「シスター・キャリー」を読んで。不倫で身を崩し、落ちぶれていく男に体が震える。これで120年前の小説なのか。
下巻の中盤まで読んで、本をテーブルに伏せ置き、私は、身震いした。恐ろしすぎる!
アメリカ文学の代表作「シスター・キャリー」上下巻
「シスター・キャリー(著・ドライサー/ 訳・村山淳彦)」は、1900年にアメリカで出版されたリアリズム小説である。当時、性道徳に問題があるとされ、出版後すぐに発禁。そのショックでドライサーは神経症を病み、第二作が発表されるまで十年余りかかったという。
表のあらすじ|成功物語
タイトル通り、主役は「キャリー」と言う名の、綺麗で魅力的な若い女性