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1.2有明のメインイベントは何故跳ねなかったのか

本日開催されたプロレスリングNOAH有明アリーナ大会。

本来ならばGHCヘビー級選手権試合がメインイベントであるべきですが、実際にメインに据えられたのは丸藤正道vs飯伏幸太のスペシャルシングルマッチ。

率直な感想は…これがメインなのか。面白くなかったなという感じ。

しかし試合終了から時間が過ぎ、冷静に考えればこの一言で片付けて良いものなのかは分かりません。

2人ができる精一杯の試合はやってくれたと思います。

だからこそ、責任は上にあると思うんですよね。
この試合を正月の有明アリーナというビッグマッチ中のビッグマッチのメインに自身の一任で決めた社長に。

この試合の問題点は2人の現状が多くの方に理解されていなかった事だと思います。

特に今の飯伏幸太は自分の知っている飯伏幸太では無かった。
私の様な感想を抱いた方も多かったのではないでしょうか。

例えば、同じ様に"天才"と呼ばれる武藤敬司選手や棚橋弘至選手はどうでしょうか。

怪我をしても、年齢を重ねてもやっぱりスゲェな…天才だな…と思いますよね。

この違いって何だろうかと自分なりに考えると、その時代時代の状態を小出しにして多くの人に理解して貰えている点だと思います。

地方大会など地道に試合数を重ねて今の状態を分かって貰えている。

しかし、飯伏選手はなんせ場数が少ない。
今の飯伏幸太を理解している人が多くない。

昔のイメージで見ている人が多かった。
しかし、その飯伏幸太は今や昔。

かつてのバキバキの肉体はふくよかになり、動きのキレがなかった。

その様な状況の中をぶっつけ本番でやるのでは観客のハードルが高い。
だからこそ超えてこなかった。

本来ならばもっとリラックスできる試合順でやらせてあげるべきだった。
気負わず、プレッシャーを掛けずに。

それは丸藤さんも同じ。
ノアは大会数が少ないからこそ、今現在の丸藤正道を完全に周知できていなかったんじゃないかな。
特に配信で見ているNOAH以外のファンは。

人災という言い方は違うかもしれないけど、社長の鶴の一声が仇となったと思います。

だからこそこの批判全てをこの2人に責任を負わせるべきなのか。
その辺は難しい問題かなと思います。

試合は噛み合ってなかったので例えメインじゃなくても跳ねてはなかった。
でもここまで否定意見は多くなかったんじゃないかな。

今の2人の状態を理解できた。
その辺は良かったし、2人の忘れ物を取り返せたなら間違いではなかった。

しかし、この舞台でやる試合ではなかった。

もっと2人の現状を見ている大半の人に周知し、メインではなく大会半ばくらいの試合順でやらせてあげるべきだったというのが私の結論です。

[追記]
飯伏選手が試合後に搬送された模様。
両足首の怪我の様ですね…

恐らくバミューダトライアングルを飛んだ時の着地でグニャッとなったと思われます。

そのバミューダトライアングルもセカンドコーナーにステップして登るのすらスムーズさを欠いていた。
そして明らかに体重がアップした身体で飛んで着地失敗。

体重が増えた分、足首にかかる負担も大きい。
どの様な怪我の状況なのか分かりませんが、足首の怪我は選手としての活動にも支障をきたすもの。
軽症である事と早期回復を願うばかりです。

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