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「車でお遍路 完結編」慈尊院と丹生官省符神社(高野山に導かれた弘法大師創建の神社仏閣)

これまで「車でお遍路の旅」では108の霊場を巡礼、そして前回ではお遍路さんの原点となる「開創の物語」弘法大師と神様の出会いの神さまを祀る神社丹生都比売神社にうつひめじんじゃをお参り。

そして今回は、神様から神領である高野山を譲り受けた弘法大師がその思いを込めて建立した神社仏閣慈尊院じぞんいん丹生官省符神社にうかんしょうぶじんじゃへお参り。


慈尊院じそんいん

慈尊院山門から境内を臨む 中央の石段には丹生官省符神社の鳥居がある

慈尊院は、弘法大師が高野山開創時に参詣の要所に当たる表玄関として伽藍を建立した寺院

大師の御母堂である玉依御前は、ご高齢にもかかわらず大師が開創した高野山を一目見たいと香川県善通寺市から慈尊院に参詣。
その後、御母堂が入滅された時に大師は、御母堂が尊崇していた弥勒菩薩になられた霊夢により廟堂を建立。自作の弥勒仏と御母堂の霊を安置した。
慈尊院とは、弥勒菩薩の別名である。

慈尊院HPより引用


慈尊院弥勒堂 御本尊の弥勒菩薩を祀る
慈尊院 弘法大師堂(四国堂)
慈尊院参道 山門からの景色


丹生官省符神社にうかんしょうぶじんじゃ

弘法大師は、運命的な出会いで狩場明神の尊いお導きにより高野山を開創することができたというその思いから、金剛峯寺を開創した同じ年の弘仁7年(816年)に高野山入口に高野山の政務・庶務を司る政所として慈氏寺(現慈尊院)を創建。

そして同時に参道中央正面上壇に、丹生都比売大神にうつひめのおおかみ高野御子大神たかのみこのおおかみを勧請、守護神として祀る丹生高野明神社(現丹生官省符神社にうかんしょうぶじんじゃ)を創建した。

慈尊院の境内には丹生官省符神社へ向かう大鳥居、石造一ノ鳥居と丹塗二ノ鳥居がある
丹塗二ノ鳥居から境内に入ると正面に本殿
丹生官省符神社本殿
丹生官省符神社 本殿


最後に

私が2022年2月よりはじめたお遍路さん「私の車でお遍路の旅」は、
弘法大師が高野山金剛峰寺を開く原点となった神様との出会い、そして御母堂玉依御前を含めた参詣者への思いを込めて建立された神社仏閣を参拝して完結とします。

この巡礼の旅は多くの事を学び、考えさせられました。

そもそもこの企画、noteに記事を書くことで皆さまのお役に立てればということで始めたのですが、コメントを頂きnoter仲間の記事を読むことでより新たな気づきもあり充実したお遍路となり、結願してみれば皆さまに支えられていたことに気付きました。
お付き合いいただいた皆さま、ほんとうにありがとうございました。

感謝しています。

四国別格二十霊場公式巡拝記念品 二十ヶ寺念珠

私の「車で巡礼の旅」はまだまだ続きます、、、、

合掌


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