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豊洲と築地 啓蟄

5時25分、東西線は早朝でも席に空きはなく、立っている人が多い。

門前仲町駅で下車。富岡八幡宮近くの出口から地上に出ると、提灯に明かり灯っている。まだ夜明け前。

門前仲町駅 出口すぐに掲げられた提灯が灯っている



目の前の清澄通りを月島に向かって歩く。
まだ月もはっきりしている。

まだ月も光っている


歩いていると徐々に明けてきた。

黒船橋からオオゼキの看板


相生橋に出る頃にはだいぶ明るくなった。

カラスやすずめの声に少しずつかもめの声が混じってくる。海が近い。

相生橋を渡ると肉のたかさごが見えてくる


もう月島。朝の散歩をしてる人が多い。犬は小さい。
清澄通りから一本それるともんじゃストリートがある。


月島橋を見ているとコツッコツッと聞こえたので川を見たら黒い鳥がクチバシを開いたり閉じたりする音だった。


一斉にかもめが飛んでいき、また戻ってくる

1羽よく喋る奴がいる
桜にはまだ少し早い


晴海通りを進み、豊洲に向かう。
月はもう白く透けて昼間の月になった。

6時半、まだそんなに混んでいない



晴海トリトン
田んぼビオトープ これが都会の田んぼ


晴海大橋って徒歩で渡れるのか?と思ったが
橋の上に人影が見えたのでそのまま進む。

豊洲大橋とレインボーブリッジのコラボ



豊洲市場までは川沿いをいく。ランナー多い


言うことをきかないパグがベビーカーに乗せられた。走ってもないのに息が荒い。



7時、スマホの目覚ましアラームが鳴ったので止める。ちょうど豊洲市場の青果門前に着いた。


豊洲市場に入る。見学コースが設けられているので見てみる。マグロ競りはもう終わっているみたいだ。

「あれがね、ダアーッと並ぶからね」

「食べないでしょ」「食べる食べるマグロ。生はね、」

「お疲れ様で~す!」

あらかた見たところで観光客も購入できる店の多い築地に移動する。

築地市場 だいぶ解体がされた


9時半、築地付近は観光客でごった返している。

「ありがとうございま~す。5つの方がお得ですよ」「また、試してみてくださいね~ありがとうございま~す」

「お車通りま~す。お気をつけくださ~い。」


鮮魚店が立ち並ぶ築地魚河岸で刺身とボラのあらを買う。
ヒラメとボラのあらを見ていたら「どっちも出汁がでてうまいけどめずらしいのはぼらですね、味噌汁に入れるとうまい」とのことでぼらにした。


「中落ちからブツからお刺身から、はい、お寿司ですよ!」

「はい!買い物上手!」

「はい!いらっしゃい!おろしたてですよ!」



路面の海苔屋で味のり缶と焼き海苔を買う。

創業 慶應二年
口溶けの良い味のり 缶もしゃれてる


10時、買ったものを抱えて東銀座で電車に乗る。良い魚と海苔が調達できたので、飯が今から楽しみだ。

歌舞伎座

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