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臺南旅の日常的景色

先日台南を旅行し、ストリートフォトグラフィーを撮影してきた。

ストリートフォトグラフィーの定義はいろいろあると思うけれど、個人的に好きで撮影するのは、旅中に見かけたなんでもない台南の日常的景色。
非日常の中の日常が、十年以上旅を続けていて最も印象に残る瞬間だ。今もこうして写真を見返していると、思い出が蘇ってくる。

当記事ではいくつかの写真を掲載し、旅を振り返っていく。

高雄で一晩過ごした後で台南に移動。高雄からローカル電車(各駅停車)で一時間ほど揺られると、台南のメインステーションに着く。「台南」より「臺南」のほうが字のバランス的に好き。
日本のメガネメーカーの広告。モデルは台湾人(多分)。アジア系の人は前髪を下ろす人が多いと思う。
白壁の臺南市美術館二号館。日差しが強い地域は白い建築がよく似合う。地中海付近の地域も白壁の建物が多いけれど、それと同じような背景なのだろうか。
階段の構図が良かった。四月の台南は既にかなり暑いけれど、日本ほどはジメジメしていないと思う。
古い建築が素敵な銀行。バイクと比べると大きさがよく分かる。こういう建築は今後も残ってほしい。
路地を一つ入ると雰囲気が一気にローカルになる。原付の運転マナーはアジアの中ではかなり良いほうだと思う。
市場前にいたエキゾチックなモデル。街の至る所でファッションの撮影をしていたのか、滞在中に衣装違いで何回か遭遇した。
神農街という観光地化された短い小道。数年ぶりの訪問。観光は一瞬で終わった。
神農街の奥には立派な寺院があった。疲れていたので眺めただけで退散。
街中にあったキャラクターグッズの自販機。
台南らしいエネルギーを感じる活気のある通りを遠目に眺める。
台南の歩道は日陰になっているので夏はありがたいけれど、バイクや飲食店のテーブルに占領されて通れないことがよくある。
臺南市美術館一号館で、GUCCI ANCORAのエキシビションが行われていた。
ウォールアートは圧巻。職人が手作業で作り上げたらしい。
台南はスクーター社会で、東南アジアっぽい雰囲気もある。バイク屋も多い。アジアを西に行くにつれて変化していくグラデーション的な光景が面白い。
学習塾の広告?市街地の大きな広告枠を使っているのにも関わらず、非常に年季が入っている。
歩いていたら見つけた、淡い色使いが素敵な建物群。
古き良き食堂。台南ではこのような光景を台北よりも頻繁に目にする。
屋台的なお店もあった。
祭りが行われていたのか、昼間から通りがとても賑やかだった。
台南の広告は絶妙な違和感があって面白い。大阪の商店街っぽさも少しある。
店の前で人々が食事する光景を至るところで見られる。人気店なのか、行列をなしていた。
臺南市美術館の裏側。若者たちがグッズを買いに来ていた。
国立台湾文学館はとても立派。一部の展示は無料で見学することができた。
陶芸スタジオのギャラリーを見に行った。陶芸体験もできるらしい。
地震が起きたら崩れてしまわないか心配な建物が多い。少し前に花蓮で大きな地震があっただけに心配。
信号待ち。観光客なのか、欧米系の人もちらほらいた。
GUCCI ANCORAの展示会は事前予約者のみが対象。並んでいる人がたくさんいた。
歩道を歩いていたら水たまりに遭遇。店の前が豪快に掃除され、通行止め状態になっていた。
窄門珈琲へ通ずる路地。この路地の隣の宿に泊まっていたため、宿の窓から路地を見ることができた。
逆光のショッピングストリート。カラフルな布が天井のようになっていた。
炒飯専家という、たまたま立ち寄ったチャーハン専門店にて。店主は日本語を少し喋れる人だった。炒飯は美味かった。
台湾ではガチャやクレーンゲームがかなり流行っているようだった。朝から若者たちがいた。
台南駅にて、高雄行きの帰りの電車を待っている時間。帰りは自強号(快速)で。
台南を後にするとき。

今回はわずか3日間程度の滞在ではあったが、台南の良さを存分に感じることができる旅だった。
帰国してからそんなに時間が経っていないのにも関わらず、意外と旅のディティールは忘れているものだ。そんな中で写真を眺めていると、旅中の忘れかけていた記憶が再び鮮明に蘇ってくる。

旅の余韻に浸っている最中ではあるが、実は既に次の旅もふんわりと計画をしている。
ライフワークとしての写真を、これからも続けていきたいと思う。

ではまた。

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