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改めて、働くことについて

(※今日の内容を音声で楽しみたい方はコチラからどうぞ(^^)↓)


先日、親戚の家に薪割りのお手伝いに行ってきた。

ここ数年は、だいたいゴールデンウィークくらいになると、親戚の家に遊びに行って、薪割りのお手伝いをさせていただいている。

なので、天気の良い日に外に出て薪を割っていると「ああ、また1年が経ったんだなあ」みたいな気持ちになる。

僕の家では薪ストーブは使っていないのだけれど、薪割りは好きだし、僕もいずれは薪ストーブのある生活をちょっとでもやってみたいから、今のうちからその練習みたいな感じで楽しく薪割りはいつもやっている。

この日は、いとこたちがチェンソーで丸太になっている木を薪割りができるサイズにカットして、僕が薪を割る、という感じだった。

ひと冬に使う分の薪はまあたくさんあって、お昼前くらいから夕方くらいまでやったけれど、薪割りできたのも全体の3分の1なるか、ならないかくらいだったと思う。

薪割りは楽しくて好きとはいえ、ほぼ1日ずっと薪割りをしていたら、帰ってきてからはもう疲れてとにかく眠たくて、サッとシャワーをして布団に潜り込んでぐっすりと寝た。

なんというか、薪割りをしてみんなでお昼ご飯を外でのんびりと食べて、また薪割りして心地よく疲れてぐっすり眠ってみると、生きることや働くことってこのくらいシンプルでいいんだと感じた。

働くというと、これまではどうしてもお金を手に入れるためというのか、まあもちろんそれもあるだろうけれど、どこかに就職してとかパートやバイトをして特にやりたいわけではない、そして、誰かを笑顔にしているのかよくわからないことをやっているというのが、僕にとっての働くだった。

けれど、こうやって薪割りのように生活にまっすぐにつながることをやって、誰かに喜んでもらえると、「働くことってこういうことでよかったのかもなあ」と感じられるし、まあお金も大事だろうけれど、自分の「働く」の定義というのか「働くってこういうこと」をこれからはちょっとずつアップデートしていきたいと感じた。

僕が思うこれからの働き方としては、お金は必要な分を自分が好きで楽しめることでちょっと稼いで、あとは生活にまっすぐつながることをやる、例えば自分たちで住まいをつくるとか、山菜とか野草をとるとか、畑で野菜を育てるとか、ご飯を炊くとか、薪を割るとか、お風呂を沸かすとかできるだけ自分たちで生活をつくるような生活にもシフトしていきたいし、その方が楽しいんじゃないかとワクワクしている。

まあ、いきなり今の生活から一気に生活を変えられるわけではないけれど、今の環境でできることから、それこそ薪割りのお手伝いもそうだし、ゆくゆくは手付かずになってしまった山の木の手入れをさせてもらいながら、そこから自分たちで薪もつくって、山の環境もよくなってみたいな良い循環をつくれたらとも考えている。

お金は必要な分くらいを楽しくワイワイと稼ぎつつ、あとは生活そのものを遊びのように楽しみながらつくっていく、そんな生き方、働き方にこれからはシフトしていきたい。



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