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(part 1)調査〈戦争〉をどう捉えていますか 20代に聞く実感、教育、アクション(仕事文脈vol.24・特集1「反戦」と仕事)
終戦から80年近くが経ち当時を知る人が少なくなる中、戦争の記憶の継承が課題と言われる。戦争が遠いもののように扱われる一方で、SNSを開けばウクライナ侵攻やパレスチナでの占領、虐殺の情報がリアルタイムで流れてくる。そして日本が戦時中に行った植民地支配や加害行為の構造は、まだなくなってはいない。 現在20代の世代は「戦争」にどんなイメージを抱いているのか。学校教育で学んだことや、行っている具体的な行動などを聞いた。(編集部) 01 沖縄戦体験者から直接話を聞いた最後の世代とし
建坪6坪、住宅ローン減税が受けられないくらい狭い家に住んでいます/古賀及子(仕事文脈vol.24・特集2「住まい、どうですか?」寄稿)
変な家に住んでいる。 東京の、それなりに都会の範疇だけど地味な駅を最寄り駅とする、住宅街にある小さな一戸建てだ。 賃貸と持ち家のどちらを選ぶべきか、未来を見すえてしっかり検討する注意深さを身につけないまま、持ってると便利だろうくらいの気持ちで20代のうちにさっさと中古で買ってしまった。 若いころから株とか為替とか、金融商品を売ったり買ったりするのが趣味で、いつだったか興味本位で当時持っていた全力を地金につっこんだところ値が上がったのだ。売って頭金にした。 と
有料100虐殺に抗うために生活者の私たちができること/佐久間裕美子(仕事文脈vol.24・特集1「反戦」と仕事 寄稿)
戦争は経済行為なのだ。今起きているパレスチナの虐殺をみて、強く感じる。私たちの目前で行われる殺戮行為は、誰かのお金に支えられ、誰かを儲けさせている。ガザでは、新しいコンドミニアムの建設が予定され、ニューヨークで販売予約会が行われている。虐殺は「自衛」という詭弁を笠に来た、血みどろの商行為であり、資源を支配しようとする野望であり、人命だけでなく自然の破壊に貢献する気候変動イシューであり、女性や母親たちを追い込むジェンダー問題でもある。私にとって重要なイシューが、すべて地続きで
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【連載】虹色眼鏡 第15回「君は雨を見たことがあるか」チサ/さようならアーティスト(仕事文脈vol.23)
ロンドンに来て間も無くの頃は、拙い語学をもう少し高い水準まで習得するために、毎日公園などに出向いてはランダムに他人に話しかけていたが、それもしばらくすると他人の境界に踏み入れるという行為に必要な勇気を出し続けるのにも疲れ、2ヶ月が過ぎる頃には一歩も部屋の外に出られ無くなっていた。ホステルの人たちとも初めの頃は毎日話をしていたけれど、私はだんだんと笑顔を浮かべることが少なくなって、怒りっぽくなった。何か話をしようとするたびに悲しい気持ちに包まれてしまい、悲しいような戸惑ったよう
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