ふたたび猫について
(※今日の内容を音声で楽しみたい方はコチラからどうぞ(^^)↓)
うちに猫がやってきてから、たぶん1年くらいはたったような気もするけれど、いまだに僕は猫という生き物についてよくわからないでいる。
まあこの1年ほど猫と一緒に暮らしてみて、猫という生き物がとてもかわいいということは、ようくわかった。
けれど、たいていは何を考えているのかよくわからない、というのが僕の正直な気持ちである。
猫が何を考えているかわかる時といえば、ご飯が欲しい時かトイレをする、あるいはトイレをした時である。
なんでわかるかというと、猫が「にゃー」と鳴くからである。
まあご飯の時間はいつもだいたい決まっているのだけれど、その頃になるとにゃー、にゃー鳴き始めるから「ああ、お腹が空いたんだな、ご飯が食べたいんだなあ」とわかるし、トイレも最近だけれど予告するというか「これからトイレしますよ」というような感じでにゃーと鳴くことがわかってきた。
あとはトイレした後も「トイレしたよ」というような感じでにゃーと鳴くから「はいはい、今取るよー」みたいな感じでトイレ(の大きい方)を取るわけである。
そんな感じで、ご飯とトイレは何となくわかってきたのだけれど、それ以外の時はいまいち猫が何を考えているのかよくわからない。
寝てるのかなとちょっと近づいたらサッと起き上がって「何?」という感じで見てくるし、トイレを取っていると頭をパンチされることもある。
僕は家に犬がいたことはないけれど、奥さんの実家や、いとこの家にいる犬を見てきたから、犬はこんな感じというのは何となくわかる。
けれど何というか犬とまた違って、猫という生き物は読めないというか、つかみどころがないミステリアスな存在、という感じがする。
まあこれはもしかしたら、僕の歩み寄りというか猫を知る努力が足りないのかもしれない。
かわいいことは間違いないのだけれど、何を考えているのかはやっぱりよくわからない、それが今の僕にとっての猫である。
猫は普段はケージに入れていて、遊ぶ時間を作って部屋に出しているのだけれど、近くで僕がぼんやり座っていると、いきなりパンチしてサッと走って行ったりもする。
かまってということかな?となでようとしてみるとまた「何?」という感じでサッと走って行ってしまう。
猫が遊ぶおもちゃも、ものすごい食いついて遊ぶなあと思っていたら、ある時いきなり飽きるというか目もくれなくなる。
なので、うちには猫のおもちゃがどんどん増えている。
たまに夕ご飯の時間、テレビで動物の番組がやっていれば観る時があって、猫もでてくるのだけれどまたうちの猫とも違う感じである。
おもちゃでひとり遊びしたり、ソファの上でじっとしていたりなでられて喜んでいたりしている猫を見るいると、猫といってもいろいろだなあと思う。
まあ、それは猫のそもそもの性格もあるし、うちに来るまでに育ったり過ごした環境もあるだろう。
だからソファでじっとしている猫もいれば、うちの猫みたいに走り回っている猫もいるわけで、まあ猫という生き物はやっぱりよくわからないけれど、やっぱりかわいいので、これからもうちの猫と楽しくのんびり暮らして行こうと思う。
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