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【感謝】そういえば、退職しました。


半年弱という短い期間でしたが、お世話になった職場から去りました。



障害者雇用枠で、精神障害があることをお伝えした上で

配慮を受けながらお仕事させていただきました。


とても風通しが良くてホワイトな会社だった、上司も優しくて

親切に接してくださる方がたくさん。



私の言動が理解不能なんだろうなぁ、どう接したらいいかわからないんだろうなぁ

怖いんだろうなぁ、避けてるなぁ。


態度や表情からそう感じる方も、チラホラいたけれど

ありがたく感じたり、嬉しいことのほうが圧倒的に多かったです。




若い頃、いろんなバイトを転々とした中で

「みんなだって頑張ってるんだ、お前だけ甘ったれてんな!」

と否定されたり、聞く耳を持ってもらえなかった記憶が強く残っている。


辞めれば親からも責められて、居場所がなかったし

自分はなんてダメなんだ、死んだ方が社会貢献になるんじゃないか等と思ってきた。



就労継続支援に通所してみて、


【周りの人も何かしらハンデを持っていたり、ハンデに対して寛容な環境で

自分の苦手分野を避ければ、私でも

そんなに苦しまずに働ける、お金が貰える。】


そんな自信が持てるようになった、すごく嬉しかった。



一般企業の障害者枠で働いたのは初めてで、障害があることをオープンにしても

一緒に働く人たちが、障害特性に対して寛容とは限らない…

また怒られるんじゃないか…

そんな不安もあったけれど、良い意味で期待を裏切られました。



人それぞれ、家庭の事情や得意不得意、

体質が違うのは当然だよ。


よくわからなかったこと、聞き取れなかったこと、忘れてしまったこと、助けが必要な時…

何度でも、気軽に声をかけて。


お菓子食べてジュース飲んで息抜きしてね、タバコ大丈夫?無理しないで…



めっちゃ優しい…!!!



あぁ、変わったんだ。


長い時間をかけて少しづつ、確実に

【理解しよう・歩み寄ろう】

【理解できなくても攻撃するのはやめよう】

そういう風向きで、きっと社会全体が進んできたんだ。


私自身も、人の優しさに注目して

感謝できるマインドが身についたのかも、

変われた気がする。




声をかける勇気が出ないことも多かったけど、話せば正直に何でも言えたし

頭ごなしに否定されることが一度もなかった、聞いてくれた。


私のことをよく見てくれて、仕事ぶりや人柄を高く評価してくれた。

食べ物も、なんだかたくさんもらった。笑



周囲の環境がアップデートされているのを感じて

また怒られるかも…とか、考える必要はもうないのだから

私も、アップデートして追いつかなきゃ!




そう考えていた矢先、子どもが救急車で運ばれたり

保育園から頻繁にお迎えの連絡が来るようになった。


心身共に疲れ果てていたけれど、無自覚で走り続けた。


気圧の大幅なアップダウンが長期間続いて、やけに涙もろくなったり

規則正しい生活も難しくなった。




あんなに優しくしてもらって、仕事も楽しかったのになぁ。

申し訳ないなぁ。


だけど、ちゃんと社会は変わってきてる

キツく当たる人ばかりじゃなくなってることを

私は体感できて良かった。



お世話になりました、ありがとうございました。

言葉にしてもしきれない、本当に嬉しかった。

私でも働きやすいような環境を作ってくれた、会社側に落ち度はなかったのに

働けなくなっちゃって、ごめんなさい。



このタイミングで、この出来事がなかったら?

いろいろ思いを巡らせると、やっぱり

これで良かったんだって感じるよ。



家族間でも信頼を深めるような会話が発生して、大きな安心を得られたし

ゆっくり自分と向き合う準備が整って、ステージが用意されて

ただただ順調に進んでいるだけなんだって、私は信じています。




同じ部署だったみなさん、

お父さんお母さん、お兄ちゃんお姉ちゃんのように感じてました。

えへへ、失礼かな。