高坂正澄

小説、エッセイ、俳句。「三田文学 第144号 2021冬季号 新同人雑誌評」「大阪文学…

高坂正澄

小説、エッセイ、俳句。「三田文学 第144号 2021冬季号 新同人雑誌評」「大阪文学学校『樹林』小説同人誌評28」に同人誌『monVol.16号』掲載の拙作『穴』を取り上げていただきました。大阪文学学校研究科修了。「俳句結社・藍生」を経て「俳句結社・青麗」。

マガジン

  • 高野山と紀ノ川流域

    高野山と紀ノ川流域は、個人的な思いになりますが、わたしにとって第二のふるさとであり、特別の地に違いありません。どこのなにがどう特別なのかを振り返りつつ、当地の今を再発見したい。

  • 文学散歩

    小説を書きます。小説に関するエッセイを書きます。

  • にっぽん紀行

    主に関西圏です。

  • 大衆グルメ

    大衆食堂のランチ記録。食べることは生きること。

  • 自然と植物

    自然に親しむ。

最近の記事

サラメシ活R6-5-23

[つけめん] たまのつけ麺も、うまうま! [牛カツランチ] 今日は勝たねばならぬ。だから牛カツ! [うどん] 迷ったら、そして時間がないなら、いつだって、うどん!! [親子丼] な○卯の定番。 [ごはんや] 庶民の魚に飢えて。 [サイカラーメン] サイカラーメンもタッケーナッタのお。でも御飯に合うよね。 [日替りランチ] 雑居ビルの居酒屋の日替りランチ。ボリュームありました。 お酒はつきませんよ。 [おまけ画像] こちら、某著名チェーン店のチキ

    • 熊野古道 有間皇子墓

      十九歳の有間皇子が絞首刑にされたと伝えられる熊野古道 藤白坂(和歌山県海南市)にお墓があるというので、行ってきました。 有間皇子(640~658) 飛鳥時代、孝徳天皇の皇子。658年斉明天皇が紀伊牟婁温泉に行幸中、蘇我赤兄が天皇の失政三か条を指摘しての扇動にのり、ともにむほんをくわだてることを約したが、かえって赤兄は天皇に密告したため、その一味とともに捕らえられ、紀伊に送られて殺された。原因は父孝徳天皇没後の皇位継承および改新後の中大兄皇子の政治に対する不満であるといわれ

      • 紀州黒江 琴ノ浦温山荘

        [和歌の浦と海南市] 和歌の浦といえば、和歌山市の雑賀崎(さいかざき)や片男波(かたおなみ)などが絶景の宝庫としてつとに有名ですが、その和歌の浦(和歌浦湾)の南限が、じつは海南市域まで広がっていることは知りませんでした。 海南市、といえば、石油コンビナートが思い浮かびます。それほど大規模な臨海工業地域なんですね。金属工業とか発電所とかも立地しています。 その景観の中に、古の万葉集に詠まれた「黒牛の海(古黒江湾内にあった古代の入江)」の面影を見るはずもないと思っておりました

        • うなぎ

          病院の検査結果よかったのでうなぎ食べましたよ。よく節制したご褒美です。 このことLINEで妻に言ったら、速攻返信ありました。 「何時どこで節制したんや!」 2024.5.20

        サラメシ活R6-5-23

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        記事

          とんかつ食べたよ。 オレ、とんかつ好きだわさび😋 (ワサビついてました)

          とんかつ食べたよ。 オレ、とんかつ好きだわさび😋 (ワサビついてました)

          在原寺と業平道 在原業平

          色のない人生はつまらない。といつも思っておりましたが、現実はほぼ無色です。 ところが、いるんですね。すごい色男が。在原業平という人。 在原業平(ありわらのなりひら) 平安時代の歌人。六歌仙・三十六歌仙の一人。父は平成天皇の皇子阿保親王。母は桓武天皇の皇女伊都(登)内親王。(中略)美貌と色好みをもって知られ、藤原氏への反発から奔放な生活を送った。『伊勢物語』の『昔男』は業平がモデルとされる」(「京都大事典」淡交社より)  月やあらぬ春や昔の春ならぬわが身ひとつはもとの身に

          在原寺と業平道 在原業平

          空は青く晴れているのに異常に強い風の吹く日。退院した父への声援なのか慟哭なのかわからない。 わからないけれども先のことが想像できる状況になったのでよかった。と思うことにした。 先の記事へのスキやコメントありがとうございました。 ↓藤原宮跡の風に騒ぐ大樹。迫力ある動画ならねえ笑

          空は青く晴れているのに異常に強い風の吹く日。退院した父への声援なのか慟哭なのかわからない。 わからないけれども先のことが想像できる状況になったのでよかった。と思うことにした。 先の記事へのスキやコメントありがとうございました。 ↓藤原宮跡の風に騒ぐ大樹。迫力ある動画ならねえ笑

          老人ホームに入っている父が救急車で病院に運ばれました。ここ数年で、3回目です。人一倍長寿の父ですが病院からは付き添いを求められています。今夜はそんな初めての夜です。 しばらくnoteお休みしますね。 写真は本朝の飛鳥川です。川の流れは絶えることはないというのに。

          老人ホームに入っている父が救急車で病院に運ばれました。ここ数年で、3回目です。人一倍長寿の父ですが病院からは付き添いを求められています。今夜はそんな初めての夜です。 しばらくnoteお休みしますね。 写真は本朝の飛鳥川です。川の流れは絶えることはないというのに。

          隠岐の島「あご醤油ラーメン」

          「こんたら隠岐の島を知っちょるか。隠岐のごっつぉが正道で味わえる、渾身の一杯。」 なぜか瀬戸内海の沿岸の町(岡山)で、隠岐の島「飛魚(あご)醤油ラーメン」を食べました。 替え玉までしてしまった!  飛魚スープにあごがはずれたよ。 うもうてねえ! ごっつぉあんでした😋 2024.5.13

          隠岐の島「あご醤油ラーメン」

          ローカル線の地下想像力 寺山修司

          とんでもないタイトルをつけましたが、きわめてローカルな「万葉まほろば線」の某さみしい駅に、なんと寺山修司の足跡があるというのです。 ほんとか嘘か、そんなお話を聞きましたので、少し地下的な想像力を加えて、ご紹介します。 ここは、JR桜井線、またの名を「万葉まほろば線」といいます。 奈良駅~高田駅間を結ぶJR西日本の鉄道路線です。 14ある駅の北端の駅・奈良駅から南へ四つ目の駅が、天理市の「櫟本(いちのもと)駅」です。 実は櫟本駅を集合場所として、某民俗文化研究会の現地研

          ローカル線の地下想像力 寺山修司

          大神神社(おおみわじんじゃ)

          目医者さんに行きました。白内障だと言われて久し。もう二年ぐらいかな。 でも、ちっとも進行していません。ほんとに三ヶ月に一度行かないといけないんでしょうか?  …なんて思いつつ、それでも処方箋に書かれた目薬が、4瓶460円というのはありがたい。 まだ外は明るいので、ちょっくら足を伸ばしました。大神神社(おおみわじんじゃ)に行きました。 土日や例祭の日は人、人、人であふれていますが、今日はもう夕方です。参拝する人はいません。(正確には二人ほど、おった。) 西日の射す神域

          大神神社(おおみわじんじゃ)

          鳥取砂丘の思い出

          2024年4月30日 車中泊の旅「山陰海岸ジオパーク編」の一日目は、まず鳥取砂丘に行きました。 あいにく雨が降ったりやんだりでした。時折雨足も強くなります。 鳥取砂丘には思い出があります。 二十代の前半、畿内某県に住んでいた頃、同じ寮生であった男三人が、目的地を鳥取砂丘と決めて、それぞれの車で競走したのです。もう何十年も前のお話です。 それは十分な時間をかけた企画ではなく、思いつきでした。夜半に出発し、朝方には着くという行程で。 三人の男は、私が一番年上で、あとは

          鳥取砂丘の思い出

          谷崎潤一郎『盲目物語』 高野山龍泉寺

          わたくし生国(しょうごく)は近江のくに長浜在(ながはまざい)でござりまして、たんじょうは天文にじゅう一ねん、みずのえねのとしでござりますから、当年は幾つになりまするやら。左様、左様、六十五さい、いえ、六さい、に相成りましょうか。 これは、谷崎純一郎『盲目物語』 の書き出しである。小説の語り手は、按摩揉み療治をする弥一という盲目の遊芸人で、浅井長政の妻となり、後に柴田勝家に嫁した信長の妹お市の方を中心とする、戦国争乱の世のひとびとの運命を語る、という形式になっている。 谷崎

          谷崎潤一郎『盲目物語』 高野山龍泉寺

          津風呂湖百景6「池田克己詩碑 小野十三郎書」

          「池田克己詩碑  小野十三郎書  疲れた駅からの五十丁  月の木橋の上でようやく満月  役場前の急坂で眞正面の満月  火の見櫓も  一本杉も  まぶしくかすむ  雪の満月  池田克己」 吉野・津風呂湖畔の、静かで寂しすぎる吉野運動公園。そこで思いがけず遭遇した詩碑。小野十三郎書とあるではないか。小野十三郎氏は、大阪文学学校初代校長である。 池田克己は、1927年吉野工業学校建築科卒。詩人として精力的に活動し、詩誌『豚』『現代詩精神』『上海文学』『亜細亜』などを創刊。

          津風呂湖百景6「池田克己詩碑 小野十三郎書」

          交るとも恋の季節とも

          春から初夏にかけて、「鳥交(さか)る」の時季のようである。恋の季節だ。 結果、巣も作る。 …と、気づいたのは、今日たまたま、そんないきものを何種か見たからである。 さて、ここは橿原神宮の南隣にある深田池。奈良時代に築造されたと伝えられる歴史あるため池だ。 下の写真の池の向こうの林の一部が枯れているのは、カワウの💩のせいに違いない。 上空を頻繁に飛ぶカワウに混じってシラサギも見かけたが、枯れた樹上の巣は、多くはカワウのものだろう。 林の下を遊歩道が巡っているので散策

          交るとも恋の季節とも

          津風呂湖百景5「吉野運動公園郷愁」

          津風呂湖の湖岸にある吉野運動公園には、「運動」のための諸施設が配置されている。総合体育館、陸上競技場、野球場、テニスコート、大駐車場など。これらは湖岸の木々と人造湖の水に囲まれ、非日常を体験できる場所である。 かつては、プール、レストハウス、展望塔などもあったようだが、おそらく施設老朽化や利用者数の減少が原因で、今は閉鎖されている。 駐車場から津風呂湖まではすぐだ。駐車位置によっては、数歩で行ける。広くて、無料であるので、釣り人の車も多いようである。 津風呂湖は人造湖(

          津風呂湖百景5「吉野運動公園郷愁」