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【感想】カフェテリアHQのPIVOT動画を見て

https://youtu.be/nve32BVfAb4?si=Gg5q8yQlQpdDFNfj

ポイントは以下3点。

①福利厚生は必要か?(経営)

②従業員にとって良いか? 

③旧対新の構図は本当か?

一つ目、経営の観点で福利厚生は必要か?この点については
明確に回答がされていない。
佐々木さんの何で会社はこんなものに補助するのか?という問いに
正確には答えていない。

本来は不要という回答が正しい。
ただ背景として終身雇用を前提として、入社してから退職まで
衣食住を会社がサポートする(住宅補助、食事補助、家族補助、財形、
共済、介護)名残であったり、給与で差別化をできない企業が採用の
PRとして福利厚生を充実させる、その先にはリテンション効果を狙う
というものがある。

結論は給与が高く、働きがいと働きやすさの両輪がうまく回っていれば
不要である。自律型人間を多く輩出すれば特にいらない。

だから、HQの導入が回答にはならない。

二つ目、従業員にとって良いのか?
カフェテリアプランは会社が決めたメニューの中から好きなものを選んで
利用することができる制度のことを指す。
AIが自分が利用したいものを示唆してくれるのは一見良く見えるが、
例えば動画の中で示されていたルンバだが、ルンバではなく別のメーカー
を購入したい、ビックカメラのポイントを貯めているからビックカメラで
購入したいなどのケースにはどのように対応できるのだろうか?

また、娯楽が悪のような見せ方になっていたが、仕事が忙しい中で
家族サービスができていなかったが、土日は家族で映画を見に行く、
遊園地に行く、結果リフレッシュして月曜日から仕事を頑張ることが
できる。このようなシーンはないだろうか?

三つ目、旧対新の構図は本当か?
動画の中では100数ページのマニュアルの中から利用したいものを選んで
とあったが、実態としてはこのような企業は数少ない。
領収書を張り付けてとあったが、実態はペーパレスでの申請ができるように
なっている。
ストーリーとしては理解できるが誇張がある。

なぜ変わってこなかったのか?一つには労組の影響が大きい。
会社は健康経営に沿って健康だけのメニュー構成にすることはできる。
ただし、カフェテリアプランは労使間での協議事項になることが多い。
そのため、従業員にとっては使いやすいメニューがあった方が良い。

今までの福利厚生がコストで、HQが投資というのはここにも
誇張がある。企業の背景があるのだ。

福利厚生の業界は大きく変わってことなかったのは事実であるが、
逆に変わる必要がなかったとも言える。

どのように福利厚生が変化していくのかは見て行きたい。

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