見ながらそこそこ見通しが良いところを確保できました。一通り行列巡行を観覧した後、よせばいいのに 下鴨神社まで追っかけをしちゃったんですが、こちらは混雑も混雑・・・モ~ゆっくり観覧なんてとんでもない状態でした。😓後から振返ると、京都御所より混雑も少なくじっくり観覧したいのなら、河原町通西側の歩道がお薦めです。かなり行列の近くで観覧できますよ。場所も丸太町通今出川通交差点の中間付近なら混雑度も低く、絶好の観覧ポイントだと思います。来年行こうと思ってる方へ ご参考まで。🙂👍

最後まで本記事を読んでいただき、ありがとうございます。😌


おまけ

平安時代の葵祭令和の葵祭って・・・何が変わった?🤔


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