開発にペアプロを導入した話

こんにちは。食べログFE(フロントエンド)チーム の佐々木です。
FEチームでは今後の開発を基本的にペアプロで行っていくことにしました。
今回の記事では、ペアプロ導入に至った経緯と導入してみたメリット等を紹介します。

新規開発をモブプロでしてみた

FEチームではこれまでPC版の食べログのReactへのリプレースを進めて来ましたが、新たにSP版のリプレースに取り掛かるにあたり、以下のような狙いでモブプロを導入してみました。

・今後の基盤となる開発であるため、チーム全員で実装を行うことで議論点を潰す
・新しいメンバーが加わり、チームの形成期であるため、実装を一緒に行いノウハウを共有する

具体的には以下のようなやり方で行いました。

・Teamsを使い、全員リモート参加
・参加者はFEチームメンバー7名全員
・1日4時間ほど(午前1.5時間、午後2.5時間)
・20分でドライバー(キーボードを打つ人)をローテーションする
・実装について議論したいポイントがあるメンバーはナビゲーター専属にする

上記に加え、午前・午後の終わりに軽く振り返りを行うことで、細かな改善を行っていきました。

モブプロを導入した結果として以下のようなメリットがありました。

・バグの検証や実装が一人よりも1.5倍くらいサクサク進む(フロー効率が上がった)
・レビュー前の段階で方向性が正しいことが保証ができているので大きな手戻りが減らせる
・知識を共有できる(Jest等の理解が大分進んだ)

また、以下のような課題がありました。

・人によってはミーティングと重なってしまうことが多く、チーム全員がまとまった時間を確保するのが難しい
・人数に対しての進捗(リソース効率)は少ない

そもそも7名はモブプロとしても多いというのも要因の一つであったと思います。

ペアプロに切り替えた

モブプロを導入した狙いである、議論点を潰しておきたい基盤となるような箇所の開発が終わり、ノウハウの共有もある程度できたため、ペアプロに切り替えました。
モブプロの効果でメンバーの実装のブレも少なくなっていたため、前述のメリットを享受しながら人数に対しての進捗(リソース効率)を高められました。一人で作業していたときに比べても、レビュー時の手戻りが少ないため、同等以上の進捗があると感じています。

上記のようなメリットも鑑み、今後もFEチームではごく簡単な実装を除いてはペアプロで行っていきます。

さいごに

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