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コミティア124戦利品レポ

1年ぶりにコミティアに行ってきた5月5日。
Twitterでお迎えした作品を紹介したけれど、140文字では語りつくせなかった部分も追加しつつブログでも改めて載せておく。
  
※[サークル名]
「作品名」作者名さん

[kitos]
「はなもくらせば」元本モトコさん
ウントピ!」連載の本作、編集作業を私もちょっとだけお手伝いしたこともあって感慨深く、こんなのどう?と提案したものを、モトコさんが想像以上にそうこんな感じ!に仕上げていて嬉しくなった。
ずっとウェブで読んでたけど紙だとパラパラっ開いたとこでクスッとして楽しい倍増♪
私自身何年か前にストレスによる腹痛で1ヶ月ほど苦しんでいた時期があって、その頃あたりからお腹は特に気をつけねばと肝に命じたので、この作品に出てくる豆知識やネタには頷くものが多い。


[ピクルス]
「5杯目のビール」「砂糖は湯煙に溶けて」コイズミさん
毎度“そうくるか!”っていう展開に驚かされて楽しいコイズミさんの作品。
今回の新刊(右)なんて表紙のおばちゃんがどう活躍するのかと思いきや最初の登場がテレビだし、主人公は別にいるし、もうね全てがツボ。
左のは迷惑だが憎めない友達に爆笑したw
もっともっと面白エピソードがあるはずだから第二弾を期待したい!!


[すじ]
「PAPILLON」「B_side」原田尚さん
今日の新刊(上)お姉ちゃんも神成さんもいい子で、するめくん幸せになれよ!!!
下のは既刊なんだけど3巻を買い逃してたから、以前買った1,2巻を引っ張り出して続けて読んだ。クローンの海くんと、オリジナルの大地くんの続きが気になりすぎて今夜は眠れない…


[チターチ]
「ISOLDA」チターチさん
ふんわりした優しいお話なんだろうな〜と読んでみたら、犬はカプセルに乗って別の星から来るし、女の子はさらっとその犬に果物みたいなのをあげちゃうし、それを食べた犬のコマがそれまでの空気から一転してコメディぽくなっててそれがいい味出てた(笑


[カナール舎]
「かたつむりの町」あやこさん
表紙や絵柄から見た感じはぽわぽわしてるのかな、と思いきや、しっかり描き込まれてコマ割りも動きがあって楽しく、コメディっぽいところもあって、この世界のお話をもっと読みたくなった!
町の様子や、建物のかたちが可愛らしく、この世界に飛び込みたくなっちゃう。


[階下]
「ダスルネ」清野さん
1巻をスペースでパラっと読ませていただいて、これは好きな感じ!と一気に3巻まで買った。どこかの国の公安ものでサスペンス(でいいのかな?)、3人の男たちの関係性や、過去が気になるから4巻が待ち遠しい〜
エンフィのぼさぼさっぷりがいい!


[まばたき星雲]
「さらばニンゲン」ばったんさん
絵のスタイルがとても好きで、そしてさらに物語に出てくる吸血鬼がめっちゃ可愛くて、くるくる変わる表情にきゅんきゅんした!!
ハンカチの理由も素敵だったし、いいお話だった〜


[Kで会うならば]
「マホーブ!」有永イネさん
どんなキラキラなファンタジーが広がってるのかとページをめくったら捻くれ気味でナル入ってる男の子が魔法を使えちゃったわけがまさかキュンな方法だったとは…やられたわぁ〜ださよれ根暗っ子たまらん!!!
そして表紙がとても素敵★ 


[鳩井レコーズ]
「Original Boys Love 【+Novelist】」「Dancing in the hollow」長谷川せとさん/鳩井文さん
準備号から本編が出るのを今か今かと待っていて、今回私がコミティアに行ける時に出してくれて本当に良かった!
右のは暗い怖い系だけど主人公のワケありイケメンがとても好み。左のはBLで天才への歪み愛が面白かった。続きが読みたい


[うそ八百屋分室]
「縷々帳」綿貫芳子さん
オリジナルからオリオリスープのキャラまで色々なイラスト作品が詰め込まれた贅沢な一冊。綿貫さんの強くてしなやかな個性のある線が好きで、これにまた色が着くから魅力は倍増。SNSでもいつも見ているけれど、本にまとまると手で開くのが嬉しい


[ささきさルーチカ]
「星座早見手紙」とこさん
いつも素敵なお着物で参加されてるからそれも楽しみにしてる私。漫画作品の「ロコノ」はまとめ本で以前買ったから下巻待ち。なので、今回はずっと欲しいなぁと思っていた星座早見手紙を購入してきた。手紙だけど、飾っておきたい美しさ★


[鯨野雑貨店]
「鯨野雑貨店 No.1」「測量野帳」空魚さん
「鯨野雑貨店 No.1」(左)はオリジナル世界観「鯨野自治区」の解説や物語がぎゅうぎゅうに詰め込まれていて読み応え抜群!
そして初めての測量野帳は鯨野さんで欲しいと思っていたから無事に購入できて良かった〜使うのがもったいないけれど使いたい!


[シーナケイ]
「VF1」「VF2」さん
架空の城壁都市の様子がガイド式に描かれている素敵な本!なかでも食べ物の描写や説明がヨダレ出まくりでこの街に飛び込みたくなるくらい!!
1ページ1ページ紙色と文字色が違っていて楽しくなる作品でした。
もっともっと読みたーい!


[はしゃぐ。]
「フリーペーパーはしゃぐ。COMITIA124」はしゃさん
宝石マステには間に合わなかったけど、フリペは残ってて良かった〜!
いくらかお金払いたいくらいの裏表に描き込まれた充実の一枚。
乗り物酔いするし出不精だから旅は苦手な私だけど、はしゃさんのレポ読んでると楽しくて楽しくて動きたくなる!


[GOOD BYE LIFE]
「怪獣になったゲイ」ミナモトカズキさん
ツイ検索でチェックした「怪獣になったゲイ」。
何がどうして怪獣がゲイになるんだと思ったら、なんとも切ない話だった。
ふと口に出してしまった言葉が相手を傷つけてしまうことはやってしまう失敗のひとつだと思うけれど、ひとに指導する立場の者がその活動の場ではより一層気をつけねばいけないよね。
1巻の展開から続きがどうなるかとても気になるから次回は2巻も買おう♪
それからたぶん作家さんご本人だと思われる方が可愛らしくてちょっとキュンした。

 
ここ何年か色々なコミック誌が消え、そして新たに生まれ、でもまた消える。
ウェブ版やアプリに移行できる作品ならまだいいが、そのまま掲載場所がなくなってしまうことも少なくはないだろう。
 
しかし紙じゃなくても、出版社からじゃなくても、自分の作品を公開する場所は増えている。
Twitterでも時折話題にのぼるが、ネット上の様々なサービスを活用して有料で作品を読んでもらう。
プロ漫画家の定義が商業誌で描くことであるというのはまだしばらく離れられないだろうが、たとえ電子のみであっても、出版社からの販売じゃなくても、読者がお金を払ってでも読みたい作品を描いて実際に売っているのであればもう作家として確立していると私は思っている。
 
プロとアマの境界線はすでに曖昧。
編集者が加わることでより一層いい作品になるものもあれば、その逆もあることはよく耳にする。
その出会いはタイミングだと思うし、必ず出会えるものでもないだろう。
それを待つくらいならコミティアなどのイベントやネット上でどんどん作品を公開して、読み手を増やして、いずれ有料でも読んでもらえる作品を描いていく方が腕は磨けるんじゃないかと思う。

というか、私が読みたい!!

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