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推し変したらワケあって幸せになりました 後編

○○.....○○!......○○!!

○:....んぅ?

さくら:おはよう



○:(なんだ天国か...😪

さ:○○ッ!!!

○:は、はい!

さ:やっと起きた

○:おはよう

さ:おはよう

さ:朝ごはん用意しといたよ

○:え!わざわざありがとう

さ:いえいえ〜





食卓を見ると......

○:ごはんと納豆!

さ:シンプルだけど美味しいよ

○:最近朝飯とってなかったからありがたい

さ:朝ごはん食べないとダメだよ?

○:たしかに...

さ○:いただきます

パクッ

さ:うん、うまい!

○:納豆久しぶり食べたよ

さ:朝ごはん食べなかったらそうなるよね(笑)

○:このタレが好きなんだよね

さ:納豆より?

○:うん

さ:かわってるね

○:そーかなー?








○:じゃあそろそろ帰ろっかな

さ:え〜帰るの?

○:さすがにアイドルの家にずっといるのもね

さ:じゃあ本読もうよ!

○:長くなっちゃうじゃん

さ:いいのいいの!

○:わかったよ...

さ:ふだん本読むの?

○:ほとんど読まないね

さ:じゃあこれ読んでよ

さ:本あんまり好きじゃなくても面白いと思う

○:なら読んでみるよ

さ:うん


そうして1時間ほど時間が経ち....


○:この本面白いね

○:あれ?

さ:スースースー😴

○:寝てるし(笑)

○:洗い物しようかな




ジャー🚰⊂

○:さすがに朝飯だけだからすぐ終わったな

ピロン📱

○:あ、スマホ鳴った

○:って僕のじゃない

○:さくのスマホか...

ピロン、ピロン...📱📱📱📱📱📱

○:何だこの量

○:(起こすの申し訳ないけど...



○:さく、、、さく!

さ:...ぇ?わたし寝てた?

○:うん

さ:で、どうかしたの?

○:なんか今大量に通知きてたよ

さ:え!!ヤバッ

スマホをイジる間にどんどんと顔が険しくなる

さ:ヤバい...

○:え?

さ:今からかっきーが家に来る

○:ヤバいじゃん!

○:今すぐ帰んなきゃだ

さ:いや、もうすぐそばだって...



ピンポーン🔔

○:どうしよう😨

さ:とりあえず隠れて!

○:どこに隠れれば...

さ:クローゼットいって!

○:わかった





さ:おまたせ(´^ω^`)


賀喜:うん

さ:入ってはいって〜


一方


○:(なんだここ、、、ブランド品いっぱい....

○:(普通な服ないのかな...





賀喜:ねぇ〜なんか物音しない?

さ:そうかな? 気のせいじゃない?

賀喜:そうかなぁ...

さ:で、何しに来たの?

賀喜:一緒に料理しよ!

さ:え〜めんどくさくない?

賀喜:もう料理失敗したくない

さ:大丈夫でしょ

さ:かっきー料理できるじゃん

賀喜:あれじゃダメなの!

さ:もぉ〜わかったよ...

賀喜:キッチン借りるねー





賀喜:ってなんでお椀も箸も2人分あるの?

さ:(あ、ヤバ...てか○○洗い物してくれてる

賀喜:さく?これどういうこと?

さ:お母さんが朝までいたんだよ

○:(ナイスさく!

賀喜:あれ?お母さん今週忙しいんじゃなかったの?

○:(ダメか...

さ:え、え〜と、、、ライオンに食べさせたんだよ

○:(いや、無理ありすぎるだろ笑

賀喜:さく?何を隠してるの?

さ:な、なんのこと?

賀喜:物音もするしライオンに食べさせたとか言うし変なこと多すぎ!

さ:やっぱかっきーすごいね

賀喜:で、何を隠してるの?

さ:○○

さ:もう隠れてなくていいよ

賀喜:○○?

○:え、隠れなくて大丈夫なの...?

賀喜:え。。。おとこ!?

さ:うん

賀喜:さく! なんでこんなことしたの!

さ:それは......

ひと通りいきさつを話し....



賀喜:つまり、さくが絡まれちゃったところを
       ○○君が助けてくれて、怪我したから家
       に連れてきたと...

さ:うん

賀喜:○○さん...

○:は、はい...

賀喜:さくを助けて下さりホントにありがとうございます🙇‍♀️

○:いえいえ、たまたまなので

賀喜:さくに何かあったら乃木坂自体が大変なので

○:そうですよね

○:バレたことだし僕は帰ります

賀喜:あ!○○さんも料理しませんか?

○:え?

賀喜:料理下手なんで今試行錯誤中なんです

○:そうなんですね

賀喜:○○さんは料理できます?

○:ほどほどには...

賀喜:じゃあ参加決定ですね!

○:あ、はい...

○:(意外と賀喜さんもガツガツくるんだな





さ:まずなに作るの?

賀喜:酢豚!

さ:うち材料ないよ

賀喜:ちゃんと買ってきてます


そういうと誇らしげにレジ袋を持ち上げる


さ:やる気はあるんだね(笑)

○:(たしか賀喜さんの料理ってヤバかった気が...

賀喜:まず卵!

○:え?酢豚ですよね...?

賀喜:うん

○:(ヤバいヤバい

○:酢豚に卵入ってるの見たことあります?

賀喜:ないかも...

○:ならまず卵をいれるのやめましょう

賀喜:ならパプリカ?

○:そうですね

さ:かっきーって料理ホントにやばいね(ボソッ)

○:結構心配になるね(ボソッ)

賀喜:何喋ってるの〜

さ:かっきー料理頑張ってるねって話

○:そうですそうです

賀喜:やったー✨️





賀喜:出来たよ

さ:お〜どんな感じ〜

じゃん!

○:お、おー、、、

皿の上には少し紫がかった野菜が盛ってあった

さ:か、かっきー?

賀喜:ん?

さ:この色の酢豚食べたことある?

賀喜:ない

さ:ならなんで作ったの!

賀喜:作ってたらこうなったの!

○:(マジか...

さ:あぁ...



ー10分後ー

○:さく、お腹痛くない?

さ:うん。なんか痛くなってきた...

賀喜:え?2人ともお腹痛いの?

さ:逆になんでかっきー痛くないの?

賀喜:なんでだろう?

○:なんかお腹痛いけどお腹空いてきた

さ:なんかそれわかる!

○:キッチン借りていい?

さ:いいよー





○:おまたせー

さ:あ!リゾット

○:トマトリゾットです

さ:美味しそ〜

賀喜:○○君料理上手なんだね!


○:ありがとう

さ:いただきます

パクッ

さ:うま!


賀喜:美味しい

○:よかった〜

さ:○○の料理美味しい!

賀喜:私のより全然美味しい...


さ:こんな料理上手いなんてびっくりだよ

○:ありがと...///

やはり褒められるのは嬉しいものだ



賀喜:○○君レシピ欲しい

賀喜:レシピあれば作れるはず!

○:目分量だからレシピないんですよ

賀喜:目分量...すごい

さ:料理上手い人しか出来ないことだね

賀喜:さくちゃん卒業したらお嫁にいきなよー

さ:かっきー急になにいってんの///

○:あ、照れてる(笑)

さ:照れてない///

○:照れてるさくもかわいいな〜

さ:照れてるとこなんてかわいいわけないでしょ//

どんどん顔が赤くなっていくさくら

賀喜:○○君料理だけじゃなくてさくの扱いも上手いね(笑)

○:そうですかね?

さ:○○なんかに扱われてたまるか!///

賀喜:本当は嬉しいんでしょ?笑

さ:ど、どうだろうね...///

○:(さくかわいいな....

賀喜:あ、もうこんな時間だ

○:あ、ヤバい

さ:どうしたの?

○:今日大家さんのとこ行かないといけなかったんだった!

さ:じゃあ急がなきゃじゃん

賀喜:私帰るね

さ:うん。バイバイ👋

賀喜:うん!楽しかった




○:じゃあ僕も帰るよ

さ:一気にさみしくなる

○:しょうがないよ

さ:また来てよ

○:いつかね

さ:じゃあ連絡交換しよ!

○:うん




さ:これでいつでも○○を誘える

○:頻繁には呼ばないでね(笑)

さ:なに?私のこと嫌いなの?

○:そういうことじゃないの!

○:まぁあとりあえずバイバイ

さ:バイバイ👋







ー7年後ー

さ:みんな〜盛り上がってますかー!

ファン:わーーーー!




賀喜:さくちゃんも卒業しちゃうんだね

○:なんかさみしいですね

賀喜:私が卒業したときも寂しくなった?

○:なりましたけど今回とはちょっと違いますね

賀喜:でもいいじゃん

賀喜:この後告白するんでしょ?

○:はい

賀喜:寂しくなるどころか付き合えるって思ったら全然いいじゃん!

○:OK貰えたらの話ですけどね

賀喜:(貰えないわけないでしょ

賀喜:ライブ終わったら私と一緒に来て

○:え、はい。わかりました





ライブも終わり控え室へ...

賀喜:さく〜

さ:あ、かっきー

賀喜:あれ?メンバーのみんなは?

さ:今野さんに呼ばれてみんな行っちゃったよ

賀喜:そうなんだ

賀喜:あ、そういえばさくが頼んだから連れてきたよ!

賀喜:来て!

さ:ほんとに!

賀喜:うん

○:久しぶり

さ:○○ー

ギュッ

さ:最近家に来なくてさみしかった


○:ごめん。忙しかったんだよ

さ:なら許す

○:それよりさ、、、1つ話したいことがあるんだけど...

さ:なに?



○:"遠藤さくらさん"
  あなたのことが好きです!
   付き合ってください🙇‍

さ:( ᵒ̴̶̷̥́ ^ ᵒ̴̶̷̣̥̀  )

さ:よろしくお願いします

○:やった!

賀喜:さく、○○君!おめでとう!

○:これからもよろしくね

さ:精一杯甘えてやる!

○:最高のご褒美じゃん

さ:ご褒美になっていいのかな?

○:僕にとっては最高の幸せだよ





それからというもの、さくらは女優業、○○は会社で働き、忙しいながらに毎日充実した暮らしを送った....


さ:○○と出会えてよかったよ♡

○:僕もだよ


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