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宇宙との出会い(アニメ音楽)

こんにちは!タチコマのママです!

この間の猫吸いを書いていて、

「はて?なぜこんなに私は宇宙!と言っているのであろうか?」
と自分自身に引っかかりを覚えました。

なので、今回は私が宇宙という感覚を自分の中に見出したビッグバンはいつなのかを遡ってみようかと思います。


機動戦士ガンダムとの出会い

私には4歳・2歳上の兄がいます。
小さい頃から観るテレビと言えば、兄たちが観ているものを一緒に見るという環境で、女の子が見るようなものはあまり記憶にないんです。
我が家では一番上の兄がハマるものが下二人の兄妹も一緒にハマるという方程式で、当時再放送で流行りだしていた「機動戦士ガンダム」に兄がハマったことを契機に、私もガンダムを見るように。
その後、「機動戦士Zガンダム」、「機動戦士ZZガンダム」とガンダムシリーズは勢いに乗っていくのですが、私はというと振り返れば、登場人物の名前くらいは憶えている程度で、内容まで記憶していなかったなという事に気づきました。
では、何を記憶していたかというと、使われていた楽曲なんです。
我が家には兄がどこで入手したのかはわからないのですが、ZZまでに使われていた楽曲集みたなカセットテープがあって、それをとにかく聞きまくっていました。
その中でも私が鮮明に記憶しているのは、ZとZZに使われていた楽曲で、80年代に多用されていたシンセサイザーが盛りまくられた曲。
このシンセサイザーの使い方で、私的、初期段階の「宇宙」を想像させる枠組みは形成されたのではないかと推測されます。

  • 『水の星へ愛をこめて』/森口博子さん

  • 『サイレント・ヴォイス』/ひろえ純さん

  • 『一千万年銀河』/ひろえ純さん

元々宇宙で戦う話なのもあって、これらの系統の曲調に「宇宙」を重ねる傾向になったんだと思うのです。
こうなると、間違いなく私の「宇宙」は「機動戦士ガンダム」が起因なのだと思います。

宇宙を想像させるストリングスの重要性

幼少期からピアノ・声楽を習っていた私が中学生になり、吹奏楽部に入部して感じたのは、色んな楽器で一つの曲が構成されているという事。
当たり前の話なのですが、小学生までの私的に、ピアノも声楽も割とワンマンな感じの世界観だったので、初めて合奏という概念に触れて、どんな楽器がどんな役割をしているのかと理解して取り組むようになりました。

そうすると、今まで聞いていた私的「宇宙」の楽曲は、裏でとんでもなくストリングスが動いているではないか!という事に気づきました。
ストリングス=弦楽器って、広大な宇宙の果てしない広がりを表現するにはなくてはならないもの(私が感じる宇宙には)。上記に書いた楽曲もよくよく聞いてみればストリングスが裏で美しく、時にヒステリックに響いて曲の幅、広がりを表現することを担っています。

映像表現、映画やドラマ、アニメーションなどに音楽ってとっても重要な役割をしていると思います。私はとかく、日本のアニメーションや子供向け番組の音楽って、とってもドラマティックに感じさせるコード進行をあえて使用している気がするんです。
日本独特のヒーローが登場したり変身したりする時の歌舞伎でいう所の
「見得」
なぜか対戦相手の悪役もその見得が終わるまで待っていてくれるという、とても良心的な演出なのですが(笑)
それはさておき、そういうシーンに使われる曲ってとってもドラマティックに作られている気がするんですよね。
以前、家の掃除をしている時にたまたまプリキュアがテレビでついていて、登場人物が今まさに変身というシーンでした。
私自身がプリキュア世代じゃない、子供も息子なのでプリキュアを見ていないで造詣は浅いのですが、この変身シーンの楽曲を聞いた時に持っていた掃除機の手が止まりました。それがこちら!

歌ってくれている声優のお姉さんたちの歌声より、私はとにかく裏のストリングスに耳をそばだてて聞き入ってしまいました。
YouTubeでこの曲ないかなって直ぐ調べて、イヤホンして聞いたら、とにかく中盤あたりからストリングスが走る走る!
そう!まさにこれが私のいくつかある宇宙を想像させる楽曲の「陽キャ」部門の分類。
とにかく変身シーン長くない?wwってな感じなんですけども、この1分強の長さに「起承転結」みたいなものを盛りっと詰め込んで楽曲を作成される作曲家さんたちにはいつも驚きを覚えます。
子供たちがワクワク・ドキドキ・応援したくなるような演出を音楽でも見せるわけです。

機動戦士ガンダムという宇宙でドンパチするアニメに出会ってしまった私は、その後も兄の影響を多分に受けて成長していくのですが、考えてみれば私のアニメ人生は今まで書いてきたように「音楽」との結びつきは欠かせません。使われている楽曲もその作品を語る上で重要な要素なのです。
その作品の音楽を担当している作曲家さんは誰なのかってとても気になるし、「あれ?この感じは澤野弘之さん(作曲家)ぽいな」と思って調べてみると、やっぱりー!という感じです。
そういった感じでストーリーだけを追うだけでなく、音楽という角度からもアニメを感じ、楽しんでいます。


私の中にある宇宙。それは一つではないようです。
先ほど紹介したプリキュアの様な「陽キャ」な感じの宇宙もあれば、ガンダムシリーズのように悲哀も含み、希望的な宇宙。そして猫のお腹で感じる静かな、全てを包み込むような宇宙。
それは無数にある銀河のように沢山私の中に存在するのかもしれません。

後書き:
自分で書いていてなんですが、この作業は自分の起源を掘り下げるようなことでしたね。言語化するという行為が、自分自身へのカウンセリングなんだと気づきました。これはいいかもしれません!アウトプットするという作業は、思いのほか自分への癒しに繋がるのかもw
人に理解されるかはさておきですがねw

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