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[SS]ブルマの旅日記・本物の龍に逢いたい

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ブルマと亀仙人はお正月のイベントを成功させる為に、本物の龍を中国に観に行きます。悟空とブルマのアドベンチャーが始まります。
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亀仙人は姉の占いばばにみて貰えれば、悟空の命を救えるかも知れない、桃白白の事も何か知っているはずだと話した。ブルマは亀仙人と悟空を飛行機に乗せると、山東省から北京に向けて移動した。占いばばは桃白白はレッドリボン軍が雇ったんだと話し、一人の少年に滅ぼされてしまうと占いに出たんだよ。

桃白白は倒れた悟空の心臓の音を確認して、死んだなと呟き、ニヤリと笑います。ブルマは恐ろしくて声をあげる事もできません、桃白白はお前も用心する事だなと吐き捨てて、その場を立ち去る。ブルマは側に亀仙人がいる事に気づきます、亀仙人は悟空を抱き抱えて、悟空の命を救う方法があると話します。

桃白白が悟空にかかってこいと言い、悟空は素早い動きで、襲いかかるが桃白白に受け流される。悟空は両手に気を溜め込んで、かめはめ波を打つが、桃白白の物凄い気合いで消される。疲れがみえる悟空の隙をついて桃白白はドドンパを放ちます。ドドンパに射抜かれた悟空はその場に倒れ込んでしまいます。

悟空は暗殺命令ってなんだと話しかけ、桃白白がさあな、自分の胸に聴いてみろと言いました。ブルマは殺し屋と聞いて腰を抜かして、動けません。悟空にあんた、一体なんなのよと叫び、私まだ死にたくないわと怯えています。桃白白はブルマを見てうるさいガキだなと言い、ヤムチャは終わったなと呟いた。

何の音?ブルマが呟く、悟空は上空を見ると、前方にある森の方へと走り出す。ブルマは置いて行かないでと後を追いかける。暫くして草原の方からドドーンと言う音が聞こえてくる。ヤムチャが桃白白だと叫びます、悟空は殺し屋がオラに何の用だと話します。桃白白はお前の暗殺命令が出てると言いました。

ブルマは岩と樹々が重なり、登り道になっているわね。悟空は次第に地面が湿地帯になり、森の中にいる感覚になってくる。もう直ぐなのね、嫌まだ数日必要だ。敵がいつ現れるか分からない、また盗賊がいるの?とブルマが答えると、何故か胸騒ぎがするんだと悟空が呟く。上空からバリバリと音が聞こえる。

プーアルがヤムチャ様どうかしたのですか?と尋ねると、俺は女を見ると身体が固まってしまうんだと話す。ブルマはびっくりした表情を浮かべていたが、悟空は口ほどでも無いなと叫んだ。悟空とブルマは無事に砂漠地帯を抜けると、龍がいると言われる山岳地域に進んでいった。ヤムチャも後を追いかける。

ヤムチャはカプセルと現金を置いてけと二人に言います、悟空はやだねと答え、ヤムチャは痛い目に遭いたいのかと話す。ヤムチャが狼牙風風拳を使うと、悟空はジャンケングーと急所攻撃した後に、チョキをして目潰しです。プーアルがヤムチャを心配しています。ブルマが近づくと飛んで逃げてしまいます。

悟空はブルマと一緒に砂漠地帯を抜れると思った矢先に、旧型のランチャーに乗ったヤムチャに声を掛けられた、肩にはプーアルが乗っています。ヤムチャは俺に無断でこの砂漠を通り抜けられると思ったかと悟空に怒鳴ります。ブルマはヤムチャは若い時の亀仙人に似て格好良いわねと目がハートマークです。

この辺りは昼間でも盗賊が出るんだ、名前はヤムチャという、手下にプーアルという妖術使いもいる。有名な奴らで旅行者が何人も金品を盗まれている、喧嘩がめっぽう強く、誰も逆らえないと悟空が言う。ブルマがあんたよりも?おらは負ける気はしないが、戦ってみないと分からない。恐らく現れるはずだ。

ブルマと悟空は砂漠地帯を進みました、夜は気温が急に冷え込みます。天候も雨季のせいで曇り空が多く、陽が地上に当たりません。悟空はこの辺は毒サソリが出るから、気よつけろよとブルマに言いました。この砂漠はいつまで続くのとブルマは不安です、悟空は無事に抜けられればいいんだけどなと答えた。

ブルマは悟空に龍は何処にいるの、どの位かかるの?、悟空はこの間は1週間位かかったな、天候次第なんだよと話す。食べ物と寝る場所は大丈夫かしら、おらは野宿するからと言いました。私はポイポイカプセルで過ごすわ、食べ物もあるし、あなたも泊まって良いわよと伝えた。おらは外の方が気分が良い。

ブルマは大きなダチョウに乗った悟空の後ろに、恐る恐る腰掛けました。滑り落ちそうになるかと思っていたのですが、意外と座り心地がしっくり来ました。悟空が両足でダチョウの腹を挟むと勢い良く走り始めました。おらの身体、しっかりと握っとけよ、ふり落とされるぞと言いました。冒険の始まりです。

悟空は温度計と湿度計を見ると、3日後に出発すると言いました。1人しか連れてけねえぞと伝えると、ブルマは私が行くからと話した。悟空は格好をなんとかしろ、そんな格好じゃあ山道は歩けねえぞと言う。大丈夫、着替えは持っているからと悟空に伝え、歩いて登るの?と尋ねた。ダチョウがいると話す。