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レバレッジ型投資信託は買いか

【直近の相場環境】


現在、相場の変動が大きく、継続的に株式を保有しにくい状況が続いています。しかし、米国金利はピークに差し掛かっているのではないかと思いますので、米株・日本株ともにビジネスモデルが良好なハイテク株は継続的に保有したほうが良い結果になるのではないかと考えています。

【レバレッジ型商品】


今回の投稿は、レバレッジ型商品についてお話ししたいと思います。
結論、レバレッジ型商品は中長期での保有や積立投資ではなく、短期での保有を前提に検討されたほうがよろしいと考えています。

【レバレッジとは】


まずは、レバレッジとは何か説明していきます。レバレッジとは、投資資金以上の取引を行うことができる投資手法です。株式の信用取引では約3倍、FXでは約25倍の取引が可能になります。(いずれも最大値)通常、自身の元手では購入できない銘柄・金額にチャレンジできる点では、その商品が上昇した際、大きな利益が見込めます。逆に損失を引き延ばしてしまうと、元手にした資金が全額なくなるどころか、追加で入金をしなければならないケースもありますので、十分に理解した上で利用して頂きたい手法になります。今回は、この仕組みを利用した投資信託について焦点を当ててお話します。

【レバレッジ型商品の値動き】


今回、自身の積立投資に組み入れた商品は「iFreeレバレッジNASDAQ100」です投資対象はNASDAQ100指数なので、IT・バイオ・医療などの技術やサービスの最先端銘柄が組入されており、NASDAQ100指数(米ドルベース)の値動きの2倍程度を目指した商品です。NASDAQ市場に関しては、米国金利上昇や急激な利上げ等が下げ要因ですが、株価の成長力は大変大きい市場であると感じますので、個人的にワクワクします。

さて、レバレッジ手法を利用している投資信託について掘り下げていきます。通常、“NASDAQ100が上昇すれば2倍上昇し、下落すれば2倍の下落をする”という感覚を持たれている方が多いと思います。ここが盲点なのですが、レバレッジ型の投資信託は“1日で上下に2倍の値動きを達成する”ように作られています。すなわち、2日以上保有する場合に関しては上下2倍の動きにならない可能性のほうが高いです
例えば、NASDAQ100が基準日より1日目で20%下落・2日目で25%下落した場合、基準日を100として、レバレッジ指数の値動きは1日目-40%・2日目-70%という推移になります。

(引用:金融庁 https://www.fsa.go.jp/user/20210630_levETF2.pdf)

 レバレッジ型商品の特徴として、相場が強いときは想定以上のリターンを得ることができるメリットがあります。しかし、今年のような変動が大きい相場や大幅な下落が続く相場環境では、上手にリターンが取りづらいというデメリットがあります。

【まとめ】


コロナ後の相場の急上昇でレバレッジ型商品が注目を集めました。通常の投資信託であれば、長期保有でリターンを狙っていくものが多い中で、レバレッジ型商品は比較的短期的に売買し運用の成果を狙う商品に該当します。そのため、リスクやレバレッジの仕組みを十分に理解した上で運用することが必要であると考えております。私が積立投資にレバレッジ型投資信託を入れて運用検証している理由は、今回の投稿の照らし合わせに利用したいと考えたからです。
毎月の初旬には積立運用の結果報告をできたらと考えておりますので、よろしければ、参考にしてください。

※本投稿は、Tae.COが信頼できると判断したデータにより作成しておりますが、その内容の完全性、正確性について、Tae.COが保証するものではありません。また掲載データは過去の実績であり、将来の運用成果を保証するものではありません。 

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