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【パラダイムシフト】 フラガールに学ぶ、新たな職種の創造

2006年に公開された映画『フラガール』💃。大好きな映画の一つです📽
フラガールが誕生するまでのストーリーを描いた感動的な映画ですが、新たな時代の局面を迎えているという目線で観ると、勉強になることがたくさんあるなと思います。

フラガールとは

昭和40年(1965年)、大幅な規模縮小に追い込まれ危機的状況に陥った福島県いわき市の常磐炭鉱を舞台に、炭鉱で働く人々が職場を失う現実・苦悩に立ち向かい、町おこし事業としてを立ち上げた常磐ハワイアンセンター(現:スパリゾートハワイアンズ)の誕生から成功までを実話を元に描いたストーリーです。
出演者は、松雪泰子さん、豊川悦司さん、蒼井優さんといった、名俳優の演技が光る作品です。南海キャンディーズのしずちゃんも出演していて、この映画での蒼井優さんとしずちゃんの共演が、やまちゃんと蒼井優さんが結婚のきっかけになったそうです✨しずちゃんも映画の中で重要な役割をしています⭐️

当初は、ハワイアンセンター創設のドキュメンタリーとして、常磐炭鉱のモデルである常磐興産の社長に密着したプロジェクトX的な映画にする予定だったそうです。ところが、映画プロデューサーがフラダンスチームに惹かれていきフラガールを制作することに至ったそうです💃

フラガールのお勧めポイント✨

細かい話は抜きに、フラガールはとても面白い映画です。私のお勧めポイントは以下です❗️
①本格的なダンス✨
映画の題名はフラガールですが、フラダンスだけではなくタヒチアンダンスも登場します。華やかで思わず見入ってしまうダンスや、かっこいいダンスも登場してそれだけでも楽しめます。

②成長する姿✨
炭鉱の町でダンスもしたことがないような女性達が、練習を積んで立派なフラガールになっていく姿が描かれています。成長する姿を見るのってワクワクしますよね♫

③蒼井優さんがかわいい✨
映画序盤では冴えない服装をしていた蒼井優さん演じる紀美子ですが、エンディングでは、プロ顔負けのダンスに加えて弾ける笑顔と感極まって涙する姿に感動です。

④実話が元になっている✨
先に書いた通り、常磐ハワイアンセンター創設にまつわるストーリーです。
実話との相違点として、松雪泰子さん演じる主人公のフラダンス講師平山まどかと、蒼井優さん演じる紀美子のモデルとなる方は存在するものの、人物像については脚色されているようです。

フラガールに見る仕事の変革

フラガールの舞台は1965年の福島県いわき市。

石炭から石油へと、エネルギー革命が劇的に進んだ昭和30年代から40年代にかけて、全国の炭鉱が閉山の危機に瀕しました。常磐炭鉱でも規模縮小と大規模リストラが進み、労働組合が一致団結してもどうにもならない状況。

そんななか、常磐炭鉱が生き残りをかけて奇策ともいえる新規事業を立ち上げたのが、温泉を利用した常磐ハワイアンセンター(現・スパリゾートハワイアンズ)でした。

当初はハワイアンセンター創設のドキュメンタリーになるはずだったため、映画の中でも誇りをもって、命をかけて働いてきた炭鉱夫さんたちが、時代の流れを受け止められず、炭鉱から新規事業への事業転換に反対するシーンが描かれています。

また、映画の主役となったフラダンスチームですが、当時はまだダンサーという職業に対して偏見があった時代だったようで、フラダンスを「腰振り踊り」「ヘソ出し踊り」などとからかわれ、「人前で裸になって踊るなんて恥ずかしくてできない」と言われていたそうです🤔

時代の変革期には、次の時代を見れる一部の人間が行動し、徐々に当たり前にしてきました。時代を振り返ると、織田信長、坂本龍馬など変わり者と言われた人物が多かったように思いますが、その時代で先んじて行動していたために変わり者というイメージだけが語り継がれているだけかもしれまん。

職業の消滅と誕生

職業が消滅するとき、そこにあるのはやはり「新技術の登場」です。その職業のニーズが消滅したという場合もありますが、新たな技術によって誕生した機械の便利さや、手軽さによって人間の仕事が消えるということがおこってきました。

同じ仕事ができるのであれば、機械の方が病気になったり仕事に不平を述べることもないので、その方がいいということです🤖🤖🤖

昔はあったけど今は無くなった仕事として、蒸気機関車のかま焚き、活動弁士、電話交換手、時報係、街灯の点火係などがありますが、仕事の名前を聞いてもどんな仕事しているのか、想像できないですね…

新しい時代に移る時はいつの時代も、変化に順応する人と、変化に抵抗する人に別れます。フラガールの中でも、炭鉱が無くなっていくことがわかっていながら受け入れられず、ハワイアンセンター設立に反対する登場人物が描かれています。

現代も正に時代の転換期です。過去に縛られず、未来に期待して変化に順応していくことが求められているのではないかと思います😄

「一山一家」精神

常磐炭鉱には、「一山一家」という炭鉱に働く人間も家族もすべてが文字通りの運命共同体であるという考え方があったそうです。
何かに困っている人、悩んでいる人がいれば放っておかない。むしろ積極的にみんなで助け合って生きていこうという風土が、ごく自然にできあがっていったそうです。

ですので、最初はハワイアンセンターへの事業転換に反対だった炭鉱夫さんたちも、一度一致団結すると強力です✨
見事に常磐ハワイアンセンター(現・スパリゾートハワイアンズ)は立ち上がりました。
開業から45年後の平成23年には震災や原発被害による危機も、受け継がれた一山一家精神によって乗り越えながら、今でも人気の施設として営業しています。

https://www.hawaiians.co.jp/

・フラガールはもともと、炭鉱から観光への事業転換を描いたドキュメンタリー映画だった
・新しい仕事の誕生には必ずと言っていいほど、不理解や反対がつきものである
・事業内容は変われど、いつの時代も仲間との団結が不可欠

と、記事を書きながらまたフラガールが観たくなってしまいました…☺️

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