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delyでエンジニアインターン&正社員として1年間過ごしたら濃密過ぎて別人になった

こんにちは!4月にエンジニアとしてdelyに入社したばかりのたけしです!

正社員になったのは今年の4月からなのですが、実は去年の5月から内定者インターンとして働いていたので丸々1年程在籍をしています。
今回はそもそもどういった経緯で今に至ったのかに加えて、delyで1年間働いた感想を出来るだけ詳細に伝えていけたらと思います!

この記事を届けたい人

・インターンシップを通して学生時代から力をつけていきたい
・就職活動の情報収集がしたい
・新卒として働くイメージ感を具体的に掴みたい

バックグラウンドは全く人それぞれだと思いますが、少しでもキャリアに興味を持っている方々の参考になれれば嬉しいです。

自己紹介

まずは少し自分について説明をさせてください。

改めまして、長野県生まれ千葉県育ち東京都在住のたけしです。今でこそエンジニアなんですが、7歳から18歳までずっと野球をしていて、大学も国際系学部ということで正直プログラミングとは無縁の人生を送っていました。

大学初期は漠然と「英語を使って仕事したいな〜」と考えてたのですが、たまたま大学2年生の後期に留学へ行ったことが転機となって「英語圏であろうと自分の武器と言える専門性が大事なのではないか?」とぼやっと考えました。

 (留学時代、ちゃんとウィル・スミスとタッチしました笑)

当時(2018-19年頃?)はなぜか「個人の時代」、「スキルの時代」という言葉が飛び交っており、少し意識を高くしてリサーチしてみると簡単に、動画編集だったりプログラミングといったワードに行き当たりました。

とりあえずやってみようと思いプログラミングに触れはじめ、インターンにも複数社参加した後、現在エンジニアとして働いています。


就職活動について

実はビジネス職のいわゆるジェネラリスト的なポジションを考えていた時期がありました。

大学3年生の時にエンジニアやウェブサイト運営などのインターンなどを行った上で、当時僕はより小さい企業でより裁量と責任を持ってガンガン働いていきたい、ゆくゆくは起業していきたいと思いました。

ですので、当時は職種もエンジニアではなくて、ジェネラリストとしての就職を考えていました。(エンジニアと協力して進めていく立場の方がいいかな?と思っていたのです)

しかし実際には、インターンとして働く中で、自分の興味関心はエンジニアの方にあって、そちらの方がより前向き且つ幸せに働けるということに気づきました。そこからは企業が求めるレベルと自身のレベルの差を埋めるべく、1年間休学を決意します。

色々あったんですが、このあたりから「稼ぐだけじゃなくて、自分が腹落ちした状態で誰かに貢献していくことの方が大事じゃないか?」と思うようになりました。

ただ自分だけが稼いだりいい思いをしていることは虚しく、ダサいという価値観がここで醸成され、他者貢献と自己実現の両立がかっこいいという、一つの軸が形成されたように思います。

休学期間で考えていたこと

休学した1年間のこれまでの経験を踏まえて、当時22歳の僕が本当は何になりたいかを冷静に考えました。結果は「実力で十分な他者貢献が可能且つ、日本だけに留まらない人材になること」でした。随分抽象的になったのですが、ここには自分なりにエッセンスが詰まっているので解説させてください(笑)。

自他共に充実させること

前半の「実力で十分な他者貢献が可能」というのは、自分起点で誰かに良い影響を与えられることが最終的には一番自分も幸せになるだろうなという思考です。環境に依存した状態は組織側としても個人側としても不健全だと思うので、自立した存在になろうというのが目的です。

グローバル人材って健全

後半部分の「日本だけに留まらない人材になること」には、せっかく生まれたんだから日本だけにいたらもったいないという価値観が根底にあるのと、日本の環境にも依存しないでいられる状態って健全だなという考えがあります。

これらに加えてかつて考えていた「専門性」という言葉が後押しをしてソフトウェアエンジニアという選択肢がより腹落ちした状態になりました。

休学をして同学年だった人たちから遅れることにはなるのですが、当時は自分なりに経験して考えた後だったので納得感が150%になり決して無駄ではなかったと思っています。

こうしてエンジニアとして就職活動をしていく中でdelyに出会いました。


delyになぜ入社したか

delyに入社した理由は端的に言うと「あらゆる要素を含めて一番ワクワクしたから」です。その3つの理由をまとめてみました。

1.CEO堀江さんのカリスマ性
2.delyのバリュー「Trade On」ってめっちゃ良い
3.グローバル志向

CEO堀江さんのカリスマ性

まず選考以前に、delyについて調べている時にCEOの堀江さんがTwitter上で発信しているのをよく見たのですが、現状の状態に囚われずガンガン挑戦し、メンバーの挑戦も促進する堀江さんの考え方がクリティカルヒットしました。

delyのバリューTrade Onってめっちゃ良い

堀江さんの思考に加えて、delyのバリューも僕の過去の経験を踏まえて同じくクリティカルヒットでした。特に僕が好きだったのは「Trade On」というバリューです。意思決定の際にどちらか一方が不利になるような短期的決定はしないという考え方は、SDGsなどの世界的に重要視されている持続可能性という面が色濃く反映されていて、自分が自信を持って仕事に取り組めるなと思いました。

Culture Deckにこんなふうに明記されてます!
短期的な意思決定をしないというところが特に好きです!

グローバル志向

それに加えて、delyはグローバル化を進めている企業であるため元々海外に志向が向いていた自分にとってはとても魅力的に感じました。(グローバル化については、実際にdelyで働き始めてから外国籍のメンバーがかなり増え始めているので採用力の強さもヒシヒシと感じています。)

↑グローバル化の参考記事

ユニークな選考のなかで感じたこと

そこから選考に入ったのですが、選考過程の入り口はとてもユニークで「就活」っぽくない形でした。当時は暗号文を読み解いて現れたURLにアクセスするとESの要項が見れる形式で、暗号文という性質上ほぼ遊び感覚でリラックスして取り組めたのを覚えています。
(こんな感じ↓)

二次面接まで進むと実際のプロダクトについての課題が共有され、それに対して施策を考えて発表する形式で面接が行われました。当時は技術そのものを確認される面接(面接官の前でコーディングをするなど)が当たり前だと思っていたので、プロダクトに対してどう技術的にアプローチをするかという観点での面接は、僕の中でエンジニアとしてのあるべき姿を醸成するきっかけになりました。

特に印象的だった選考中の学び

人それぞれ志向が違うのであくまで僕の現時点での考えですが、技術起点でプロダクトを考えることは必ずしも正しいアプローチではないと考えています。

まずはユーザーとニーズが存在し、そこに技術を含めたアプローチで解決する役割を持つのがプロダクトだと思います。つまりユーザーのニーズを解決するための手段が技術的アプローチであって、技術は目的にはなりえないと考えられます。
ニーズに対して、行き過ぎた技術で実装することは時には人的コストだったり、運用コストを膨らませるきっかけになりサービス運営を圧迫しかねません。もう当たり前のように言われていることだと思うのですが、当時僕は面接の中でこういった思想がdelyは他社に比べて浸透しているなと感じました。この面接がきっかけで要件を超えるエンジニアである必要はなく、要件を満たせるエンジニアであることが大事なんだなと考えるようになりました。

シンプルにdelyのエンジニアは「すごくて尊敬できる」

ありがたいことに最終面接まで進むことが出来て、現在クラシルのプロダクト開発を担当している坪田さん(https://twitter.com/tsubotax)と面接をした後に3週間のインターンをすることになりました。(これは後から坪田さんに直接聞いたことですが、実務で見ないと不安だったそうです。落ちなくてよかった(真顔))

そこから3週間、delyのCTOである井上さんとマンツーマンでインターンを始めました。インターンでの課題は「プロダクトを開発する上で課題になっていた点をリサーチして、技術的な解決案」を出すことでした。

エンジニアの経験が少しはあったとはいえ、現場レベルの課題は自分が今まで見ていたものとは全く違って圧倒されたのを覚えています。今思えば井上さんに意味が分からない質問をしていたかもしれないのですが、井上さんはそんなことにもきちんと答えてくれてとても助かりました。

よく言う「魚をあげるのではなく、釣り方を教える」に近いコミュニケーションだったことを当時強く感じました。(強強エンジニアとしてのあるべき姿が自分の中で固まっていったのはここらへんです)

↑当時の課題
※インターン、選考に関する情報は当時のもので年度によって内容が変わる可能性があります

3週間でなんとか解決案を2つくらい作ることが出来て、無事に内定を頂くことができました。この時点でdelyのバリューが社員レベルまでちゃんと浸透していることは認識していたし、自分が尊敬できる人が社内にいることが分かっていたので内定承諾の意思決定はしていました。右往左往した就職活動でしたが、最終的に自分にとって最適と思える会社に入ることが出来てとてもよかったです。


現在の仕事とその面白さ

僕が今感じている面白さはこんな感じです

・組織として重要なフェーズにいることによって生じがちなユーザー体験の歪みを生まない試み
・クラシルドメインの中で対応する範囲が広いことによる技術的刺激

現在、クラシルでは「クラシルショート」や「レシピカード」といった、ユーザー投稿型の機能を開発しています。会社としてとても重要な時期であって、大きな挑戦の中にいると思います。

その中で僕はクラシルのプロダクト開発本部で、Basic Squadに属しています。
Squad制についての参考記事↓

変化の時期に既存ユーザーさんの体験を崩さないことだったり、他のSquadではカバーしきれない業務を担当しています。

Trade Onを実現する

今の挑戦の中で直面することはやはり、イノベーションのジレンマです。より具体的にはクラシルの既存ユーザーさんが感じるクラシルの価値が、変更を加えることによって損なわれるかもしれないといったことです。

この点については、開発時にメンバーもマネージャーも役員陣も関係なく全員が相当意識しているように思います。バリューにもあるように常に「Trade On」の意思決定をするために、どうしたら既存のユーザー体験を損なわずに移行出来るのかといった意識を強く感じています。

幅広い技術のキャッチアップ

個人レベルでチャレンジングかつ面白く感じている点は、現在のSquadの性質上より広い守備範囲が要求され、エンジニアとしてまだまだ発展途上である僕はキャッチアップしていくことが常に求められることです。

クラシルリポジトリのコード知識だけではなく、AWSなどの外部リソースへの知見も求められる為、領域の解像度を高くするようにしています。最近だとそもそもどうやってプログラムが動いているかなどを理解するために、OS周りのことを書籍購入制度を使って勉強しています。

新卒バディ制度

この過程は僕にとって大体10%のプレッシャーと90%の面白さで構成されているんですが、それも一重にバディの存在が大きいです。

今年の新卒から業務レベルのサポートをするバディという制度がついたのですが、そのバディの方と頻繁に技術的な相談をするようにしています。キャッチアップが常に必要とされる中でどうやって、何が実際に必要な知識なのかといった学習領域の選定だったり、実際に実装してみて分からない点は聞くなど、ほぼ一緒に開発をしているような感じです。プロダクト開発で求められることをより深ぼって学習していくことで、インプットとアウトプットを同時に行えることで内定をもらった時の自分とは見違える程の成長が出来ているかなと思います。

何百万人に使って貰えるサービスの開発

プロダクトをアップデートしていきつつ、それを支える為に必要な技術力を身に着けていく過程は、自分が今までの学生生活では感じたことのない充実感を感じると共に、責任感も感じるとてもエキサイティングな日々です。

その中でも個人的に自分が一番面白いなと感じたエピソードはレシピカードについてです。クラシルにはショートとレシピカードというフォーマットがユーザー投稿用に設けられているのですが、このレシピカード機能のサーバー側は内定者インターン時代の僕がメインになって作成しました。(勿論、バディの方などのサポートありきです!)

従来の動画レシピではなく画像にも対応したフォーマット

一番最初に開発をしたのが2021年の冬くらいだったのですが、それが今になっては何十万人、それ以上といった単位のユーザーさんに使用していただき、開発でも当たり前に扱われるようになっています。このようなことはなかなか経験出来ないことだと思います。勿論、逆を言えば、ミスを起こした場合何十万、何百万といったユーザーさんに迷惑をかけてしまうことになるので、その責任と楽しさの間で常にイキイキと業務に励んでいます

delyで働く事に向いている人

忖度しない人

内定者インターンを含めて1年以上働いた僕が今になって思う、delyで働くことに向いている人は「忖度をしない人」だと思います。プロダクトに向き合う中で無駄な人間関係によって意思決定が歪むとか、そういったことが起きないために素直に自分の意見を言える人は信頼を得るのかなと感じています。

自分の意見を言える人

分からないことは分からないと言って、おかしいと思ったところは指摘することがプロダクトを作っていく過程の中では健全だと思うので、勿論言い方には配慮が必要ですが、良い意味で空気を読まずに自分の意見を伝えられる人がdelyに向いていそうだなと思います。

最後に一言

ここまで長々と書いてしまいましたが、僕自身もまだまだ伸び代しかないひよっこです。そんな僕にも周りのメンバーはめちゃくちゃ気さくで、人間関係にストレスを感じたことがないくらい良い仕事環境だと個人的には感じています。こういった環境で素直にプロダクトに向き合える会社というのは稀有だと思うし、何より働いていて気持ちがいいです!そんな良い循環が広がっている会社かなと僕は思います。

以上でこのnoteは終わりますが、興味を持った方がいれば選考に応募してみてください!選考プロセスもきっと楽しいと思います(笑)。

あ、もしこのnoteを見た後に僕に会う機会があれば「note見た」って教えて下さい〜!感想を知りたいです!

ということで、今年新卒エンジニアの僕から見たdelyでした。長々と読んで頂いてありがとうございました!!!


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