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記憶の不思議について

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記憶についての記事をまとめます。人にとって記憶とは何か、科学・社会・表現など様々な側面から考えてみます。
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記事一覧

芥川賞作家が考える、小説と日記の違いについて/ 「やがて忘れる過程の途中」 滝口悠…

「やがて忘れる過程の途中」は、小説家・滝口悠生さんがアイオワに滞在した3か月の日記を本に…

改訂版!ふいになつかしい曲を聞くと、なぜグッとくるのか④最終回|なつかしさの仕組…

同タイトル③から引き継いで、以下のテーマを考察します! 今日のテーマ今日のキーワード前回…

改訂版!ふいになつかしい曲を聞くと、なぜグッとくるのか③|なつかしさの仕組み

同タイトル②からの続きです! この記事を書いている間にも、色々な疑問がわいてきました。そ…

改訂版!ふいになつかしい曲を聞くと、なぜグッとくるのか②|なつかしさの仕組み

今日のテーマは、同タイトル①から引き継いで、以下になります。 「なつかしさ感情」は、どの…

改訂版!ふいになつかしい曲を聞くと、なぜグッとくるのか①|なつかしさの仕組み

前回、同じタイトルの記事を書いてからだいぶ経ちました。調べ始めたらどんどん面白くなって深…

ふいになつかしい曲を聞くと、なぜグッとくるのか|ノスタルジアの仕組み

某中古本屋さんで、ぶらぶら本を探していたら、急になつかしい曲が流れてきました。 思わず耳…

同じ時、同じ場所で遊んでいた兄弟だけど。|記憶と自分らしさについて

私の兄は、色んなことをよく憶えているタイプの人です。先日も、突然電話がかかってきて「飼っていたリスが逃げた時のことを憶えているか?」と聞いてきました。 そう聞かれて、当時住んでいた家のベージュの重いドアが半開きになっている場面とその半開きに気づいたと同時に「逃げた!」と認識した自分の意識、また、そのドアを半開きにして帰った犯人である母の友人達への日ごろから面倒くさく思っていた感情も思い起こされてきました。 兄は母と会話をしている中でこの事件をたまたま思い出し、母が憶えてい