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ババアと呼ばないで

学童クラブにて、一年生のAくんを玄関で出迎えるなり喰らった「ババア」
悪意や怒り憎しみのこもったババアではない、悪気はなくあるとすれば揶揄いかな。

むしろ腹が立って言ってやったなど悪意のあるババアが受け入れられるように思う。

私は息子たちにババアと言われた経験がない。
躾という言葉は嫌いだけれど、私も夫もそういう言葉を人に向けて言わないので、子どももそんなふうになったんじゃないかと思う。

ババアと思うのは仕方がないことだが、揶揄するのは悪意で以って言うよりタチが悪いと思う。

それをきちんと伝えなくてはいけないし、言われた側の不愉快と、不愉快にさせたことから生じる不利益を被る経験は必要に思う。

私のようにババアになりたてほやほやでその上自覚に乏しいと、衝撃が強くて狼狽えてしまう。

自覚がないババアがババアと言われたのを腑に落ちないでいると、クスクス笑われたり親切にも自覚を促されたりする。
ババアと言われても、自覚があれば動じない、ないからいちいち狼狽えるのだと暗黙に嗜められる。

わたしはそういう態度、というか風潮が、高齢婦人をババアと揶揄する要因じゃないかと思っている。


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