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出版社タバブックスです。近刊ZINE『セーファースペース』/トミヤマユキコ『労働系女子マンガ論!』/山本美里『透明人間 Invisible Mom』/葉山莉子『ティンダー・レモンケーキ・エフェクト』など。よろしくお願いします!http://tababooks.com/

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    すべてのゆかいな仕事人におくるリトルマガジン『仕事文脈』、noteマガジン版です。紙本に収録した記事や、その拡張版、取材のこぼれ話、イベントレポートなどを配信します。

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    漫画と文学のリトルプレス「ランバーロール」、5号完成! このnoteマガジンでは、ランバーロールメンバーの漫画、お知らせ、イベント情報などを発信していきます! 『ランバーロール 05』 2022年11月30日発売 本体1500円+税 A5判正寸・並製・176ページ 【漫画】  ながしまひろみ 「さかさのゴンちゃん」 矢部太郎「おおきいおうち」 安永知澄「奕奕たる」   石山さやか「小さくなる話」   森環「6月の手紙」   森雅之「月の話」   森泉岳土「有紀と有紀」   おくやまゆか「空梅雨日記」  【俳句】 池田澄子 小川楓子 津川絵理子 南十二国 鴇田智哉 神野紗希 小野あらた 榮猿丸   【エッセイ】 青羊「父の味」   【小説】 酉島伝法「蛹室」

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    【ステッカー付き】仕事文脈vol.24

    *特集1:「反戦」と仕事にちなんだステッカーを作りました。ご注文につき1枚プレゼントします(柄はおまかせください)。反戦の表明にご活用ください!1,000円+税A5判/134頁ISBN978-4-907053-69-7 C90952024年5月21日発売特集1:「反戦」と仕事この仕事の先で誰も殺されないようにこの仕事の先で誰か解放されるようにこれまで以上に考えている戦争、侵略、虐殺、民族浄化、植民地主義止めるために、繰り返さないために頭を使って手や体を動かして取り組むいろいろ佐久間裕美子/虐殺に抗うために生活者の私たちができること松下新土/大量虐殺に抗する「交差性」渡慶次美帆/「本屋」=「反戦」私なりの方程式 Azami /推しと私が生まれ、育ち、暮らす国の歴史についてDecolonize Futures インタビュー/東アジアの文脈で脱植民地化を考える〈戦争〉をどう捉えていますか20 代に聞く実感、教育、アクションクリエイティブで連帯、反戦パレスチナとの仕事から― 暮らしや仕事の中から社会を変える、草の根でつながる 皆川万葉さん インタビュー特集2:住まい、どうですか?家賃高いな、少し狭いな、日当たり良いな、そう思いながら、住んでいる集合住宅、一軒家、シェアハウス、団地賃貸なのか持ち家なのか、都心か地方か、誰と住むか住まいが変わる、なくなることもあるかもしれない仕事にも関わる住まいを考える古賀及子/建坪6坪、住宅ローン減税が受けられないくらい狭い家に住んでいますただ人と人が暮らすということ 星野文月さんと有吉宣人さんの実践南阿沙美/屋根のある路上、みたいな座談会 団地2024アンケート 今の住まい、どうですか?編集部座談会「ていねいな暮らし」は今どこに?堂々巡りの対話―「社会課題にのりきれない」背景にあるもの◎連載仕事回文 杉野あずさ・みりんとおさとう男には簡単な仕事  ニイマリコ40歳、韓国でオンマになりました  木下美絵虹色眼鏡  チサ/さようならアーティスト「聞く」という仕事  辻本力無職の父と、田舎の未来について。 さのかずや文脈本屋さん BOOKSライデン ほか
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    セーファースペース

    『セーファースペース』【2刷】gasi editorial2023年1月5日 発売B6判・60ページ定価 1000円+税書店やアート・音楽空間などを「セーファースペース」にしようとする動きが増え、そうした場が注目されています。ジェンダー、セクシュアリティ、障害の有無、人種、国籍、階級、年齢、能力などに基づく差別や抑圧、ハラスメントや暴力をできるだけゼロに近づけ、さまざまな属性を持つ人がお互いを尊重し合える空間をつくる試みを紹介。あらゆる空間をより安全にしていくための一冊です。タバブックスのZINEレーベルgasi editorial第6弾。【目次】セーファースペースとは 堅田香緒里集合的なスナップとセイファー・スペース 清水晶子コラム 1 | セーファースペースステッカーアクションセーファースペースをつくる  本屋lighthouse 本屋メガホン ケルベロス・セオリー 本と喫茶 サッフォー 集まるクィアの会 Chosen Family Shobara NAMNAMスペースコラム 2 | 「読む」から始めるセーファースペース コラム 3 | セーファースペースでのパレスチナ連帯イベント イベントレポート |クラブカルチャーとセーファースペース WAIFU@SUPER DOMMUNE #4 編著 皆本夏樹 +gasi editorial表紙デザイン 浦野貴識本文デザイン 和田拓海 発行 gasi editorial発売 タバブックス
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    *特集1:「反戦」と仕事にちなんだステッカーを作りました。ご注文につき1枚プレゼントします(柄はおまかせください)。反戦の表明にご活用ください!1,000円+税A5判/134頁ISBN978-4-907053-69-7 C90952024年5月21日発売特集1:「反戦」と仕事この仕事の先で誰も殺されないようにこの仕事の先で誰か解放されるようにこれまで以上に考えている戦争、侵略、虐殺、民族浄化、植民地主義止めるために、繰り返さないために頭を使って手や体を動かして取り組むいろいろ佐久間裕美子/虐殺に抗うために生活者の私たちができること松下新土/大量虐殺に抗する「交差性」渡慶次美帆/「本屋」=「反戦」私なりの方程式 Azami /推しと私が生まれ、育ち、暮らす国の歴史についてDecolonize Futures インタビュー/東アジアの文脈で脱植民地化を考える〈戦争〉をどう捉えていますか20 代に聞く実感、教育、アクションクリエイティブで連帯、反戦パレスチナとの仕事から― 暮らしや仕事の中から社会を変える、草の根でつながる 皆川万葉さん インタビュー特集2:住まい、どうですか?家賃高いな、少し狭いな、日当たり良いな、そう思いながら、住んでいる集合住宅、一軒家、シェアハウス、団地賃貸なのか持ち家なのか、都心か地方か、誰と住むか住まいが変わる、なくなることもあるかもしれない仕事にも関わる住まいを考える古賀及子/建坪6坪、住宅ローン減税が受けられないくらい狭い家に住んでいますただ人と人が暮らすということ 星野文月さんと有吉宣人さんの実践南阿沙美/屋根のある路上、みたいな座談会 団地2024アンケート 今の住まい、どうですか?編集部座談会「ていねいな暮らし」は今どこに?堂々巡りの対話―「社会課題にのりきれない」背景にあるもの◎連載仕事回文 杉野あずさ・みりんとおさとう男には簡単な仕事  ニイマリコ40歳、韓国でオンマになりました  木下美絵虹色眼鏡  チサ/さようならアーティスト「聞く」という仕事  辻本力無職の父と、田舎の未来について。 さのかずや文脈本屋さん BOOKSライデン ほか
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    『セーファースペース』【2刷】gasi editorial2023年1月5日 発売B6判・60ページ定価 1000円+税書店やアート・音楽空間などを「セーファースペース」にしようとする動きが増え、そうした場が注目されています。ジェンダー、セクシュアリティ、障害の有無、人種、国籍、階級、年齢、能力などに基づく差別や抑圧、ハラスメントや暴力をできるだけゼロに近づけ、さまざまな属性を持つ人がお互いを尊重し合える空間をつくる試みを紹介。あらゆる空間をより安全にしていくための一冊です。タバブックスのZINEレーベルgasi editorial第6弾。【目次】セーファースペースとは 堅田香緒里集合的なスナップとセイファー・スペース 清水晶子コラム 1 | セーファースペースステッカーアクションセーファースペースをつくる  本屋lighthouse 本屋メガホン ケルベロス・セオリー 本と喫茶 サッフォー 集まるクィアの会 Chosen Family Shobara NAMNAMスペースコラム 2 | 「読む」から始めるセーファースペース コラム 3 | セーファースペースでのパレスチナ連帯イベント イベントレポート |クラブカルチャーとセーファースペース WAIFU@SUPER DOMMUNE #4 編著 皆本夏樹 +gasi editorial表紙デザイン 浦野貴識本文デザイン 和田拓海 発行 gasi editorial発売 タバブックス
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    特典付き・フェミサイドは、ある

    『フェミサイドは、ある』【2刷】定価 1000円+税B6版・60ページ著 皆本夏樹デザイン 井上麻那巳発行 gasi editorial発売 タバブックス2022年8月中旬発売小田急線の電車内で「幸せそうな女性を殺したい」という男が女子大学生を刃物で刺した。女性であることを理由に向けられた暴力と差別をなかったことにされないために、「フェミサイドは、ある」と言い続けた、ある一人の大学生の記録。ZINEレーベル、gasi editorial第二弾。【目次】 まだ知らなかった日 ポストイット・テロリスト フェミサイドは、ある 要望書を作る #小田急フェミサイドに抗議します デモ 「私たち」とは誰か? 1ヶ月後の #小田急フェミサイドに抗議します デモ 南米の反フェミサイド運動 運動には人とお金と時間が必要だ 大学生たちが記者会見をする内閣府男女共同参画局長に署名を提出するおわりに【特典冊子・フェミサイドは、ある その後】小田急線刺傷事件から2年、被告の裁判傍聴とスタンディングデモを行った著者の活動記録を冊子にまとめました。『フェミサイドは、ある』お買い上げの方に一部差し上げます。フェミサイドは、ある その後小田急線刺傷事件の裁判傍聴とスタンディングまでの記録2023年6月28日〜7月14日著 皆本夏樹B6版・8ページ
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(part 1)調査〈戦争〉をどう捉えていますか 20代に聞く実感、教育、アクション(仕事文脈vol.24・特集1「反戦」と仕事)

終戦から80年近くが経ち当時を知る人が少なくなる中、戦争の記憶の継承が課題と言われる。戦争が遠いもののように扱われる一方で、SNSを開けばウクライナ侵攻やパレスチナでの占領、虐殺の情報がリアルタイムで流れてくる。そして日本が戦時中に行った植民地支配や加害行為の構造は、まだなくなってはいない。 現在20代の世代は「戦争」にどんなイメージを抱いているのか。学校教育で学んだことや、行っている具体的な行動などを聞いた。(編集部) 01 沖縄戦体験者から直接話を聞いた最後の世代とし

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    • 大量虐殺に抗する「交差性」/松下新土(仕事文脈vol.24・特集1「反戦」と仕事 寄稿)

      「わたしたちは同じ戦争を闘っている。わたしたちは相変わらず目的地を探し求めてもがき苦しみ同じ闘いの内部にいる。もうひとつの戦争からもうひとつの避難所へとつながらない目的地は何ひとつない。(…)くりかえし何世代もかかって人びとは目的地を目指し、その目的地に向かう歴史的航路には多くの欺瞞が重ねられてゆく」(※1)  現在、ガザでは未曾有の大量虐殺と民族浄化が起きている。空爆開始の一ヶ月半前まで私はパレスチナに滞在していた。これまでパレスチナで見てきた「占領下」の暴力の現実を、そ

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      • 建坪6坪、住宅ローン減税が受けられないくらい狭い家に住んでいます/古賀及子(仕事文脈vol.24・特集2「住まい、どうですか?」寄稿)

         変な家に住んでいる。  東京の、それなりに都会の範疇だけど地味な駅を最寄り駅とする、住宅街にある小さな一戸建てだ。  賃貸と持ち家のどちらを選ぶべきか、未来を見すえてしっかり検討する注意深さを身につけないまま、持ってると便利だろうくらいの気持ちで20代のうちにさっさと中古で買ってしまった。  若いころから株とか為替とか、金融商品を売ったり買ったりするのが趣味で、いつだったか興味本位で当時持っていた全力を地金につっこんだところ値が上がったのだ。売って頭金にした。  と

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        • 虐殺に抗うために生活者の私たちができること/佐久間裕美子(仕事文脈vol.24・特集1「反戦」と仕事 寄稿)

           戦争は経済行為なのだ。今起きているパレスチナの虐殺をみて、強く感じる。私たちの目前で行われる殺戮行為は、誰かのお金に支えられ、誰かを儲けさせている。ガザでは、新しいコンドミニアムの建設が予定され、ニューヨークで販売予約会が行われている。虐殺は「自衛」という詭弁を笠に来た、血みどろの商行為であり、資源を支配しようとする野望であり、人命だけでなく自然の破壊に貢献する気候変動イシューであり、女性や母親たちを追い込むジェンダー問題でもある。私にとって重要なイシューが、すべて地続きで

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          40歳、韓国でオンマになりました/木下美絵 第7回 異国でつながる(仕事文脈vol.23)

          韓国に住み始めて早いもので20年近くになる。が、正直なところ、日本が恋しくて仕方ない、日本語で話せる友人がほしい、と思ったことは数えるほどしかない。仕事に没頭していて忙しかったのもあるし、家族(韓国人の夫)と過ごす時間だけで十分だったからだ。かつて職場の関係で「県人会」(同郷やその土地にゆかりのある人たちで構成される親睦会。駐在員などが主なメンバー)に顔を出していた時期もあったが、ソウルから近郊の京畿道(キョンギド)に引っ越し、個人で仕事をするようになってからは全く行かなくな

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          【もうすぐ完成】『仕事文脈vol.24』記事紹介・連載編

          『仕事文脈vol.24』がもうすぐ完成!5/19「文学フリマ東京38」での先行発売に先駆けて、内容をひとつずつご紹介!今回は、連載記事のご紹介です。 続・堂々巡りの対話―「社会課題にのりきれない」背景にあるもの 前号に掲載したアルバイトスタッフ椋本湧也さんとの対話、堂々巡りに終わったため第二回を実施。『ティンダー・レモンケーキ・エフェクト』著者の葉山莉子さん、かつてのスタッフ仲間の井上麻那巳さん、編集部・宮川の4人が、映画『バービー』『哀れなるものたち』の話も交えながら3

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          【もうすぐ完成】『仕事文脈vol.24』記事紹介・連載編

          【もうすぐ完成】『仕事文脈vol.24』記事紹介「特集2:住まい、どうですか?」

          『仕事文脈vol.24』がもうすぐ完成!5/19「文学フリマ東京38」での先行発売に先駆けて、内容をひとつずつご紹介!今回は「特集2:住まい、どうですか?」です。 特集1:「反戦」と仕事 記事紹介はこちら 建坪6坪、住宅ローン減税が受けられないくらい狭い家に住んでいます 古賀及子 『おくれ毛で風を切れ』、『気づいたこと気づかないままのこと』など、日記やエッセイ集が好評の古賀及子さん。中古で買ったという住まいには前の住人の工夫がちりばめられていて、動物や虫もやってくる。色

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          【もうすぐ完成】『仕事文脈vol.24』記事紹介「特集2:住…

          【もうすぐ完成】『仕事文脈vol.24』記事紹介「特集1:「反戦」と仕事」

          『仕事文脈vol.24』がもうすぐ完成!5/19「文学フリマ東京38」での先行発売に先駆けて、内容をひとつずつご紹介!今回は「特集1:「反戦」と仕事」です。 虐殺に抗うために生活者の私たちができること 佐久間裕美子 日常生活の中で私たちがどこで何を買うのか/買わないのか、そのチョイスも政治につながっている。国内外で展開するイスラエルに対するBDS運動の文脈もあり、さらに重要性を増す「消費アクティビズム」について、『Weの市民革命』などの佐久間裕美子さんによる寄稿です。

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          男には簡単な仕事/ニイマリコ 第6回 相応と美学と「アップデート」(仕事文脈vol.23)

          39歳になった。来年ついに四十路に突入する。それでここ数年うっすら考えてきたことは「破れたジーパンをいつまで穿くのか」ということである。 いくつになってもご飯や酒席、たまには温泉でも行こうよ、と誘ってくれる音楽関係以外の友人たちは、流行りものを教えてくれたり、それぞれ違う観点からのアドバイスをくれたりと、ありがたい存在だ。まったく安定しない私でも彼女たちとの縁は保っていたいし、何より声をかけてくれたら嬉しいし、過ごすのは楽しいしで、ほいほい出かけて行くのだが、やはり三十路半

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          【寄稿】台湾のナイトクラブで婚姻平等を体験する・後編/燈里(仕事文脈vol.23)

          クラブ文化及びダンスミュージックは、70年代のNYで有色人種のLGBTQコミュニティから生まれた。当時は同性愛者の権利を守る制度はなく、同性愛を禁じるソドミー法の下、警察がゲイバーに踏み込み捜査を行い、クィアの人々の逮捕と暴行を繰り返していた。特に警察の目の敵にされたのは、アフリカ系・ラテン系のトランスジェンダーの人々やセックスワーカー、ホームレスだった。この性、人種、階級の複合的な差別に反対して1969年6月28日に当事者達が起こした暴動がストーンウォールの反乱だった。そし

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          【寄稿】台湾のナイトクラブで婚姻平等を体験する・前編/燈里(仕事文脈vol.23)

          クィアで病人で外国人として2017年から2022年の5年間を台湾で過ごした。 子供の頃、女の体に自分の肉体が近付いていくことが怖かった。思春期、男の体を受け付けないのはどうしてなのだろうと思った。成人してすぐ慢性疾患に罹り、何年も寛解状態に至れず焦った。障害や教育環境によって物心ついた時からいつも口籠もり、自分の言葉が他者に通じない恥ずかしさと自意識に囚われた。性や体の不安や違和感を人に相談するのは尚更難しく感じた。自分のままならない身体と発話に閉じ込められ、よって必然的に

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          【寄稿】台湾のナイトクラブで婚姻平等を体験する・前編/…

          【連載】「聞く」という仕事 第10回「取材における“時間”を考える」/辻本力(仕事文脈vol.23)

          ごく稀にだが、非常に短い時間内で取材をしなければならないことがある。 ある時、某エンタメ映像作品に関するインタビュー仕事の依頼を受けた。取材対象者は二人で、もらえた時間は三十五分。そして、これはトータルで、である。写真撮影なども含めた上での時間なので、話を聞けるのは正味二十五分程か、と当たりをつけて臨んだ。 これまでの経験から、三十分あれば、なんとか一通り話は聞ける、という感覚はあった(理想を言えば、一時間くらいは欲しい)。しかし三十分を切ると、やはりちょっと短いなあ、と

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          【連載】虹色眼鏡 第15回「君は雨を見たことがあるか」チサ/さようならアーティスト(仕事文脈vol.23)

          ロンドンに来て間も無くの頃は、拙い語学をもう少し高い水準まで習得するために、毎日公園などに出向いてはランダムに他人に話しかけていたが、それもしばらくすると他人の境界に踏み入れるという行為に必要な勇気を出し続けるのにも疲れ、2ヶ月が過ぎる頃には一歩も部屋の外に出られ無くなっていた。ホステルの人たちとも初めの頃は毎日話をしていたけれど、私はだんだんと笑顔を浮かべることが少なくなって、怒りっぽくなった。何か話をしようとするたびに悲しい気持ちに包まれてしまい、悲しいような戸惑ったよう

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          【特別公開!】『仕事文脈vol.24』企画会議・その2(後編)

          仕事文脈vol.24の企画会議第2回公開、後編です。特集2:住まい、どうですか?について、団地、立ち退き、家がなくなる、などの話題は出てくるけど、インテリア、すてきな暮らしのような話題が出ないのはなぜだろう。そしてていねいな暮らしが接続するものは、など企画を広げていく様子です。 参加者:編集チーフ・小沼さん、編集スタッフ・浪花さん、丹野さん、発行人・宮川 #団地、家がなくなる 小沼 団地、結構それぞれによって違うんですね。 丹野 そうなんですよ。URだとか東京だとJK

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          【特別公開!】『仕事文脈vol.24』企画会議・その2(前編)

          仕事文脈vol.24の企画会議、第2回です。特集1:「反戦」と仕事、特集2:住まい、どうですか?というタイトルが決まり、それぞれの企画を具体的に詰めていきました。前半は特集1の会議の様子をお届けします。 参加者:編集チーフ・小沼さん、編集スタッフ・浪花さん、丹野さん、発行人・宮川 #脱植民地化、消費アクティビズム 宮川 「複数形の未来を脱植民地化する Decolonize Futures」というZINEを見つけて気になったんですが、小沼さん持ってるんですよね。「複数形の

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          【座談会】堂々巡りの対話ー「社会課題にのりきれない」背景にあるもの・後編(仕事文脈vol.23)

          社会構造につなげる回路がない 宮川 うちのフェミニズム・ジェンダー系の本も数ページで挫折するそうで。 椋本 そうなんですよね……。 小沼 挫折するのはどういう感覚なんですか? わからないのか、責められている感じがしてやめちゃうのか。 椋本 いや、責められている感じは……まあたまに思い当たる節はもちろんあるんですけど、どっちかっていうと興味を持って読み進められないというか。 宮川 自分のことが出てこないからだよね。

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