都心大学生のホテル/ブライダルバイト体験談
こんにちは。たちばんなです。
私は、派遣で首都圏のホテル/ブライダルのバイトをしていたことがあります。
一度はやってみたいと思うバイトの一つだと思うので、私の体験談が役に立ったら嬉しいです。
長くなってしまった(約5000文字!)ので、給料とか気になるところだけでも見ていってください。
ホテル/ブライダルバイトを始めた理由
始めた理由は3つあります。
学生のうちにいろんなバイトをしてみたかった。
結婚式を見てみたかった。
有名人に会えるかも!と思った。
あとは、派遣なので働きたいときに働けることと、お給料が高めであることも決め手になりました。
ホテル/ブライダルバイトで働くまでの流れ
①登録会
まずは、ホテルバイト で調べて登録し、良さげなところの登録会に行きました。会場は都内にいくつか、という感じ。
登録会はほぼ毎日開催らしく、その日も私の他に3人くらいいました。若い人が多く、高校生っぽい制服の人も。
履歴書は持参です。
が、特に面接というほどのこともなく、私の席の隣にやってきて履歴書を見て「行きたいホテルとかある?」「どれくらい入れそう?」ということを聞かれました。
よほど問題がなければそのまま登録させてくれそうです。
そのあと、派遣社員用のサイトに登録させられました。
②働き方の説明
私の登録していた会社では、特に希望がない限り、都内のいろんなホテルに飛ばされる形でした。
また、シフトは担当者とLINEでやり取りし、1週間に一度提出です。
毎週行ける日と時間帯を送ると、3日前くらいに「この日のこの時間、ここのホテルでお願いします」と連絡が来る、という形でした。
ホテルへの行き方や持ち物、ホテルに入ってからの動きなどは、登録したサイトでホテルごとに説明がありわかりやすかったです。
③スキル研修(?)
サイトへの登録などをさせられたあと、早速ちょっとスキル研修がありました。(同じ日です)
お皿の三枚持ちとか、お皿の下げ方とか、ワインの注ぎ方とか。こういうスキルについては、登録したサイトでも動画で見られるようになっていました。
逆に、その30分くらいで研修は終了。次は早速勤務です、とのこと。え、えええ〜??
ホテル/ブライダルバイト勤務の流れ
初めてだろうがなんだろうが、とりあえず行くしかないので行きます。
持ち物
ホテルによって違うところもありますが、だいたい
メモ、ペン
栓抜き(でも結局使ったことない)
白手袋
女性なら
パンプス
ストッキング
ヘアネット
男性なら
ストレートチップorプレーントゥの靴
黒の皮ベルト
黒靴下
という感じです。男性はワックスで前髪あげましょうね!女性はピンで止めましょうね!と言われます。ネイルとかも注意されます、爪は短く切っていきましょう。
ホテルに入ってから勤務までの流れ
どこのホテルもだいたい、以下のような流れです。
裏口っぽいところから入る
↓
警備員室で派遣会社名を名乗り、鍵やカードを受け取る
↓
ユニフォーム室に行き、制服を借りる
↓
更衣室に行き、着替える
↓
派遣事務所に行き、今日の割り当てられた会場などを聞く・確認する
↓
勤務!
ちなみにホテルは基本的に、社員さんに加え、いくつかの派遣会社からバイトを受け入れているようです。
初めての勤務
初勤務のホテルでは、同じような派遣っぽい人に「私初めてです!!何にもわからないのでついていっていいですか!!」をやりました。
みなさん優しくて、たいてい行き方とかを教えてくれます。
また派遣事務所には、「その派遣会社の、そのホテル担当の管理人」みたいな人がいて、初めてなのをわかってくれているのでちゃんと教えてくれました。
宴会場に入ってからも、ベテランのバイトさんが丁寧に教えてくれました。(私は初回はほぼ見学させてもらいました)
鬼みたいな人に怒鳴られたりとかは、今の時代を反映してか、なかったです。みなさん教えるのがうまくて優しいです。
忙しいと厳しい言葉が飛んでることはありましたが、初心者には優しいです(笑)。
初めは、笑顔と素直さをもち、余計なことをしないようにすれば大丈夫です!
仕事内容(一例)
お客さんが来たらチェアサービス(椅子ひいて、座らせてあげる)
コース料理の出し・下げ
お皿だけでなく、スープを注いだりお肉のソースをかけたりすることもあります。
ドリンクケア(注文を聞いたり、飲み物が減っていたら注いであげたりする)
シャンパンやワインを注ぐことも多いです。練習あるのみ!
宴会終了後の片付け、テーブルクロス替えや次のグラス・食器類のセット
グラス拭き(結構コツがいる。初めは見様見まねで)
ホテル/ブライダルバイトの特徴
ホテル/ブライダルバイトならではの特徴がいくつかあるので、箇条書きしてみます。初回にいろいろ教えてくれました。
平日は会社とかのパーティー、土日は婚礼(結婚式の披露宴)が多い。
忙しいのは6月と11月(結婚式)。たまにディナーショーなどもある。(年末とか)
仕事内容は料理を席に運んだり片付けたりするホールと、荷物を預かるクロークのどちらかがほとんど。(体感ではホールの確率が高い。)
社員さんは「黒服」と呼ばれ、たいてい蝶ネクタイをつけた紳士みたいな人である。困ったらこの人に聞こう。
基本、計画した時間に沿って料理を出したりするので、時間にはシビアである。
1日の中で、披露宴など→片付け・次の会場セット をやる。1日2回会場を使うこともある。
男女比、年齢構成は?
学生(高校生・大学生)、女性が多いです。ただ、若いけど社会人で、他の仕事と掛け持ちしているという人も意外といるようでした。
学生:30~50代=7:3くらいでしょうか。おじさんはほぼいなくて、おばさんがチラホラ、くらい。
男女比は男:女=3:7くらいな気がします。
お給料は?
ズバリ、時給1300~1400円くらいです。
交通費は実費支給だったり、一律1200円とかのホテルもありました。
こういう高級ホテルって、東京の海沿いにあったり、皇居の周りとかのド都心にあったりするので、遠いんですよね。
他のバイトの人も、1〜2時間かけて来ているという人が多かったです。
行き帰りの時間にバイト代はもちろん出ないので、実質の拘束時間を考えるとそんなに高給ではないのかも。
食事は?
たいてい従業員食堂があり、300円の食券で食べられたり、給料天引きで200円だったり、という感じです。メニューは選べても3種類くらい。
6h以上の勤務だと30分の休憩が必要、とかのルールがあった気がします。その休憩でご飯を食べに行く感じです。何時にご飯に行けるかは現場によりますね。
ご飯は普通に美味しいです。ただ、別にホテルで出してるメニューや食材は関係ありません。
ホテル/ブライダルバイトをしてみて感じたこと
まず、人手不足なのは間違いないです。
3回目くらいまでの人は研修中 のマークが名札につくことがあるのですが、必ず研修中の人はいます。
他のバイトの人に聞いても、初めて3ヶ月くらいの人とか多いです。夏休みなどにたくさん入って、秋ごろにやめようかな〜と言っている人もいました。
担当者とのLINEでもよく、「助けて!人足りないの!夜からでも入れたりしない?!」という切羽詰まった人員募集が来ておりました。(全部無視してました、ごめんなさい)
あとは、緊張感はありますね。特に結婚式はウン十万、百万がかかっているので粗相は許されません。困ったらやらない、人に聞く、これに尽きます。
また、ホテルにはたいてい従業員用の階があり、更衣室や従業員食堂などがあるということも知りました。
そしてホテルには宴会に使える部屋がいくつかあり、構造も複雑なので、迷いやすいです。私は方向音痴なので何度か迷いかけました。気をつけましょう。
メリット・デメリットも書いておきます。
メリット2つ
1.他の人の結婚式や、会社のパーティーが見られる・雰囲気を知れる
きらびやかな会場に入れますし、紹介ムービーや乾杯の挨拶も見られます。
長く続けている人は、自分の結婚式でこれやりたいな!という演出を見つけたりしているようです。
各テーブルに写るんですを置いて、そのテーブルの人が自由に写真を撮れるようになってたの、よかったなぁ。
2.上質なサービススキルが身につく
ワインをうまく注いだり、お皿を3枚持ちしたり、高級な料理のサーブの仕方を学べます。他の飲食バイトでも役立ちそう。
デメリット2つ
1.拘束時間が長い
人によりますがたいていホテルは遠く、拘束時間を考えると、給料が高いとは言えないかもしれません。
ホテルに入ってからやることが多いため、始業時間の30分前くらいについておくと安心(制服を借りたり、着替えたり。階をまたぐので、エレベーターが地味に面倒)、ということでさらに拘束時間が伸びている。
2.立ち仕事で疲れる
基本飲食はそうですが、基本立ち仕事ですし、時間に追われながらの料理の出し下げは慣れが必要です。
コース料理がほとんどなので、常に出すか下げるかドリンク聞くかしてます。
バイキング形式でも、ひたすらお皿を下げ続けるので、暇な時間はありませんね。
逆に、飲食のバイト経験者であればすぐできると思います。
(ですが、初めてです!と言えば、無理しなくていい、というか無理するな、と言われます。安心してください。)
Q&A
Q1.友達はできるの?
頻繁にシフトに入ればできると思います。
誰かと一緒に帰ることもありました。
ただ派遣なので、同じ日に同じ場所で働けるとは限りません。週1〜2程度の場合、自然に友達ができる、ということはないかなと思います。
私は週1回くらいしか入っていなかったので、友達はできませんでした…
もちろん、友達を作らないでも何の支障もありません。働く仲間は一期一会です。
Q2.覚えることは多い?
ある程度ありますが、とにかく初心者なら人に頼ればいいので大丈夫です。
料理や飲み物の名前を覚えさせられる!という体験談もあるようで、たしかにいずれ覚えてね〜とは言われますが、そんなにお客さんに聞かれたことはないですし、聞かれても「確認して参ります!」の魔法のワードで解決です。
覚えておくといい用語やモノ
トーション:白い大きい布。折って使う。ワインを注いだときにワインボトルの口を押さえたり、こぼしたものを拭いたりなどに使える。
ワイングラス:だいたい、シャンパングラス、白ワイングラス、赤ワイングラスの3つがある。形が全部微妙に違うので見分けられるといいかも。
シルバー:ナイフ、フォーク、スプーンのこと。銀食器、的な感じですかね。
ショープレート:結婚式の披露宴などで、来たときに初めから机に置いてあるお皿。上にナフキンが綺麗に折って置いてある。料理が始まる前に下げられる。
トレンチ:ファミレスのお姉さんが飲み物を運ぶのに使ってるあの丸いお盆。
「11時のかた」:円形のテーブルで、どの席の人かを伝えるときに使う。新郎新婦の席を正面の12時として、時計の目盛りの位置で表す。
まとめ
ホテル/ブライダルバイト、いい経験になるので、一回やってみてもいいと思います。
初心者でも0から教えてくれますし、純粋に結婚式や偉い人の食事会ってこんな感じなんだ〜となりますし、飲食バイトで使えるスキルも身につきますよ。
(人の入れ替わりが激しいため、みなさん教えるのが上手いです)
有名人にも会えるかも!と思って始めましたが残念ながら見たことはありません。でも、ディナーショーとか結婚式のゲストとかで出会えた人もいるようなので、期待はできそうですね!
参考になれば幸いです。
ここまで読んでくださりありがとうございます。
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