大学教員公募戦士:内定が出ている方へ
もし若手研究の対象でありましたら、今からすぐにでも申請書を練り込んで作成してください。
科研費をとる
駆け出しの研究者向けに、「研究活動スタート支援」という区分があります。採用されてまだ1年に満たない研究者が応募できる競争的研究資金です。採択率は40%弱と比較的高めです。こちらは締め切りがとても早いので、特に今の時期から準備が必要でしょう。
また、「若手研究」という区分の科研費応募が可能になっているかもしれません。昔の資格は39歳以下だった気がするのですが、現在は「学位取得後8年未満の研究者」になっています。もしこの条件を満たすのであれば、まずはこちらにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
※逆(?)をいうと、博士号をもっていないと応募できない区分というのも……
「研究活動スタート支援」「若手研究」の採択率は高め
双方とも、採択率は概ね40%と、競争的研究資金等の中ではなかなか高いと言えます。基盤(C)や(B)ですと30%を切ってしまいます。
多くの場合、基盤(C)への申請をすることになるのですが、それでも30%程度ですから、大学の研究費がどんどん削られる中では厳しいものと言えるかもしれません。
研究助成金獲得は今の大学では必須
まれに「科研とってくる先生は研究しかしないから、採用するのはやめとこう」というびっくりするようなご判断をされる大学があります。この場合、入職してもどう考えても良い未来は見えませんので、民間の助成金を含め、どんどん応募してみてください。
国立大学では特に獲得に熱心で、科研の取り方FDなどが実施されているようです。
もっとも有名な科研の申請書の書き方ノウハウ本は、児島先生の「科研費獲得の方法とコツ」でしょう。ついに第8版まできました。その他、様々なノウハウ本がありますので、是非読んでみてください。大学図書館にもあるような気がしています。
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