見出し画像

#2 中小企業診断士としての生い立ち②番外編 海外を選んだ理由

こんにちは。noteを始めて約1ヶ月ほど経ちました。
想像よりもたくさんの方々に読んで頂けて驚いています。中小企業診断士や受験生以外の方にも反応を頂く機会が多いのもとても嬉しいです。

さて、私はこれまでも触れてきた通り、中小企業診断士として“海外“で活動することを目指しています。
経営コンサルタントの“国家“資格である中小企業診断士なのになぜ海外?って思われるかもしれません。
自己紹介の続きみたいな話ですが、今回は「進路に海外を選ぶまでのきっかけ」を書いてみたいと思います。学生や進路に悩んでいる人、特に「こんなちっぽけな理由でこの夢を目指してもいいのかな?」と思っている人に届いて、一歩進む勇気になったらとても嬉しいです。

まず、私が海外を目指したきっかけは、大きく2つあります。

①高校生の時、英会話の成績と英検2級を取れなかったことが原因で行きたい大学の学部に進めなかった

②20のときにドルトムントで活躍する香川真司選手に衝撃を受けた

私は高校が大学の附属高校で、高校三年間の成績で総ポイントが高い順に好きな学部を選ぶことができました。当時の私は英語自体には特に苦手意識はなかったのですが、リスニングとスピーキングが大っ嫌いでした。生まれてから日本で育っているのに、英語をその場で聴いて理解して話をするなんて帰国子女にしか不可能だと思っていたんです。

その中でもとりわけ苦手だったのが、外国人の先生とお話をする英会話(オーラルコミュニケーション、通称OC)。160数名の学年全体で常に最下位でした。
英検に関しても筆記試験は合格できても、最後の面接試験が何度受験してもパスできませんでした。
今振り返ると、「英語なんて話す気はありませんよ」とでも言わんばかりに開き直っていたので、当然なんですけどね。。笑 そんな自分が今は海外で外国の方と仕事をしているのですから、人生は本当に何が起きるかわかりません。

他の科目はまずまずの成績だったので、希望通りの学部に行けると思っていたのですが、3年時の面談で「きたむら君はOCの成績と英検2級不合格であまりにも多くのポイントを落としちゃったから、総合政策(当時の第一希望)にはいけないよ」と宣告を受けることになります。そう、英語のせいで進路を閉ざされてしまったのです。

その時思ったのは、「この悔しさは忘れない・・」を通り越して、「どこかで英語に借りを返してやる!」という感情でした。当時はそこまで深く考えていませんでしたが、得意な分野で生きていくよりも、苦手なものを克服して戦ってみたい、という気持ちが芽生えた記憶がうっすら残っています。

そんな散々な気持ちで進んだ大学で二つ目のきっかけが訪れます。
高校の時にあれだけ悔しい思いを味わったにも関わらず、大学に入ってから2年くらいは、遊び呆けて夢も何もありませんでした。親が公務員だったこともあり、安定して転勤も少ない公務員になろうと思っていました。

流れるままに公務員試験の講座を受け始めた矢先、「香川真司選手がドイツのドルトムントというチームで活躍している」というニュースを目にします。今でこそガンバ大阪のサポーターでサッカー観戦が趣味の私ですが、当時はサッカーには全く興味がありませんでした。むしろ野球の方が面白いと思っていたくらいなのですが、同年代が地球の裏側(言い過ぎ?)で活躍している姿が文字通り、衝撃だったんです。同時に、自分の中で「これだ!」とピンときてしまったんです。この感覚は今でもはっきり覚えていて、ここで初めて自分は海外(ドイツ)で働くということを本格的に目指すことになります。
その後、(入金したばっかりの)公務員講座をスパッと辞めて、アメリカのLAで1ヶ月のショートステイ(語学学校とインターン)に飛び出して行きました。ちなみに、ドイツではなくLAを選んだのは、ドイツは最終地点だから簡単に行ってはいけないと思ったためです。

上記のほか、当時は親や友人に「将来はドイツで働く」と根拠もなく、声高に宣言していたわけですが、今振り返れば、若気の至りどころか狂気すら感じます。笑
特に今、2人の子の親になって思うのは、親には本当に心配かけたなあと心から反省します。。 ただ、目標を宣言するのは(特に若いうちは)大事だとも思っていて、UVERworldのTAKUYA♾️さんも、「口にも出せないような夢は叶わない」と言ってましたが、これは本当にその通りだと思います。

当時は、周囲はもちろん、自分でもこんなくだらないきっかけで目指して大丈夫なのか・・?と内心思っていましたが、宣言するということはある意味退路を断つことでもあるので、結果的には良かったのかなと思ったりもします。

そんなこんなで学生時代の本当にひょんな原体験をきっかけに海外を目指して社会人になり、ここでも色々な経験(これは1個前の投稿をご覧ください↓)をして中小企業診断士になり、今は海外×中小企業診断士が新しい目標を目指して日々奮闘している毎日です。

細かいところは端折って書いたつもりですが、それでも結構な長文になってしまいました。。
中小企業診断士に興味を持ってくれて読んでくれた方にはあまり面白くない内容だったかもしれませんが、これから中小企業診断士としての海外奮闘記を綴っていく上での原点ということで書かせていただきました。

それではまた!






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?