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アメリカよ!あめりかよ!

◾︎はじめに

今回久しぶりにアメリカの大会に参加してきました。

出場した大会はAmerican National nogi とその翌週のAustin summer nogi です。

2週間続けてというハードな日程ですが、アメリカに行くのはお金も時間もたくさん必要になるので、どうせなら2大会でた方がいいだろうと思いエントリー。
さらにもう一つ目的があって、Austin Summerが行われるテキサスのオースティンには、今最も勢いのあるグラップリングチームのBチームがあるのでそこで練習をする為だ。

なので滞在期間が約2週間と少し長くなってしまうがなかなか得られる機会ではないので思い切って行くことにしました。

◾︎出国(ラスベガスへ)

今回も出国は羽田空港。
もう何度も利用しているので慣れたもんです。

バスで品川駅まで行って品川から京急で羽田空港駅へ。

サクッとチェックインを済ませてのんびり待つが、飛行機の離着陸が混み合ってるらしく搭乗時間になってもなかなか乗れない。
結局1時間弱くらい遅れて離陸。

最初のフライトはまずサンフランシスコまで約10時間。

旧金山と書くのか

今回も機内の暇つぶしのためにNetflixでダウンロードしていたが、機内のテレビの内容がけっこう充実していたのでそちらを鑑賞。

割と最近の映画の「すずめの戸締まり」があったので鑑賞。
序盤から壮大な感じで始まって安定の面白さでした。
けど新海誠氏の作品って女の子が主人公で大規模な自然現象で日本が危機に陥る流れが共通してる気がする。監督の鉄板のフォーマットなのでしょうか。

そんなこんなでゲームとかもして暇つぶしながらサンフランシスコに到着。
ここでトランジットして次でラスベガス。

トランジットの時間が2時間ほどで余裕はあったけどいったん荷物を回収してまた預ける必要があった。軽くもたつきながらチェックイン済ませて搭乗を待つ。

ここでも1時間ほど遅れて搭乗。
サンフランシスコ〜ラスベガスは2時間ほどのフライト。
小さい飛行機なので揺れが大きい。
飛行機に乗ったときに揺れると心臓がキュッとなるが、仮に墜落するとしてもその時はどうしようもないから安らかに死を受け入れるようにしています。
実際は飛行機事故にあう確率は本当にわずかな確率らしいけど。

そんなこんなでラスベガス到着。

荷物を回収してUberを呼ぶ。
Uber乗り場は決まっているらしい。

Lyftという配車アプリもあるみたい

タクシーが来て乗車、ホテルまで10分程度だけど歩いて行こうと思ったら1時間かかる距離。アメリカは距離感が狂う。バカでかい田舎。

無事チェックイン。
とりあえず辺りを散策+買い出しに向かう。
日差しが突き刺すような暑さ。

7月15日のラスベガスの天気情報

近くのスーパーでバナナとか飲み物を購入してホテルに戻って気づいたのだが部屋に冷蔵庫がない。どれだけ探してもない。
ある前提で牛乳とかを買ってしまったので非常に困った。幸い廊下の自販機の横に製氷機があって、そこから氷はタダで取り放題だったのでその氷を使って保冷をすることにした。

牛乳とオレンジジュースを氷で冷やす

とりあえず保冷を設置してひと息つく。
まだ外も明るくてもう一度外に出て辺りを散歩する。とりあえず異国に来たら散歩する。

ラスベガスは初めて来たが街全体がカジノの街だ。泊まったホテルの1階もカジノだったし、ホテルの近くにもおそらく有名なMGM GRANDやNewyorkNewyorkというカジノがあった。
もっと言えば空港に着いた時点で空港にカジノの機械がありました。

さらに現地はUFCウィークで試合同日の土曜日にはT-mobileアリーナでUFC290が行われるのでその広告が街中にあふれていた。

至るところにUFCのポスター
ここで好きなスポーツにベットできる
ラスベガスの空港の時点ですでにカジノ

ちなみにせっかくの機会なのでUFCのチケット買いました。一番安い席で300$(高い)なぜかその内手数料が50$。

43000円くらい泣

フードコートのパンダエクスプレスでご飯食べてホテルに戻る。

ドリンク込みで約14ドル=約1960円

時間はもう夜になっていたので部屋でゆっくり休んでいると突然警報がなり始める。

さらにアナウンスが流れ始めて「注意してください、エレベーターを使わずに階段で外に出てください🚨」というメッセージが繰り返される。

もしかして火事でも起きたのか。海外のホテルで警報とか本当にビビる。というか日本でも学校の訓練以外で聞いたことはない。

とりあえず貴重品だけを持って廊下に出て階段から外に出る。他のお客さんもゾロゾロ出てきて一緒に脱出した。

エレベーターへの扉が閉まる

まだ状況が全く掴めてないがとりあえず外に出れたら普通にホテルの入り口に回ってフロントに入り直す。

すると一階のフロアの客は特に何事もなかったようにカジノを楽しんでいる。
どうやら誤報だったようだ。

拍子抜けしつつも事故や事件でないことにホッとして部屋に戻る。

やっとリラックスできてお風呂入って就寝。
※ちなみにこの後でも何回か間違って警報鳴ってました。
バタバタありながらも無事1日目が終わり。

◾︎2日目(下見と公開計量)

12時くらいに起床。
疲れのせいかけっこう寝れた。

14時くらいから外に出て試合会場の下見に行く。
会場はホテルから数分の駅から電車を使って30分くらいのLasvegas Convention Center。

日差しがとにかくキツい。帽子とサングラスは必須。あと日焼け止めも。

会場はAmazonの倉庫なのかなと思うくらい広かった。
マットの数は12面、非常に多くに人で賑わっていた。道着とノーギ両方開催していたから。

最寄り駅からすぐ
だだっ広い倉庫のよう
マット12面!

マットの周りをぐるっと回って会場の雰囲気を味わったら早々に会場を出る。
ちなみに柔術以外にボクシングの大会も横でやってました。これはリングがひとつだけで小規模な大会のようでした。
これでも会場のスペースは余りまくっていた。

帰りも電車を使ってホテルの最寄り駅まで戻る。

そのままT-mobileアリーナに向かいUFCの公開計量を生鑑賞。

Tmobileアリーナ

公開計量は入場料なしで入れます。
印象的だったのが入り口のところにセキュリティの人が何十人もいて、入る人全員に手荷物検査をしていた。
バッグの中もチェックされ金属探知のゲートも通らないといけない。
さすが銃社会アメリカですなあ。

会場はほぼ満員
YouTubeでよく見てきた公開計量を生で見ることができて感動。歓声とブーイングが飛び交う大盛り上がりでどの選手が人気があるハッキリとわかる。
特に今回はメキシコの選手(メインのヤイールやモレノなど)が多かったのでメキシコ人のサポーターが目立っていた。

日本の期待の平良選手も見れたが他の選手に比べてやはり歓声は少なかった。
まあ本場のアメリカで、アジア人でフライ級というので仕方はない部分はある。しかし通なファンや選手からの評価は高いはず。

公開計量でもパンパン

大盛り上がりの公開計量が終わってホテルに戻り。後はただリラックスして過ごしました。
長めのお風呂入って就寝。明日は試合。

◾︎3日目(American National)


起床。何時くらいに起きたかは忘れたけど時差ボケの割にはしっかり寝れたと思う。

朝起きて体重計ったらまだ少しオーバーしていた。試合までの代謝で落ちる可能性もあったが念のため朝にまた風呂に入って余裕を持っておく。

朝風呂でしっかり落としたらバナナ2本だけを食べる。最近の試合日のご飯はバナナを2本程度で十分。あんまり食べても試合までに消化できないしおもりになるしね。

会場着いて会場の体重計で計っても余裕のアンダー。経口補水液を飲んで試合までストレッチとか軽いアップしながら待機。

試合の開始が近づいてきて受付に並び始める。ここで最初にユニフォームチェックをされたのだが何と日本から持ってきたショーツが規定違反だと言われる。

直前の指摘に面食らう。どうやら基本的に黒のショーツではないといけないようで、僕が持ってきたブルテリアのショーツは両サイドに赤い部分があるのでそれが引っかかったらしい。

予想外の事態に焦る。しかも自分の試合がノーギの第一試合だったので時間がない。
仕方ないので会場でやってた物販にあったブラックブルの黒のショーツ(59$)を急遽購入する。
こちらのショーツはOKだったので仕方なくこれで試合に出ることに。
余計な出費になってしまった。

なんとかチェックが通って第一試合。
ハーフガード使いで足の締め付けが強くてなかなかパスが難しかった。

なんとか足を抜いてバックを取りかけるも落とされる。スイープではない認識だったが相手にスイープの2ポイント。それは違うんじゃないと思ったけど取られたものは仕方ない。

スタンドから再開してテイクダウンして2ポイント取り返す。その後はしっかりパスしてマウント、ポイントを重ねて試合終了。
なんとか勝利。けっこう息が上がって心臓が辛い。

最初の試合のスケジュールでは2試合目までは1時間弱は時間があったはずだが、5分くらい休憩したらすぐに呼ばれる。
まだ息が十分整ってなかったが呼ばれたらやるしかない。

2試合目の相手は去年のノーギワールドで2位の強豪。
結果は大量ポイントを取られて負け。

試合間隔が短いのもあったがそれでも強かった。久しぶりに世界との差を感じた。

息を整えてながら水をしっかり補給。

ガルモの試合を見てからガルモに別れの挨拶をして会場を後にする。

相変わらずのナイスガイ

いったんホテルに戻って小休憩。
試合は負けたがいったん解放された安堵感でリラックス。

十分休んだら減量終わったのでご飯をガッツリ食べに行く。といっても米を食べたいのでパンダエクスプレスしか選択肢がない。

ドリンク、おかず2つにフライドライスで約17$=2400円くらい。量はあるけど味はうーん。。。

微妙なご飯で腹ごしらえをしたらそのままUFCの会場に向かう。ホテルからは歩いて15分くらい。

大会はすでに始まっていて5試合目くらい。

いい試合はたくさんあって全部書くのは難しいが(後で追記するかも)とにかく感動した。

過去には日本で開催されたナンバーシリーズUFC144を見たことがあるが、それは日本開催なだけあって地元の日本人選手が中心の大会だった。今回のような本場で超人気選手が集まった規模のは初めてだったので夢のような時間だった。

平良選手を見れたのは貴重
メキシコ人のサポーターが多かった
トランプも来場
まさに格闘技の世界の中心

ロビー・ローラーの引退に立ち会えるとは。

あとの人生で同じ規模の大会を見ることがあるのか分からないが本当に人生の思い出に残る大会だった。高いチケット買った甲斐がありました。(にしても高すぎる気がするが)

大会の余韻に浸りつつホテルに戻って就寝。
濃ーい1日だった。

◾︎4日目(オースティンへ)

昨夜は2時くらいに寝てちょくちょく起きながら8時過ぎくらいに起きて動きだす。

お腹が空いていたので朝食をホテル近くのデニーズで取ることにした。
刻んだポテトを揚げたものチーズと卵とハンバーグを組み合わせた何か。
味はまあTheアメリカンな感じでした。

ドリンク代はケチって普通の水を頼みました。

これで約14$(2000円弱)か、ふう。

ホテルへ戻って荷物のパッキング済ませてチェックアウト。
チェックインの時にもらった謎のチケットでゲームをしてお土産のグラスをいただきました。(要らない)

ホテルの一階はカジノになっていてカジノだけなら誰でも遊べるようだった。というかラスベガス全体がカジノの街で至る所にカジノがあった。
ラスベガスに来たならカジノでしょって感じですね。

そしてUberでタクシーを頼もうとチェックしたら値段が20$。1時間ほど前に値段をチェックしたときは11$くらいだったのに忙しい時間帯になったため高くなったようだ。

時間で値段が変わるのは認識していたけど少しの時間差でだいぶ変わっていた。
一瞬乗ることを渋ったけど仕方なくUberで行きました。

空港に着いてチェックインしてゲートでのんびりと待つ。
小腹が空いたので軽く何か入れたいなとあたりのお店を回るけどどこも行列ができている。

消去法が割と行列が少なかったお店でコーヒーとドーナツを買ったけど味は残念。うーん。

これで約7$(約1000円)

味にガッカリしつつも取り敢えずお腹を満たすために食す。
飛行機に搭乗して2時間ほどでオースティンに到着。20時くらいだったけど外はまだまだ明るい。

荷物を受け取って配車アプリの乗り場まで移動。初めての空港だと乗り場を探すのに地味に疲れる。

Uberを頼んでエアビーで予約していた一軒家に到着。空港から15分ほど。

Airbnbを初めて使ったけどとても綺麗な家でだった。
滞在に必要なものは全て揃っていた。

普通の一軒家
キッチンがとても充実

少し一息ついて取り敢えず最寄りのスーパーに行くことにした。このときで21時くらいになっていたのでさすがに辺りは暗くなっていた。

少し怖かったがちらほら普通に歩いてる人もいたので徒歩でスーパーまで向かう。

スーパーに入っていろいろと物色するがやはり全て高い。
とりあえず牛乳と大きなブドウ一房だけを購入。ブドウの値段を見間違えて3$くらいだと思ったら7ドルもしてびっくり。
確かに大きくて立派ですけど。

帰宅して晩御飯。
まず日本から持ってきていたペヤング。
普段はこういうインスタント系はほとんど食べないんですが、海外遠征のときに持っていきます。

さらに調味料としてマヨネーズも持ってきてたが何故かフタが少し空いていて中身が漏れていた。
振動で他の荷物に当たってズレたのか、それとも飛行機に乗った際の空気圧の関係かは分からないけど軽い惨事。

気を取り直してペヤングの調理。
お湯を沸かしてまず通常通りのペヤングを作ったら、さらに持参していたツナ缶を加えてその上からマヨネーズをかけて出来上がり。

ザ・料理のできない男のメシみたいな感じですが、海外で物価も高いので悪しからず。

アメリカの微妙なメシに比べたら大変満足
シリアルは便利

これだけだと物足りないのでさらに持参していたコーンフレークに先程購入した牛乳をかけて軽いデザート?にする。
こういう時にシリアルは便利。
牛乳は普通に美味しかったから良かった。

食後はゆっくりしてシャワーを浴びて就寝。

家の中はいわゆる?アメリカの家って感じだが、こういう家って心霊番組とかでよくポルターガイストが起こる部屋とかで紹介されてたから、もしかして勝手にイスとかが動き出すのかなと期待?してたけど特にそういうのは無し。

明日はBチームの昼クラスに参加する予定。

◾︎5日目(Bチームへ)

今日からBチームで練習予定。
12時のクラスから行く予定だったので起きてから時間に余裕があったので近く(といっても歩いて15分)のカフェで軽く朝ごはんを食べに行く。

BarleyBean

入店してメニューを見て悩んでいると先客のおじさんが頼んでいたタコスが美味しそうだったので同じものとカフェラテを頼みました。

カフェラテ
ラテとタコスで約14ドル(約2000円)

今まで食べたアメリカの食事で一番美味しかった。ラテも割と美味しかったので満足。だけど割と量があったので朝食としてはちょっと多かったかも。また行きたい。

今振り返ると朝食で2000円て高いよなって思うけど感覚がズレてきてアメリカの価格に慣れてき始めてる。

朝食を済ませたら近く(といっても割と歩く)にあるターゲット(アメリカで有名?スーパーマーケット)に寄って食料を購入。
ターゲットなら日用品・食料なんでも基本そろいます。

帰宅して休憩してから練習に出発。
家からBチームまでは歩いて20分弱の距離。
強烈な日差しの下の歩いて向かうので帽子とサングラスは必須。

夏のオースティンはあちち

少し迷いながらBチームに到着。
ちなみに同じ建物にはゴールドジムがあってハイサムも通っているよう。エニタイムなら入れたのにな。

メキシカングラウンドカラテはふざけ過ぎてると思う
隣のゴールド
入ってないけどめちゃ広そうに見えた

なんでメキシカングラウンドカラテかは以下を参照↓

ジムに入ったらハイサムの友達であることを伝える。そしたらこのQRコードを読み込んでwaiver(同意書)にサインしてと言われたのでカメラで読み込んでサインして手続き完了。

waiverという単語を初めて知る

更衣室の場所を教えられて入ろうとしたがドアに書いていたロゴが女性用🚺に見えたので一瞬立ち止まる。

ん?、と思ってロゴを注視する。

ニョキっと生えてる🚹🚺

絵がさあ。。。

ジェンダーニュートラル。
男女一緒の更衣室で黒いカーテンがかかった大きな試着室みたいなものが五つほどあるだけの簡素なものだった。
ロゴの絵が卑猥というか変態というか面白いというか新しいスタイル。

着替えてクラスの開始を待つ。
開始前で軽く20人以上は集まっていて遅れてくる人もいて最終的には40人近くにはなっていた。

クラスが開始、担当はニック・ロドリゲスさん。(以下ニクロドさん)

ウォーミングアップは一切なくいきなりテクニックの説明からスタート。
テクニックはバックからのエスケープを3段階に分けて説明。こないだの試合(UFC fight pass invitational)のEBIルールで使った動きだと。

説明を受けてからパートナーを組んで2回ずつ交代で打ち込みをしたのだが1つのテクニックで10分間くらい打ち込みをした。
正直いつまでやらされるんだと思ったけど郷に入れば郷に従え、パートナーのおじさん(ポール)と軽く談笑しながら打ち込みを続けました。

周りには集中力が切れて他のことをしてるペアもいたけど仕方ないかな。ニクロドさんも特に気にしてない。

打ち込みの途中の時間でハイサムがやってきて久しぶりの再開。久しぶりに会ったけどやっぱりデカくて綺麗なスタイルしてました。

テクニックの時間が終わったらポジションスパーリング。バックやマウントなどからポジションキープか極めるまで。

最初に余ってたらニクロドさん直々に指名されて僕がマウントからスタート。ある程度は抑え込めていたがさすがに逃げられる。
途中からだったので5分くらいやって終了。いきなりニクロドさんのマウント取るとは思わなかった。

その次はおそらく普通の会員さんと50/50からのスパーリング。足関節を極めるか逃げるかまで。
この人は普通レベルの方だったので終始自分が優勢のまま終了。しかしこの時点で汗ダクダクですっごい滑るよ。

ポジションスパーの後は普通のスパーリングタイム。これも10分(長い)。2本だけやって集中力切れて終了。

2本目にやったのがドリアン君というまだ17歳の少年なのだが全米レスリングの強豪らしくて普通に強かったです。柔術新聞さんのTwitterですでに存在は知っていた。

極められる心配はなかったが立ちレスはもちろん強いし何より17歳のスタミナは無尽蔵。パスガードの動きを止めることがなかったです。

今度コンバット柔術にも出るらしい17歳からバシバシしばき合うのか。アメリカン。

やたら気に入られてスパーお願いされた


クラス終了。シャワーを浴びてハイサムの車で家まで送ってもらって一休み。

久しぶりすぎる再会
俺ちっせ

一休みしてご飯を作ろうとスーパーで買ったステーキをフライパンで焼いてたらけっこうな煙が出てきたせいか火災報知器が鳴り始める(!?)

かなり焦ってどこかに切るスイッチがないかと色々と探してみたがそれらしきものは見つからない。
こういうのって自動で消防に連絡されて消防車来るパターン?を想像してかなり面倒くさい状況だっけど、もうどうしようもないかと諦めて取り敢えずドアを開けてしっかり換気して調理を続けました。
消防車来たら来たで仕方ないや。説明したら分かってくれるでしょう。ソーリーごめん。

食後はまた近くスーパーまで行って買い物、帰宅、風呂入って就寝。

◾︎6日目(猛者だらけ)

朝の6時半くらいに起床。睡眠は寝たり起きたりを繰り返したがまあまあ寝れた。

カロリーメイトとバナナで軽く朝食を済ませて朝8時のクラスに向かう。
7時45分くらいに着いたが僕が一番乗りだった。徐々に集まってきて10人くらいからスタート。

クラスの担当はハイサム。
片足タックル2種類とリバデラからの足関節とスイープ。
打ち込みのパートナーはドリアン君。歴は浅いはずなのに基本的にすぐ動きを覚えていました。

8時半くらいからポジションスパーリングでドリアン君とバックからのスパーリングを5分間交代しながら。

その後は6分間で普通のスパーリングを回す。久しぶりにハイサムとスパーリングをしましたがやっぱり強いね。

ニッキー・ライアンも来ていてスパーお願いするも疲れてるから次のクラスでやろうと断られたので普通の会員さんとスパーしていたが最後にやったニック(ニックていう名前多すぎ)という人がかなり強くて普通に極められた。

話を聞いたらやはりレスリングをやっててまだ紫帯らしく、練習でイーサン・クレリンスティを極めることもあるそう。
こういうレスリング出身の猛者が当たり前にいるのがアメリカですね。

強い、バキバキ、イケメン

9時半で朝クラスは終了。最終的には20人オーバーくらいで昼クラスに比べたら少なめ。

いったん家に戻って少し昼寝してから昼クラスに向かおうとおもったが間隔が短かったので30分くらい遅れて昼クラスに参加。
こっちの滞在中は特に怪我をしないように気をつけようと思っていたので無理はせず。

到着したら40人近くは集まっていた。
クラスに遅れても基本的に何かひとこと言う必要はなくサラッとポジションスパーリングから参加する。

スパーリングでは約束どおりニッキー・ライアンと組みました。当たり前だが強い。普通にマウントも取られてチョークを極められた。
背丈は僕とあまり変わらないが体の分厚さが違う。ニッキーは元々66kgに出ていたが完全に今は77kg仕様になっている。

ニッキー以外にもやったスタッフの人は優勢に進めることができたがバギーチョークの威力が強くて少し極まりかけた。
バギーチョークは僕はまだ練習でも試合でも極められたことはないがこれは油断したら極まるレベルの威力だった。
アジア人にはない四肢の長さの人が多いので、こういうトリッキーな技の持ち主も当たり前にいる。

そんな感じでしっかりスパーリングして本日の練習は終わり。海外での2部連はさすがにキツイね。

家に戻ったら夕方くらいからハイサムとご飯。

テキサスで有名なBBQのお店に行きました。
Terry Blacks BBQ
BBQといっても普通に注文してプレートにお肉やフードを置いてテーブルで食べるスタイル。
レジの横で肉切ってくれるのはワイルド。

Theアメリカンな味のお肉。

レジの横で肉切って渡してくれる
テキサスの人気店

家に戻ってから近くの日本食料品のお店に行こうと思ったが17時までの営業のようにすでに閉店。時間は19時くらいだったからまだ空いてるかなと思ったけど意外に閉まるの早い。また次回、一度行っていみたい。
こっちは夜の9時くらいまで割と明るいから時間の感覚がバグってくる。

帰宅。
持参したパスタとソースとこちらで購入したタマゴでゆで卵作って追加の夜ごはん。

栄養めちゃくちゃだけどタンパク源は確保

お風呂入って就寝。

◾︎7日目(懐かしいメンツ)


起床。割と寝れたので時差ボケが解消されてきた気がする。やはり順応するまでは最低1週間くらいは必要かな。

今日は朝クラスは出ずに昼と夜クラスに出る予定。午前中は家でゆっくりしてから昼クラスに参加。

ジムに到着してクラス開始を待っていたら米倉大貴(以下ダイキ)がやって来た。

ダイキは元CARPE DIEMスタッフで昔は一緒仕事と練習をやっていた。今はいろいろといろいろとあってイグルー所属。たまに試合会場で会っていたが久しぶりの再開だった。

元気そうだった。こちらに3週間ほど滞在するようだ。久しぶりに話しているとクラスが始まる。今日の昼の担当はニッキー・ライアン。そのままダイキとペアを組んで打ち込み。

テクニックはデラヒーバに対してのパスガードを2種類のみ。インサイドフックの足の掴み方が参考になった。ゴードン・ライアンが試合でよく使うパスの流れだった。
それぞれをまた10分間ずつくらい打ち込み(長いなあ。。。)

打ち込み後はスパーリング。ダイキとも久しぶりに組む。

スパーリングではイーサン・クレリンスティとも組んだ。イーサンはBチームの主要メンバーの1人でWNOの常連で柔術世界王者のファブリシオ・アンドレイにもRNCで勝利したことがある。

最初にいきなりタックルにスッと入られてバックを取られる。タックルの動きがとてもスムーズ。
その後も終始押されたがレスリングである程度対抗することができたかな。下から脇を差して起き上がるのがとても上手い。

その後も何人かとスパーリングして終了。合計で40分くらいはしたかな。疲労、マットは汗の海、ツルツル。

練習後はハイサムとダイキとで写真。
格闘技やっていれば世界のどこかで再開できるよ。

意外な場所で再会

マットの角っこにあった鉄棒で懸垂しようとしたけどアメリカ仕様で高すぎてギリギリ届かない。イーサンとかが優しく補助してくれでやっと届いた。

日本人には高すぎる


シャワーを浴びてハイサムと昼メシ。

ご飯や具材を好きなのを選んで食べるスタイル。ご飯を食べれるのは珍しいので、白米にチキン、レタス、トマト、チーズを乗せてタコライス風なものを作る。
味はかなりいい方。もう少し量が欲しいかな。

コーラつけて12-13$くらい。高くて不味いものが多かったので良心的に感じてきた。
ハイサムに家まで送ってもらって帰宅。
少しご飯が物足りなかったのでシリアルを少し食べて昼寝。
昼寝から夜クラスに参加しようと思っていたが予想以上に寝過ぎてしまい19:30くらいに起床。クラスは19:00-20:30。

今から急いで準備して遅れて行くことも可能だけど寝起きですぐ動けなくて諦める。
その後も二度寝して11時くらいまで寝てしまう。予想以上に疲れててまだ時差ボケ気味らしい。

二度寝から起きたらお風呂入ってまた就寝。
とにかく寝た寝た。

◾︎8日目

とにかくとにかく寝まくって起床。
トータル10時間以上は寝たかな。

軽くバナナとか食べて近くのカフェに向かう。月曜日に行ったのと同じBarleyBean。

道すがらリス発見

ここは安定して美味しい。
ラテと軽いフードを注文。12$くらい。

スペシャルラテを頼んだ

1時間くらいのんびりしながらこのnoteを書き進めて帰宅。

準備をして昼クラスに参加する。
今日の担当はダミアン・アンダーソン。主要メンバーの1人だ。

またダイキとペアを組んで打ち込みをする。
テクニックは相手のカラータイに対して腕を流して(slide byのように)脇を差して崩しからバックテイク。頭を相手の下に入れるのも重要。

足を入れて来た場合は外掛けかヤグラ投げのように相手を浮かせて投げる。
相手が内股をしてきたらドッグファイトの体勢から潜ってスイープ。
これらを10分ずつくらい打ち込み。

打ち込み後はまたポジションスパーからはじまる。この流れは決まってるようだ。

適当に組んだ人とまず10分間。
その後にダミアンにスパーをお願いする。

どうやら左膝の調子がよくないらしいので、ダミアンがディフェンスオンリーで自分がバックから攻めるのみの展開になった。

スパーを始めたが全くバックをキープすることが出来ない。ほとんど30秒以内に逃げられてしまう。

四の字とかクラッチを変えたり試行錯誤しながら進めて行くがどれもすぐ逃げられてしまう。腰をひねる動きが異常に強く全力でやっても全くキープできない。
10分間で10回以上は軽く逃げられて一本を極めるどころではなかった。
また印象的だったのはひとつひとつのエスケープにダミアンが決して手を抜くわけではなく全て全力(出してなかったかもしれないが)で逃げていたことだ。
10分間バックから逃げるだけって集中力が切れそうだけど全くそんなことはなかった。
凄いなと思いつつちょっとだけ凹みましたね。

そんな感じでダミアンとのスパーリングを終える。クラス後にさっきのバックエスケープについて質問して親切丁寧に答えてくれました。ありがとうございます。

以下は教えてもらったテクニックの自分用の備忘録
足を伸ばして腰を切る、足をキャッチして背中歩き、相手のリストを持ち替えて右手で下の足を抱えて回って逃げる

ダミアンの後は普通の(といっても身長190くらいありそうな)会員さんとスパーリング。すでにマットは汗だくだけどこちらの人は汗の海でも全くめげない気にしないノープロブレム。

いったん帰宅して昼メシでパスタを作った。
パスタも具材に目玉焼きを乗せて簡単男メシ。割と美味しかったよ。

昼食後は近くにある日本食料品店に初めて行ってみた。割と品揃え豊富で日本人の店員さんもいた。もちろん値段は高かったです。

もうすぐ帰国するしあえてこっちで高いものを買う必要ないので何も買わずにお店を出る。
途中にターゲットにまた寄って飲み物とか購入して帰宅。

少し休憩して夜の7時からのクラス。
7時クラスの前はwhite belt program (6時ー7時)があって15人くらいが参加していた。white belt といっても明らかに白帯じゃない人もいるから参加条件はアバウトなのかな。

7時になって通常のクラスがスタート。
担当はイーサン。

テクニックはパスガード。相手の足回しに対してスマッシュパスなどの対処。

アレックスというデカい人と組む。
打ち込み後はマウントからのスパーリング。10分間上下交代しながら。

その次はフルバックからのスパーリング。ペアの相手は特に強いわけではなかったが体格差はあるので小さい方の自分としてはある程度キツい。10分はやはり長すぎるなあ。

その後の普通のスパーリングで火曜日にやっためちゃ強い会員さんのニックともう一度スパーリング。
今回はパスとかスイープとか出来たがにしても強くてシンドい。まだ26歳らしい。体バキバキ。

クラス後に軽く話してインスタ教えてもらう。まだ無名だけど真面目に練習して試合でてたら確実に有名になる選手やな。イケメンやし。

途中のコンビニで巨大なコーラ買って帰宅。
日本にいるときはコーラそこまで飲まないです。アメリカなのでアメリカ式で。

晩ご飯はスーパーで買ったステーキと目玉焼きに日本からのレトルトご飯。十分美味しい。

お風呂入って就寝。

◾︎9日目(オールアメリカン)

金曜日
安定して睡眠を取れるようになってきた。

昼クラスから参加。担当はイーサン。
HQポジションからベリンボロでバック、ベリンボロを防いだら足を外してしっかりブリッジしてパス、

スパーリングを数本して終える。

帰宅してパスタとポークステーキで昼ごはん。こちらでの自炊にも慣れてきた。栄養がどうこうは置いておいて。

肉は豊富で美味しい

夜クラスにも参加。
よく知らない人が担当していてやたレスリングの動きを練習した。

相手のシングルを切ってからダックアンダーなどなど、3種類を10分間ずつ交互に打ち込み。
ある程度レスリングをかじってる自分でも10分間打ち込みし続けるのはシンドい。けどみんな黙々と(よくお喋りしてるが)打ち込みする。

Bteamは会員さんでも(上手い下手はあるが)レスリングもしっかりやろうとする人が多い。下からのレッスルアップ狙いも多い。

クラスとかでしっかり教えてるんだろうなと思う。日本の道場でこの量の打ち込みをさせたら皆んな嫌がるのは確実。おじさんたちには辛い。

確認したわけではないけど年齢層も日本よりは若そうなので単純に体力があるという理由もあるかな。

30分以上タックルをし続けてかなり集中力が削られる。その後のスパーリングは少なめで終了。

クラス終盤に担当のコーチがスパーリングしているのを見ていたら動きが完全にピュアレスリング出身の人の動きだった。
ハイクラッチの速さが尋常じゃない。

後でインスタ教えてもらったらやはりレスリング出身でBteamのレスリングコーチでオールアメリカンにも選ばれたらしい。
こういう人が常に教えてくれてるのはとてもいい環境。羨ましい。

UFCにオールアメリカンごろごろいるよね

晩ご飯は帰り道から少し寄り道したところにある「whataburger」というお店。
こちらに来て初めてのハンバーガー。

レジで注文しようとするとレジ前に1匹の犬がいて、その飼い主らしきおじさんと遊んでいた。
何してるんだと思ったけど特に害はなさそうやし店員さんも気にしてなさそうだったので普通に注文する。

おとなしいワンちゃんでした
まあハンバーガーってそんなに不味くはならないよね

おじさんは(おそらく)名物おじさんみたいな感じでした。危害を加える訳ではないけど店員さんには軽く注意されてました。
色んな人がいるアメリカ、これが多様性ってやつですか。

不思議な光景を見ながらハンバーガーを食べ終わって帰宅。
少し物足りなかったのでシリアルとバナナを食べてお風呂就寝。

◾︎10日目(最後の練習)


土曜日、今日はBteamでの練習最後の日。

5時くらいにトイレで一回起きてしまってそのまま寝付けずにスマホをいじりながら時間を潰していると突然スマホから不快なアラートが鳴り始める。

日本の地震アラートより不快で危険な感じの音で怖い。スマホに表示されたメッセージを見ると、どうやら11歳の黒人の女の子が誘拐されたらしい。

こっちでアラートよく聞くなあ
Twitterでも速報で流す

調べてみるとAmber Alert(アンバーアラート)と呼ぶらしく未成年者の誘拐や行方不明事件が発生したことを知らせるアラートらしい。

Amberというのは過去にあった誘拐事件の被害者の名前とAmerica’s Missing: Broadcast Emergency Response のダブルミーニングらしい。

子供の場合は誘拐されてレ◯プされて殺害、遺体で発見という最悪のケースもあり得るので初動のスピードがとても大事らしい。

アメリカでは子供への性犯罪に対して厳しいとよく聞くがアラートで知らせるくらい深刻な社会問題なんでしょう。

そんな感じでアメリカ怖いなあと思いつつ軽い朝食を済ませて朝クラスに向かう。

土曜日は午前10時からのクラスのみ。
9:45くらいに到着したら自分が一番乗りだった。受け付けの人は来てたけど。

皆んな華金でパーティーしちゃったから土曜日少ないのかなって一瞬思ったけど直前でゾロゾロ集まってきて普段通りの人数でクラスが始まる。

担当はダミアン。
シッティングの相手を寝かせて、トレアナ的な動きからハイステップでパス。膝を外に向けて50を防ぐ。50入られたらお尻を落としながら50外して右手で腰をカップ左手はマットにしてベリンボロでバック。

テクニックは相手のリアクションに対して3段階に分けて説明することが多い印象。

スパーリングは3本。
昨日の夜クラスのレスリングコーチ、ジョセフ、もう1人は名前忘れる。

レスリングコーチのハイクラッチが早い。さらに大内刈りも上手。
ジョセフは初めて組んだが当たり前に強い。細そうに見えてけっこう分厚い感じ。

これでBteamでの練習は終わり。
主要メンバーとはほぼ練習できたのはよかった。

練習後に手足に軽い切り傷ができていることに気付いたけど、海外はここから変な感染症とかが怖い。
基本的にクラス後は受け付けのスタッフの人が必ず掃除をしていました。

落ち葉とかを吹き飛ばす送風機?のようなもので汗だまりをならして消毒液をスプレーして最後にモップで拭く。
ジムは比較的清潔でした。

ただ一回のクラスで汗の量が尋常ではないし万が一のことを考えると上下を長袖ラッシュとロングスパッツで傷口をカバーするのがよさそうです。

ハイサムに最後の挨拶してジムを出る。
この猛者だらけの環境で練習してたら強くなるわな。
ちなみにハイサムの次戦はWNOでのフィリペ・ペナ。

🔥🔥🔥

少し寄り道して近くのスーパーによって冷凍食品などを購入。けっこう品揃えよかったのでもっと早く行けばよかった。
ただこのスーパーで最近発砲事件があったらしい。普通にそんな話があるんですね。
Bteamがあるエリアもあまり治安はよくないらしい。

ホームレスさんたちのたまり場の高架下

ハイサムの車を襲ったのもホームレスらしい。

帰宅してさっき買った冷凍食品をチンして、ついでに目玉焼きも作って昼ごはん。

ハンバーグとコロネ?は美味しかったがテリヤキご飯は微妙でした。
やっぱりお米系はクオリティ微妙ですね。

まあまあ

それなりにタンパク質は取れているはず
昼ごはんを済ませたら近くのカフェに向かう。せっかく機会なので異国のカフェを楽しみたい。

ショップが集まっているエリアにあった
KerbeyLaneCafe
カフェというか普通のファミレスみたいでした。nitro cold brew を注文。

黒ビールのような水出しアイスコーヒーで、以前に狛江市で行われたコーヒーのフェスで一度飲んだことあった。
味はまあまあ。日本で飲んだやつの方が美味しかったけど日本で出してるお店はあまり知らない。

クリーミーな泡を楽しむ


1時間くらいnoteを書きながら時間を潰す。
ちょくちょくナイスガイ風の店員さんが話しかけてきてくれて珍しく愛想がいい店員さんでした。

帰宅して就寝。

◾︎11日目(Austin Summer Nogi)


起床。
試合は13時過ぎだったのでのんびりと過ごしながら起きる。
会場まではUberで30分くらい。

ご飯はシリアルとバナナ2本のみ。
余裕を持って到着したかったのでUberを11時すぎくらいの時間に予約して会場に向かう。

試合会場は道着の方の試合も行われていたので多くの人で賑わっていた。キッズも多かった。

盛り上がっていた

着替えて軽くストレッチやコンプレフロスをしながら試合まで待つ。
リラックスはできてるが正直この時は緊張感をあまり感じなかった。
2週続けての試合のせいか分からないが、今振り返るとちょっと緊張が足らなかったように思える。

初戦の相手はグレイシーバッハのBruno Matias。ノーギワールドで入場もしてる強豪。リーチがとにかくある選手。

結果はバックからチョークで一本負け。
相手の上手さにやられた。また自分の反応も悪かった。

エントリーは4人だけだったので負けの銅メダル。負けメダルもらうのは辛いですね。

IBJJFは階級の3位以内のみが無差別にエントリー可能。
メダルをもらったら無差別へのエントリーを済ませてしばらく待機する。

無差別が始まる。
自分が第一試合になって相手はウルトラヘビーの選手。
スピードで上回りたかったが捕まってしまってポジションを取られまくって大量ポイントで負け。ひたすら抑えられて酷い試合だった。

試合後は無差別の試合を少し観戦してから会場を後にする。
これにて今回の遠征の試合は終了。なかなか厳しい試合だったけどある程度覚悟していた部分はあるし勉強にもなった。

帰りは家に直で向かうのではなくIn-n-out burgerに寄ってご飯。

10ドルちょっと(約1400円)

美味しいと聞いていたお店。
ハンバーガーは確かに美味しい。
UFCの平良選手のお気に入りらしい。

食事を済ませたら徒歩で家に戻る。
家のドアの開錠は4桁のコードを入力する必要があるのだが何度入力しても鍵が開かない。今朝鍵を閉める時まで大丈夫だったのに。おそらくホストの人が設定を間違えてたのかな。

自分ではどうしようもないのでエアビーのアプリからホストにメッセージして返信を待つ。それまでの間近くのカフェandバーに寄って久しぶりにお酒をいただく。

店員さんのおすすめ。6ドルくらい。

お酒を飲みながら時間を潰してる間にホストから返信があってもう大丈夫そう。
家に戻ってコードを入力して無事開錠。
ようやく帰宅。

試合は微妙な結果だったが全てから解放されて安堵する。長かった遠征もこれで終わり。
日本に帰れることにホッとした。

◾︎感想

今回のアメリカ遠征はおよそ3年半ぶりだった。前回はコロナ前で今回はだいぶコロナが落ち着いての遠征。

試合結果は厳しいものになったが今回はじめて長期の(といっても2週間ほどだが)滞在になってBteamで練習できたことは非常にいい経験になった。

今回の練習に急に強くなったわけはないが、世界のトップ選手とはどれぐらい差があるかが認識できた。それを理解した上で自分の立ち位置を決めなければならない。

と同時に2週続けての試合やUFCの生観戦でこちらでの柔術、グラップリング、MMAなどの格闘技のカルチャーの強さを肌で感じるとともに日本とのどうしようもない差も感じた。

巨大な資本力とスポーツの文化としての強さを持つアメリカには、全体の強さとして日本が勝つことはほぼ無理だと思う。
もちろん個人で突き抜けて結果を出す選手はいるが全体的な比較をしたら話にならない。

RIZINの榊原CEOがUFCと同じことをしても駄目という意味がよくわかる。日本は日本としての強みを活かすのが生きる道なのだと。

最近発表されたクインテットも純粋な競技からいったら異質なもので批判的な意見もチラホラ聞くけど、逆に本流とは違う魅力があってそれが好きなファンも確実にいる。

範馬勇次郎の言葉を借りて言えば
「競うな 持ち味をイカせっっ」
と言った感じです。

最後の感想が勇次郎てどうなん

ということで最後までお読みいただきありがとうございました。
次の試合はQUINTETかな。賛否両論、感嘆、批判、誹謗中傷なんでもありで上等なので皆さんで盛り上げてくださいね。

ではまた。

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