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【ネタバレあり】村上春樹•超新作 〜その童謡はほんとにあるの?#街とその不確かな壁

いやー、みなさん!

村上春樹さんの待望の長編小説
#街とその不確かな壁

サイコウですね✨!

読了された方もおられるかもしれませんが
わたしは、まだ。

ひさびさの長編をゆっくりじっくり味わうように読ませてもらってます。

読みはじめる前から
ファンのみなさんならご存知のとおり
村上作品に通底するテーマである

孤独

隔絶された状況

不在

などのエッセンスが、どのように新作に
まぶせられるのか
(ドーナツにかかったチョコチップみたいに)

期待を膨らませてた方も多いでしょう。

今回は、物語の中盤で出てくる欧米の童謡
について実際にどんなものなのか
気になって調べました。
(以下ネタバレ含む)

主人公の図書館に出入りしている少年に
自分の誕生日を伝えた主人公
少年は即座に主人公の生まれた日の
曜日を言いあててしまう...
『水曜日の子供は苦しいことだらけ...』
主人公の口をついて出た言葉に、
主人公のおかれた状況とあいまって
そこはかとない可笑しみを感じてしまう
シーンでしたが、元ネタの童謡を調べた
ところ...


(引用)→→→マザー・グース
(Mother Goose)は、
イギリス、アメリカを中心に親しまれている英語の伝承童謡の総称のこと♪
英語の童謡を指す言葉としては、他にもナーサリー・ライム (Nursery Rhyme)がありますが、
マザー・グースは英米人にとって聖書やシェイクスピアと並んで教養の基礎になっているとも言われています。

日本では、ロンドン橋落ちた(London Bridge)やメリーさんのひつじ(Mary had a little lamb)が有名ですね!

そのマザー・グースの中に 、月曜日に生まれた子供は(Monday's Child)という歌があり、
"Monday's child is fair of face."(月曜日生まれは器量よし)だそうです♪



では、他の曜日はどうでしょう?
 What day were you born on?   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・Monday's child is fair of face.  
(月曜日生まれは器量よし)
・Tuesday's child is full of grace.
(火曜日生まれは上品)
・Wednesday's child is full of woe.
(水曜日生まれは泣き虫)
・Thursday's child has far to go.
(木曜日生まれは旅に出る)
・Friday's child is loving and giving.
(金曜日生まれは優しく気前よし)
・Saturday's child works hard for a living. (土曜日生まれは働き者)
・Sunday's child is bonny and blithe, and good and gay.
(日曜日生まれは可愛く快活、ほがらか)←←


とあり、実在する童謡であることがわかりました。
(出典は田中真由美さんのブログより、感謝!)

実際の歌のYouTubeも貼っつけられてましたんで参考までにこちらにも貼っておきます。

自分の誕生日、
19○○年12月◯◯日も、
念の為、Netでしらべてみたところ
〝日曜日〟でした。

歌によると〝可愛く快活、ほがらか〟
だそうで、満足です。

いまから物語のほうに戻ります。
(サケが生まれた川に本能的にもどるように..)

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