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楽譜への書き込みの話

私が子供の頃は楽譜への書き込みには鉛筆を使え!
と師匠から口酸っぱく言われたものですが
今はもう昭和では無く令和です。便利な物を取り入れ効率を上げる事に
何か問題が有るでしょうか?
私は演奏が良くなる為ならば手段は選びませんので
書き込みには鉛筆にはこだわりません。
タイトル画像のように私の楽譜はカラフルです。
全て鉛筆で書き込むと視認性が落ちるからです。

まず合奏練習に参加する前に楽譜に細工をします。
練習番号の場所は、合奏の際に指定された時に
スグに反応できるようにカラーマーカーで囲います。
調号が変わる場所、ハ音記号<>ト音記号の切り替わり。
pizz<>arcoの切り替わりもカラーでマーキングします。

合奏練習に参加して指導者の指示を書き込む時には
譜面台への書き込みは非常に書きにくいので6B以上の鉛筆を使います。
そして鉛筆には100均で買ってきた磁石を使い
譜面台に貼れるようにしています。

磁石で貼れる鉛筆

左は鉛筆を差し込んで留められるマグネット。
右は鉛筆ホルダーの中にネオジム粒磁石を入れてから鉛筆を刺したもの。
共に100均で変えるものです。
また折り畳み譜面台は背面がスカスカで筆圧が掛からないので
B4サイズの下敷を使っています。

あと私は実は合奏中に鉛筆で書いた書き込みは1回全て消します。
どうしても譜面台上で書いたものは殴り書きになってしまいがちで
視認性が悪いので、家に帰ってから全て消して書き込み直します。
その際は鉛筆は使いません。シャープペンシルを使います。
その際に使うシャープペンシルは普通のものではなく
プラチナ万年筆社製のプレスマンという0.9mm芯が使える
シャープペンシルを使っています。コレが最も視認性が高いです。

つまり私の楽譜には最終的に鉛筆で書かれた部分はなくなり
全てシャープペンシルとカラーマーカーでの書き込みに置き換わり
本番を迎える事になります。

以前、私より大先輩のコンマスが書き込みに鉛筆を一切使わず
こすれば消える赤のフリクションボールペンを使っていて
大変驚きました。たしかに消せればボールペンでも問題ない訳ですね。
まあ私はそこまでは割り切れませんでしたが
隣で弾いていて視認性はとても高く弾きやすかった事が印象的です。
大先輩なのに思考が柔らかい方だなと感じました。

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