「福田村事件」を観ました。
福田村事件、多分、過去一泣いた映画だったと思う。普段、私は映画で滅多に泣かない。開始数分でもう泣いてた。それは流石に脆すぎか。いや、普段は脆くないんだけどな。
涙は涙と言っても感動の涙じゃない。ひたすらに悲しくて、辛い涙だった。
何がこんなに辛かったかと言えば、それぞれの差別のそれぞれの道理を理解してしまえたから。必死に生きるため、家族や仲間も守るための結果が差別であり、虐殺であった。差別が合理的であったが故に、合理が丁寧に丁寧に描かれているが故に、差別的心理に至るのもその