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【福井県】若狭という土地の魅力

最近私は2度(2023年11月と2024年3月)福井県に訪れました。

3月16日に北陸新幹線が金沢駅から敦賀駅まで延伸し、福井が盛り上がっている様子を自分の目で見に行ったのです。

福井県は大きく2つのエリアに分けられます。

永平寺や東尋坊など有名な観光地がある嶺北(れいほく)地区。
敦賀市以西の嶺南(れいなん)地区は、どちらかというと地味な地域(嶺南地区のみなさんごめんなさい)。
福井県の中でも嶺北地区の方がメジャーという印象があるようです。

私が11月と3月に訪れたのはどちらも嶺南地区です。

11月は嶺南地区の東側にあたる、敦賀、三方五湖、熊川宿、小浜などを廻って記事を書きました。

3月は更に西側に位置する高浜町、おおい町、再び小浜を廻りました。

地味な嶺南地区の中でも高浜町、おおい町は特に地味です(何度もごめんなさい。。。)

しかし行ってみるととても良いところでした。私はこれらの町をとても好きになりました。

静かでしっとりと落ちつける、地に足がついているところでした。

<小浜からおおい町に向かう道>

観光客がどっさり訪れるような所の対極にあり、北陸というよりは京都の田舎に似た雰囲気がありました。

陰陽師のことがわかる暦会館(安倍晴明の子孫が住んでいた)と、山の中腹から海、町を見下ろす古刹 中山寺など(う~ん渋い)。

<中山寺>

そして言わずもがな、魚の美味しさはピカイチ。

いや~福井県は本当に奥深い土地でした。

嶺南地区は旧名では"若狭"と呼ばれていました(敦賀だけは越前)。

一度や二度ではとてもすべての魅力を知ることはできないでしょう。

日本にはまだまだ全国的には知られていない魅力的なところがあるな、と改めて思いました。

個人的にもまた訪れたいと思います。

11月に訪れた時「シンジーノさん、今度はぜひマハタを食べに来てください!」と地元の方に薦められました。
そして食べました、マハタを。
生まれてこのかた、こんなに美味しい白身の魚を食べたことがありません。
高級魚クエの仲間で、白身でありながらコクと旨みが濃厚。

ちなみに白身の刺身の美味しい食べ方をご存じですか?
白身を口に含んで鼻から息を「んふ~っ!」と抜くんです。
白身は淡泊ですから他の魚に比べると旨みを感じにくい。
「鼻から息を抜く」味わい方は白身の旨みをしっかり感じられるんです。
この状態に端麗辛口の日本酒(燗酒がベスト)を注ぎ込むとそれはそれはえも言われぬ・・・あっあっよだれが~。

ぜひあなたにも食べていただきたい!

この2つの町は静かです。夏には関西圏からの海水浴客で賑わうそうですが、3月はとても静かで落ちついていました。

漁村の雰囲気が残る高浜町。海を見ながら食べる海鮮丼の美味しさといったら。
"若狭富士"と呼ばれる姿の良い青葉山(あおばやま)は地元の人たちから「あおばさん」の愛称で親しまれています。

<若狭富士と呼ばれる青葉山>

京都との県境に位置するおおい町。季節外れの雪化粧をした町は幻想的でまるで絵画のようでした。

日本は海に囲まれた土地です。新鮮な魚を味わえる場所はあちこちにあります。

その中でも若狭の特徴として挙げるなら「魚の加工技術」が優れている、ことでしょうか。

その代表が「若狭の一汐(わかさのひとしお)」です。

冷蔵庫のない時代、魚を若狭から京まで美味しい状態で運ぶにはどうしたらよいか、人々は試行錯誤しながら工夫してきました。

日本海の魚を京まで運ぶのに最短でも丸1日かかったそうです。

京に着く頃に一番美味しい状態になっていることを逆算して振る絶妙の塩加減、これが「若狭の一汐」です。

今でも京都では若狭産の魚は「若狭もの」と言われ高級料亭で珍重されています。

若狭の一番の魅力はやはり食ですね。またひとつ好きな場所が増えました(シンジーノ)
2024年5月2日

★このnote投稿の概要は最初の記事「はじめまして」をご覧ください。

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