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Googleの研究結果「心理的安全性」とは何か?チームが加速するための環境作り

心理的安全性とは、ハーバード大学で組織行動学を研究するエドモンドソン教授が提唱した概念で、下記のように定義されています✨

チームにおいて、他のメンバーが自分が発言することを恥じたり、拒絶したり、罰をあたえるようなことをしないという確信を持っている状態であり、チームは対人リスクをとるのに安全な場所であるとの信念が、メンバー間で共有された状態

心理的安全性が注目されるようになったのは、Google社が2012年から4年間かけて生産性の向上のために行った「プロジェクト・アリストテレス(Project Aristotle)」というプロジェクトがきっかけです。

このプロジェクトの研究結果として「心理的安全性がチームの生産性を高める重要な要素である」と結論付けたことで心理的安全性(サイコロジカル・セーフティー)という言葉が世界中に知れ渡ることになりました😲😲😲


「心理的安全性」がチームにもたらす3つのメリット

①チームメンバーのパフォーマンス向上

心理的安全性が高まると、チームメンバーがフロー状態になります。フロー状態とは、心理学用語で夢中になる、のめり込んでいるという精神状態を言います。

メンバー全員が安心していながら集中して仕事に取り組めるため、仕事の生産性が高くなります。また、何かにのめり込むとドーパミンの分泌量が増え、仕事へのストレスも緩和されます。

②イノベーションや改善の推進

チームに心理的安全性があることで、マネジメント層でなくても各自が、現状をより良くしていこうという前向きなマインドに変化していきます。

新しい物事や困難なことに立ち向かいやすくなるため、イノベーションや改善が生まれやすい組織が出来上がるという。

一方、心理的安全性が低い組織は、「面倒がられるだけ」、「理解してもらえないから言っても無駄」といった状態に個々が陥りやすい。

③質の高い「エンプロイー・エクスペリエンス」の提供

「エンプロイー・エクスペリエンス」は、メンバーが仕事を通して得られる体験を指す。例えば、入社してから体験する社内制度やルール、退所までに経験する様々な出来事など。

心理的安全性が高ければ、メンバーがどのような体験によってモチベーションが上がるかマネジメント層や周囲のメンバーが考える傾向にある。

その結果、一人ひとりにとって仕事の原動力になるような最適な経験を提供しやすくなる。

まとめ

心理的安全性が高いチームは、各自が主体的な行動を取り、チーム内のアイデアを効果的に活用することができるようになります。

生産性の高いチーム、組織に共通するのは「心理的安全性」であると突き止めた、Googleの研究結果は大変興味深いですね🤔

理屈ではなく、心を通わせることが大きな成功につながるんだなと思います💡

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