見出し画像

年上の彼が寝かせてくれない夜、または認知症高齢者の入院を伴う外科手術について

父の入院に付き添って1泊2日の親子同室で過ごす。ペースメーカーに関する予定された手術ということで、こちらも心構えを持って入院ということに。仕事も調整して、バッチリ休みも取って立ち向かったわけですが‥。

どうしても父は「いま病院にいる」「自分が手術をした」ということがわからないので、点滴や必要な検査機器のコードを「これはなんだ、外してくれ」といい続ける。その度に「これはお父さんの大事なヒモだから今日はつけておいて」と説明してその時はああそう、なんていうけれど2分経たないうちに「このヒモは邪魔だな」‥まーそうだよね、邪魔だよね‥そりゃそうだ。しかしとるわけにいかないので頑張れおとーさん!そしてありがとう看護師さんたち!言っても言っても曲がる点滴の管、それによってなるアラーム‥すみませんです‥。

このままだとこの年上の彼、朝まで寝かせてくれないかも‥。大丈夫か私(48)。なお今日の父の脳内では私は15歳らしい。いや完徹になるなら15歳の体力くださいって!結局うとうとぐらいはできました。

真面目な話、認知症をはじめとして精神疾患で病識のない患者さんが外科手術を受けるのはこりゃ大変だなと思った。認知症の場合、本人は何度も同じことを聞くし、医療的に大事なことは本人が嫌だと言ってもやらなくてはいけないこともあるし(今回なら点滴をずっとしているとか)、じゃあ本人が希望しない手術はしなければいいかというと命に関わるものはしなくてはいけないし。

コロナ禍の制限がだいぶ緩くなったことと父が認知症ということで今回は私もPCR検査の上、コロナ陰性を確認して付き添いました。

なお父の状態もあるので個室を希望したら空いていなくて特別室とかいうすんごい部屋になって、部屋代だけで老舗の温泉旅館に泊まったかのようなお支払いになる予定‥ドラマ「白い巨塔」の財前教授が最後に入院してた部屋みたいだ!と記念撮影しちゃった〜。(のんきな娘)

まあ何事も経験ですな。
付き添いで泊まる時は私も室内ばきがあったほうがいい、とか。経験値アップの1泊2日でした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?